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昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

キャロットタワーのちっちゃなちっちゃなウィーンフェア

2012-05-03 05:35:00 | 日記・エッセイ・コラム

連休後半の初日。何の気もなくかーたんと三軒茶屋に出かけた。商店街を見ていても、見慣れた風景と見慣れた品揃えなので、退屈してしまう。なんというか、三軒茶屋は、地元の土地持ちの旦那衆が道楽で店を続けているので、ほかの商店街に比べて、変化に乏しいということを聞いたことがある。土地持ちの商店主ということは家賃を気にしなくてもいいから、鷹揚な商売をしていけるということだ。しかし、そこは世知辛い今のご時勢、市場価格を無視した正礼のもとに鎮座ましましている商品は買い物客から見向きもされないということだ。しかし、三軒茶屋にも自由競争の波がひたひたと押し寄せていて、大分、街並みが変わった。大量仕入れ、薄利多売が可能なチェーン店が多くなったといってもよい。しかしトンカツの『しおじま』のような名店が失われるのはさびしい限りだ。茶沢通りを右に抜けてキャロットタワーに足を向ける。26階のスカイラウンジにエレベーターで昇って、摩天楼からの展望を楽しんで来ようという思惑だ。ところが、エレベーターホールにはウィーンのポスターが・・・ドイツ・オーストリア・ビア・フェスティバルというイベントをやっている。これは興味津々。しかし、26階に着いて納得。ウィーンというのは名ばかりの、小さなテーブルカウンターで、ドイツ・オーストリアのビールの展示・試飲・販売をやっているのだ。これは竜頭蛇尾というか羊頭狗肉というか・・・まぁ、世田谷区がウィーン一区と姉妹都市なので、こじつけたような名称のイベントまがいのことを考え出したというのが真相のようだ。しかし、ゲッサーやジップファーなどのオーストリア・ビールには興味があったので、出展社の『ツークシュピッツェ』の神長さんとは現地のビールの話などで盛り上がった。ついでに、ゲッサーを一杯。懐かしい味は美味かった。

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妻ともにそぞろ歩きや春行きぬ     素閑


有楽町で逢いましょう

2012-04-29 03:27:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、かーたんは練馬の光が丘公園で、ゴールデンウィーク・フェスティバルの歌のおねーさん(ばーさん?)として二期会のお仕事。いい歳をしてドイツ民族衣装に身を包み、あちゃら風の民謡を中心に公園の芝生に設けられたステージで歌ってきたということだ。ソプラノ二人とアコーディオンのアンサンブルで、本人は森三中がコンサートをしているみたいだったと言っていた。なかなか正直でよろしい。オカブは教会が終わってから、銀座の山野楽器でミヤザワ・フルートの無料調整会。今回の担当の人は、なかなか調整の名人らしく、調整の後では、楽器の鳴りがまったく別物のように見違えていた。かーたんにメールをすると、まだ光が丘の喫茶店で友達とお茶をしているということ。銀座で待っているから、出ておいでと言って、かーたんがやってくるまであちこちの店を冷やかして暇をつぶす。そして教文館の3階の椅子に座って待っていると、6時過ぎにかーたん登場。ついでに楽譜2冊お買い上げ。さて夕飯でも一緒に食べようということになったが、銀座の店は「銀座価格」でとても我々が出入りできるような、手ごろな店はない。有楽町まで行けば、手が届くくらいの店があるのではとJRのガード下をうろうろしていると、『だん家』といういかにもわがカップルには適当そうなビヤホールが見つかった。入る。なかは、飲めや歌えの談笑の高らかな声で雑然としていたが、こういう大衆的なところのほうがいいだろう。

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お通し。鶏皮のビネグレットにポテトサラダ。なかなか美味そうだ。

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生ビール。冷たく冷えている。

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田舎風パテ。フルサイズで680円、このボリューム!

