昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

1月3日ニュー・イヤー・オペラ・コンサート2015とウィーンのカフェ。

2015-01-04 04:07:13 | 日記

朝から何もしないで寝たり起きたり。
小人閑居して不善を成す、の典型。
もう夕闇の迫る午後3時、お節の残りと冷ご飯とビールで朝昼夜兼用の食事。
それから、またうとうと。
夜の7時になるころかーたんがごそごそやっているので、なにかと思ったら、『ニュー・イヤー・オペラコンサート2015』が始まるという。もうそんな時間か。
『ボリス・ゴドノフ』の合唱で幕を開けた今年のニューイヤー。新人や名前を聞いたことのない歌手の出演が目立つ。
ちょっとした今年の見せ場というか、ひねった点は鈴木雅明を呼んできてヘンデル『リナルド』を演奏したことか?この歌劇は、日本では通しで公演されることはほとんどないのだが、その中のアリアは単発でよく演奏会などで歌われる。チェンバロのバックで歌劇が演じられるのも異様だが、これもなにかの一興であろう。
森麻季は一時の激やせ状態から多少お肉がついたようだ。ソプラノも今が全盛期というところか?もともとオペラ出身ではないので気になっていたが進境著しい。逆に林ミッチャンはますますふくよかになったというか・・・あまりデブにならないように気を付けてほしい。 幸田浩子は大ソプラノになるには今一歩の精進が必要か?もう、そろそろコロラトゥーラは歌えない歳だろう。頑張らないと。福井敬さんは相変わらず衰えを見せないテナーの響きだ。
ところで藤村実穂子のニュー・イヤー出演が今年で最後になるということはどうしたことか?もう引退ということか?現在の実力でも日本随一のメゾ、というか日本一の女声歌手なのに惜しいことだ。
『椿姫』の『乾杯の歌』で大団円。
今年は木下美穂子が出演しなかった。どこかで公演でもあったのであろうか?気になるところだ。
ニュー・イヤーの後にやった、『ウィーンのカフェとお菓子』の番組が面白かった。
『カフェ・ツェントラル』や『ハヴェルカ』や『デーメル』が出てきたので懐かしい思いに浸った。特に『ハヴェルカ』はドロテア・ガッセの向かいのホテル『グラーベン』に滞在していたので毎日にように通った思い出深いカフェだ。ただ早い時間にばっかり言っていたので名物菓子ブフテルにはありつけなかったが・・・・
ニュー・イヤーを観終わってまたすぐ、ぐーすかと寝入ってしまった。

厄年もことなく三日は過ぎゆけり   素閑