そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ころん☆またね

2024-09-13 16:07:14 | 天に還った猫たち犬たち
9月9日月曜日
怒涛の仔猫ラッシュの幕開けでした。

行政にも殺処分ありきで持ち込まれた産まれたての仔猫が
何匹もやってきたようです。

その中のいちばん小さな1匹。へその緒付きのキジ白の男の子。
猫と暮らす会の子として迎え入れたのですが
すでに持ち込まれた時点で、残された時間が短いことはわかっていました。

それでも、誰にも看取られることもなく
お名前もないままよりも、
あたたかい優しい声で呼びかけてくれる場所がいいに決まっています。

ミルク飲みのベテランスタッフさんに受け入れをお願いして
また、別のスタッフさんも時間を作ってくれました。
連携して、様子を見てくれました。



午後一番で会の子になり、お名前を【ころん】とつけてもらいましたが
夕方16:30に眠ったまま・・・還っていきました。



9月7日に胎盤付きで発見されて、聞いた話では、もう1匹仔猫がいて
すぐに亡くなっていました。
兄弟そろって、おんなじ舟に乗れたと思います。

生まれてきたのなら大きくしてあげたかったですが
それもかなわない状態。

兄弟揃って戻っておいでよ
またいつかね。



スタッフさんが翌日きれいなお花をたむけ
お見送りしてくれました。

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7月18日保護の2匹の子猫

2024-09-13 15:29:45 | レスキュー
7月18日、相談のメールをいただきました。

生後1週間の子猫が家の前に2匹いて
ドアを開けると入ってくるし追いかけてきます。



ミルクだけあげて外に出しました・・・・。



という内容です。

生後1週間?では歩いたり追いかけたりはできません。
いったいどのくらいの大きさか定かではなく
ひとまず会のスタッフさんが対応してくれました。

会員登録していただけるとのこと
また初期費用などは出してくださるそうなので
さっそく引き取りに行ってもらいました。



体重はわずか213グラムと218グラム。
子猫ですが、栄養不良のようです。
実際は生後2~3週間といったところだと思います。

自宅でどうしても飼えない諸事情があり、ご主人もかなり猫に関しては
シビアな発言をされるとのこと。

ほっておけば間違いなく死んでしまうと思われますから
奥様はかなり焦っていたようです。

近くにボロボロの首輪をした猫が現れるようになり
その子の子ではないかと話していたそうです。
首輪付きとなれば、誰かの飼い猫です。

中外自由に飼っているお家があって、避妊手術をしていないのかも
しれませんが・・・・。
よそで繁殖をしてしまうと迷惑な話です。
今年4月からは条例で、飼い猫は室内のみで飼うことがうたわれています。

そういうことを知らない人がまだまだ大勢いるのだろうと思います。

このときの小さな子猫たちは、現在順調に育って
里親さんを募集中です。
人に慣れ、遊ぶの大好き、甘えるのが大好きな子に育っています。

みじめな最期を迎えることなく過ごせているのも
この子たちの足長さんになると決めた相談者さんのおかげと
遅い時間にもかかわらず、至急事案と判断して
動いてくれたスタッフさんの行動力の賜物です。

どこでどういう人に関わるかで運命は変わってしまいます。
幸運の子猫たちは、2匹そろって次の譲渡会に参加予定です。

他にもたくさんの可愛い子猫が参加します。
9月15日はペッツマート入野店さんをお借りしての譲渡会です。
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『おかえりなさい』の黒い子猫

2024-09-13 13:24:39 | 天に還った猫たち犬たち
会のスタッフさんに以前猫を譲渡したことのある里親さんから
相談をいただきました。
7月12日のことです。