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ジャーマン・ポテト。480円也。すごい分量。

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ソーセージ三種。バジル、ミュンヒェン、ヴァイス・・・・満足満足。

この店、味よし、値段よしでなかなかよろしい。気に入った。また来よう。今日は半日遊んだ。また銀座に戻って、銀座線で渋谷、井の頭線で下北沢に出て帰宅。

有楽町シャツ一枚で闊歩せり     素閑


イースター・コンサート

2012-04-08 06:34:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日はイースター。「イースター」とは純粋にはキリスト教の祭りで、十字架にかかって死んだキリストが三日目の日曜日によみがえったことを記念する。日本語では「復活祭」という。キリスト教の祭りだから教会では特別な礼拝がささげられる。特別な礼拝といっても、普段の礼拝に少し異なるプログラムが加わる程度なのだが、オカブが所属している教会はイースターに「永眠者記念礼拝」というのを併せてやってしまう。これは普通の教会では、いわゆるハロウィーンの時期、万霊節の時、10月の最終週にやるのが普通なのだが、零細教会の悲しさ、遺族の教会離れを防ぐために、イースターの時期に追悼会をやるという特別出血サービスをやってしまう。まあ、これはいいとしよう。オカブは奏楽隊でフルート担当。礼拝前奏にバッハの「イースター・オラトリオ」を吹いた。礼拝ののち昼から記念の愛餐会があり、なんだかんだで終わったのが午後の3時。

それからおっとり刀で三宿のギャラリー「まんまるの木」に駆けつける。かねてより知友のオージー、チャールズ主宰の「イースター・コンサート」があるからだ。ここにかーたんも出演。狭い会場に出演者や観客が50人ほども詰めかけただろうか?全部で7グループが出演した。

Photo_2 ガールズのオリジナル・ワーシップソングの熱唱に会場は盛り上がる。

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ローラのアコーディオン独奏には拍手喝采!

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トリをとったかーたんはヘンデルのオラトリオとプレイズソングを一曲ずつ。

6時にコンサートがお開きになって、チャールズが音頭を取って10人ほどで夕食に行くことにする。花見の季節とあってなかなか適当な店、10人を収容しきれる店が見つからなかったが、結局入ったのは池尻大橋のトルコ料理屋。なにかいかにもトルコ料理という感じの絨毯でもぼったくりで売りつけられそうないかがわしい雰囲気を漂わせた店だった。そこでおのおの料理を注文。オカブとかーたんはケバブと称するものを注文。オカブはアダナ、かーたんはドネルケバブ。しかし出てきたものはサンドウィッチではなく、ただの細長いハンバーグと薄切り肉のソテー!こりゃケバブじゃねぇよなぁ。料理までが怪しげな店だった。しかし、トルコビールは美味かった。さわやかな味わいでお代わりをしてしまった。

Photo_5 アダナ・ケバブ。パリで散々食ったアダナサンドとはだいぶ様子が違う。

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ドネル・ケバブと称するもの。ただの薄切り肉のマヨネーズ炒め。でかい肉の柱をぐるぐる焼いて削り取って食うものとは違うらしい。

1 トルコ・ビール。これは美味かった。しかし700円!

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美味いのでお代わりをしてしまった。

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トルコ風キャンドルライト。まぁエキゾチックちゃぁエキゾチックな小物。

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かーたんとスナップ。

まぁ、結論から言えば、この店はあんまりお勧めしない。しかしこれもいい経験だ。店から外に出るとものすごい寒さだった。

我らにも復活祭が巡り来る     素閑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


北澤川緑道にて花見

2012-04-07 14:58:00 | 日記・エッセイ・コラム

ブログ人今年は例年にない厳寒の冬だったが、やがて春は廻ってくる。というわけで、桜の季節がやってきた。満を持してかーたんとうちから歩いて5分の北澤川緑道に花見に行く。もとの川の縁には何十本もの桜の木が植わっている。この桜並木が目黒のほうまで続いているというのだから驚きだ。さて、例年通り、花見は、ガスコンロを持ち込んでバーベキューをしている花見客、家から持参の豪華なおかずを肴に盛り上がっているグループなどいかにも華やかな花見にふさわしい盛り上がりようだ。しかし、我が家はあくまで長屋の花見。サミットで買ってきたのり弁とビールで隅っこのほうでささやかに花を愛でる。まあ身の丈に合った催しではある。この花をあと何年見ることができるのだろうとわが年齢と重ね合わせて考え込んでしまう。

