三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「お人好しのおバカ善人?」

2019-09-09 23:26:01 | 日記
「お人好しのおバカ善人?」

 昨今、SNS上に「拉致問題を話し合いで解決しようとする勢力は、お人好しのおバカ善人だ」とする旨の投稿を見かけるようになった。随分乱暴な言い様で、困惑したり傷ついたりしている人がいるものと想像する。
 例えば、昨年9月23日、東京で「全拉致被害者の即時一括帰国を!」国民大集会を主催した家族会・救う会・拉致議連・知事の会・地方議連は、決議を採択して次のように主張している。「1 北朝鮮は早急に全拉致被害者を返せ。そのための日本との実質的協議に応ぜよ」というのは、協議という話し合いで解決しようとしているのではないだろうか。実質的協議を求める家族会や救う会等の主催者は、お人好しのおバカ善人ということか。
 現行安倍内閣の拉致問題等に関する方針は、「ストックホルム合意に基づき、拉致問題をはじめ全ての日本人の問題解決を目指す」というもので、この合意を破棄するつもりはなく、北朝鮮に調査報告書の提出を強く求めていることはこれまでに政府答弁書に繰り返し出てくる。ストックホルム合意に基づき交渉により拉致問題等の解決を目指す安倍首相は、お人好しのおバカ善人ということか。
 戦後、我が国は小笠原諸島返還問題や沖縄返還問題をアメリカとの交渉(話し合い)により解決した実績があり、いまも北方四島返還問題をロシアとの交渉(話し合い)で解決しようとしている。ロシアとの交渉は難航しているものの、解決のために話し合いを辞めてロシアとの戦争に打って出ようという日本国民はいない。戦後の長きにわたり北方四島返還問題をロシアとの交渉(話し合い)で解決しようとしてきた多くの日本人は、お人好しのおバカ善人ということか。
 話し合いという言葉の意味は広く、様々な受け止め方や表現ができるものと考える。言葉による解決を目指さない限り、拉致問題がこの先解決に向かうとは思えない。拉致問題の解決が進展しないのは、北朝鮮との話し合いの糸口が見出せないからで、これを「拉致問題を話し合いで解決しようとする勢力は、お人好しのおバカ善人だ」と言ってしまえば、解決の糸口はないと思う。
 こんな言い方を繰り返すなら、これまで拉致問題の解決を願ってきた多くの国民の信頼と共感を失うだろう。私は、そうなることを危惧している。


令和元年9月9日

救う会徳島 代表 陶久敏郎

「予行演習」

2019-09-09 17:03:16 | 日記
「予行演習」

 「備えあれば患いなし」とばかりに、桑野・山口両保育所の園児さんが先生と一緒に来る15日の全町運動会で披露するお遊戯の予行演習に来てくれた。
 心配なのは当日の天候だが、恐らく大丈夫だと踏んでいる。天気になれば心配なのが熱中症、今年は昨年の反省を踏まえ、公民館和室を熱中症対策用の休憩室として充てることを決め、熱中症に有効だと聞くOS-1なども用意している。
 今日も一日運動会の準備に中学校(余念がない)した。これで完璧だと思っていても、いつも一つは抜け落ちてきた。是非もないことか?