お隣のお宅から子猫の鳴き声がしていて、だんだん弱くなっていて
何とか助けてあげたいけれどどうしたらいいのかわからなくて
という内容でした。

ママ猫と2匹の子猫がそこにはいたそうですが、3日前から1匹だけになり
ママの姿を見なくなったようです。

野良猫の世界は厳しいものがあり、場所を移動しながら子育てをする母猫は
いちばん育つと思われる子から、運んでいきます。
5匹、6匹産んでも、すべて育たなくても、その中の1匹だけでも
育てきれれば、種は保存されていくわけです。

たぶん2匹のうちの1匹はママが連れていったけれど
残されてしまった子は育たないとか、自分自身の体やおっぱいの出具合などの
はかりにかけられて、置いていかれたんではないかと思います。

不安いっぱいの中で、ママを呼んでいたんですね。
日増しに小さくなる鳴き声。
保護をお願いしました。
捕まえてその後のことは相談に乗るし、育て方のアドバイスもすると
担当スタッフさんが背中を押しました。

里親さん、がんばって下さいました。



翌7月13日に保護できて、受診してくれました。
かなり衰弱していたのですが、これでひと安心だと
ほっとしました・・・。
けれど、思っていた以上にこの黒猫ちゃんは弱っていて
7月15日に天に還っていきました。

何かできることがあったのではと悔いていらっしゃいましたが
こればかりはその子の持って生まれたものです。
わたしたちも、そのお知らせを聞いて
その黒猫ちゃんの魂が安らかでありますように
もしまた、こちらに戻ってきたければ帰っておいでと
心の中で手を合わせました。

それからひと月半ほどして、里親さんから担当スタッフさんが
連絡をいただいたのです。
譲渡会に参加して、新しい猫を迎えたいと。

里親さんが選んでくれたのは、逝ってしまった黒猫ちゃんによく似た
性格のいい可愛い雄の黒猫でした。

『やっぱり黒猫がよくて~』とおっしゃってましたが
もしかしたら、あの日の黒猫ちゃんが
家猫として暮らしたくて、戻って来たのかもしれないと思いました。

ママ猫に置いて行かれ不安だった中、温かくて優しい手が
救ってくれました。
長く生きることはかなわなかったけれど、もう一度戻りたいと
きっと願ったんだろうと思います。

譲渡した黒猫君の身体を通して、瞳を通して、
ときどき自身がかなわなかった夢の続きを味わおうとするのかもしれません。

猫は魔訶不思議な力のある生き物です。
生まれ変わることも、夢枕に立つことも朝飯前な気がします。
信じるかどうかはその人次第。

偶然ではなく必然的に、
こちらのお家に行くことを選んだ気がしてなりません。

おかえりなさい、ですね。
今度こそ、家族の一員としてみんなで末永く暮らしてほしいと思います。

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台風去って、怒涛の子猫たち

2024-09-12 19:42:47 | 会からのお知らせ
8月はお盆前にぼちぼち子猫がやってきました。
でも、お盆過ぎて天候が崩れ、台風がなかなか通り過ぎず
ひどいお天気が続きましたね。
そのせいもあってか、子猫たちの相談はなく
これはかなりいい傾向なんだと思っていました。

わたしたちに子猫の相談が来ることが、どんどん減っていくのは
非常に喜ばしいことです。

希望してくださる方も大勢いらして、次々新しいお家が決まっていくのを
嬉しく思っていました。

もちろん、雨で命を落とすとか、そういうことでは悲しいのですが
もしかしたら善意の方が増えて、ご自身で保護したり
飼い主さんになってくれたり
もしくはTNRの成果が出て、繁殖する地域が減ってるのかなと
思いたかったわけです。

ですが、これが甘かったんですね笑
先週末から怒涛の仔猫・子猫・ちょっと若猫・そして仔猫です。

わずか5日の間に、会の子として募集する猫たちが
プラス25匹一気に増えました。

スタッフさんのお家にどう入れたら、1匹でも2匹でも
助けてあげられるのか、頭の中のパズルがはじまります。

猫と暮らす会の預かりスタッフさんは、正直超がいくつもつくほど
優秀だと思っています。
はじめたときから優秀だったかは別ですが、優秀になりうる要素が
たくさん眠っていました。
仔猫が可愛い、何とか助けてあげたい
自分の時間は削ってもいい
熱い想いで頑張る人ばかりです。