ひさかたの光のどけき春の日にしずこころなく花の散るらむ

無法松の一生ではないが桜の散るがごとく去っていくのはわが理想の最期である。

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満開の桜をなぜか楽しめず      素閑


春の晴れ間に世田谷公園

2012-03-16 06:07:00 | 日記・エッセイ・コラム

わが愛車である。からこれ10年近く前に買った。しかしまだ快調に力強い走りの冴えを見せてくれる。今日は平日ではあったが急ぎの用もないので、この愛車で世田谷公園までサイクリングと相成った。しかししばらく乗っていないとお尻が痛い。脚の筋肉もつってくる。身体の老化が著しい。そこでこのサイクリングを週末に定期的にやることにした。老化防止である。別に老化して老いぼれてもいいのでが、かーたんが迷惑だ。しばらくはLet's exercise!だ。

親子にて春日に照らされ遊びける     素閑

 

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雛祭り

2012-03-03 13:36:00 | 日記・エッセイ・コラム

今年もひな祭りの季節がやってきた。しかし、物入れにしまってあるひな人形を出して飾り付けたのはつい一昨日のことというのは、無精が身についているかーたんとオカブとしては毎年恒例のこと。切羽詰ってからでないと、なかなか身体が動かない。まあ今年のお雛はエルさんもバイトのことだしなんの祝いの行事もしないことにしていた。そこで、オカブとかーたんは夕飯に不塚越のカレーの残り物を温めてなんともわびしい晩餐を澄ました。我が家のお雛は、エルさんが生まれたときの初節句にかーたんの実家のおばあちゃんが買ってくれたもの。お内裏さまとお雛様の二体しかないが、なかなか大振りで立派なものである。そのエルさんも昨年、二十歳を迎え今年成人式、この四月には大学三年に進級する。まあ、すくすくとここまで大きくなったものだ。完全に独り立ちするまであと一息。あとは片付くところに片付いてもらうのを待つばかりだ。三月に入り休みということもあり、エルさんはバイト先からなにかと急な店番を要請されることが増えてきたようだ。今日も飛び込みの当番。なにかエルさんの大学生活というものは学校に行って、バイトをしてに明け暮れているようで、いかにものんびりとした学生生活を謳歌したオカブとしてはなにか可哀そうになってしまうようだ。しかし、まあなんとか二十歳のお雛を迎えられた。めでたしめでたしである。

雛祭り変わり映えせぬわが身かな     素閑

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我が家のお惣菜(チキンソテー・チーズ味)

2012-02-08 17:29:00 | 日記・エッセイ・コラム

このところ、ギリシャの財政危機に端を発した、世界経済への警鐘をマスコミが盛んに発しているのが喧しい。それに輪をかけて中国経済の減速とアメリカの財政赤字が重なって、明日にでもこの世の終わりが来るような勢いである。それに首都圏直下型地震の恐怖もある。まさに終末の世の様相を呈している。しかしながら、世情に疎い女子供中心の我が家は、世の憂いなにかあらんの泰然自若というか、能天気というか、至って暢気なものである。平然として日常の雑事の中に埋もれておる。はらはらしているのは親父のみである。ただ、はらはらしているだけで、それでは何か危機に対して具体的な策を練っているかというとそんな芸も能もない。ただ、慌てふためいているだけである。そんなところは我が家の女子供のほうが、大悟しているのかもしれない。