なので、自然とどうしていけばいいのかを学習してくれているようです。

10匹以上を同時にお世話するスタッフさんたちもいます。
月齢ごとに部屋分けしたり、保護したての子たちは別部屋や
別ケージで感染を防いでのお世話です。

怪我や病気の子たちをお世話するスタッフさんたちは
心血を注いで頑張っていると思います。
ちょっとした状態の変化とか、様子を見ることに非常に長けていると
感心することしきりです。

かなり無理をしてもらっているのですが
この2か月はできる限りがんばりたいと思います。

11月の声を聞くころには、小さな子猫の相談は本当に数えるほどに
減ってきます。
そこまでは・・・。
ひとつでも席を空けて、いえ詰めて
佳き縁結びをしたいと考えています。

もちろん、TNRはもっとも大切な部分です。
手術をすることが繁殖を防ぐいちばんの近道です。

餌だけあげている人は、ぜひ手術を考えてほしいと思います。
野良猫で困っている人も、ぜひ手術を考えてほしいと思います。

いろんな立場のいろんな状況の人が、まず自分自身で
がんばろうと思ってもらえたら、悪い状況から脱皮できるんではないかと
考えています。

***********************************************************
子猫たちは検便をしたり駆虫したり、すべて医療費がかかります。
みなさまにそういったお薬代金やワクチン代金
治療費などを、少しでもいいので支援していただけたら
本当にありがたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

猫と暮らす会
ゆうちょ銀行~ゆうちょ銀行
記号12300 番号14286051

銀行からお振込みいただく場合は、こちらの番号をご利用ください
ゆうちょ銀行
 店番238 番号1428605
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タイトな一週間

2024-09-06 22:19:50 | いっしょに考えたいな
今週は、スケジュールをこなすのにただ必死でした。
ゆっくりと過ごす時間が取れなくて、今日ようやく午後
少しだけ自分のための時間を作れました。

みなさんからの相談や連絡事項に返信したり、電話したりするだけでも
膨大な時間を費やしています。

ひとつひとつ、もれがないようにしているつもりですが
抜けてることがあるかもしれません。

平日の個別見合いも入り、大事な会議もありました。
病院受診もあり、手術の相談も、子猫の相談もひっきりなしです。

それでも、すべてを受け入れていけるわけではありません。
相談してきた方がどういう関わり方をしたいのか
どこまでがんばろうとしているのかで、こちらの対応も変わってきます。

どこそこに、こんな猫がいるから保護して里親さんを探してほしい
と言う場合、相談者さんが何も関わろうとしないのであれば
それは丸投げの相談と見て、わたしたちも何もしません。

かわいそうな子猫・・・それを何とかしてあげたいと思った本人も
しっかり関わってほしいと思います。

それからみなさんの思う子猫の大きさ
これがなかなか曲者です。

産まれたても子猫、半年ぐらいの手術ができる猫でも子猫

みなさんが言う子猫の定義が、写真を見せてもらったり
現場を実際確認しないと、まったく違っていたりします。

また外でご飯をあげていて、なついているという表現で言われても
実際その猫を室内に入れてみると、なついているとは
程遠いこともよくあります。

しっかりと話ができるケース、ご本人もがんばるケース
そうでない限り、簡単に引き取るなんてことは言えないわけです。

そんな、なんとなく無責任な相談も結構目立った一週間でした。

秋にシフトしていく中で、子猫の相談、不妊手術の相談は
まだまだたくさん増えていきそうです。

もちろん絶対頑張りますと言って保護に向けて動き出した方も
何人かいます。
そういう方がどんどん増えてほしいと思います。


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