世間は年度末に向けて、なにかと気ぜわしい時節になってきた。しかし、オカブ商会の決算期は5月末という変則的なものだし、それに大して忙しくもない・・・ということはまったく儲かっていないと言うことなのだが、世間の動きとは裏腹に、至ってのんびりした毎日を送っている。そんなこんなで、我が家の日常的な、今日のお惣菜を公開すれば、下北沢のオオゼキの特売で買ってきた100g35円の鶏の胸肉を使ったチキンソテーである。すべての材料含めて一食一人当たり200円内外の予算である。貧しい我が家の毎日の晩餐とはこんなものである。

生きていく疲れを覚ゆ冴え返る     素閑

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恵方巻きを食べました

2012-02-03 10:29:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、節分である。節分と言っても、エルさんは、とある都内でのコミック・イベントにでかけているし、我が家に別に特段変わったことがあるわけではない。しかし、かーたんが、節分用にと夕食に美登利寿司の恵方巻きを買ってきた。この何時の頃からか、どこかから沸いたか知れぬ習慣もすっかり東京地方でも定着してしまった。今年の歳徳神の方位、すなわち恵方は北北西であるそうな。そこでかーたんと二人で、北北西を向いて無言でこの大きな海苔巻きを食べた。本心は、こんな商業的な慣習に染まりたくはないのだが、あまり横着ばかり言っていないで、世間様と合わせるのも分別というものであろう。立春が過ぎ春に向かうが、まだまだ日本列島は厳寒のうちである。

老いたれば夫婦二人の節分や     素閑

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ライヴ・コンサート

2012-01-27 10:16:00 | 日記・エッセイ・コラム

オージーの畏友、チャールズ主催のライヴ・コンサートが太子堂であったので行ってきた。これは3グループほどのジャム・セッションで、チャールズの次女、エリザベスの誕生日を祝うのが主旨とされている。8時スタート。10分前ほどに会場に着いて、ドリンク&ライヴ・チャージ合わせて1500円を払い、ビールを飲みながら開演を待つ。定刻より5分ほど遅れて演奏開始。レゲエあり、ケルティックあり、ハワイアンあり、ゴスペルありのなんでもありのアマチュア・コンサートだったが楽しかった。チャールズにどうしてこんなに出演者を集めたの?と聞いたら、「そりゃ、楽しいからさ」だと。まあ同意。9時過ぎ、コンサートの途中だが、風邪で辛いのでお先に失礼させてもらった。

闇の道辿れば月も凛と凍つ     素閑

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ピースボートに乗って行っちゃった・・・

2012-01-24 09:34:00 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、酒仙部長代理が上京して、拙宅に泊まった。なぜ、福岡から東京へ出てきたかというと、ピースボート世界一周の旅に出発するのというだ。最初に、その計画を聞いたときには、驚くやら、呆れるやら・・・左翼に洗脳されそうで非常に心配である。しかし、本人が人生一回しかないのだから、と決意の程を語ると、まあ納得。そこで、出発を祝って昨晩は飲んだ。今日は、生憎の雪で、出発地の横浜港までの足が心配される。二日酔い気味の酒仙部長代理を無理やり起こして、朝飯を食わせ、8時には家を出る。横浜大桟橋まで送っていくつもりだ。渋谷から東横線で日本大通りまで。桟橋まではすぐだった。駅から大きなスーツケースを抱えたお仲間がたくさん歩いている。桟橋に着くと、もう乗船は始まっているようで、係員が混まないうちに早く乗れとせかすが、所定の集合時間にはまだ早いので構内のカフェでしばしのときを過ごす。さて、時間が来て部長代理は乗船。出航時間前の11:30から出港式というものが行われると言うから、期待していたが、なにやら主催者側の挨拶があって、見送りの言葉を唱和しただけで、とりたてて言うほどのなイベントではなかった。12:30船は予定通り出港。岸壁を離れ、だんだん小さくなっていく。今回のクルーズの焦点は世界遺産を廻ることと、黒海をクルージングすることという。最初の寄港地は2月6日のタヒチだ。

寒潮に一人船出す友送る     素閑

 

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