【創作びより】

最後の悪あがき

妖精の童話、締め切りの日。応募するつもりはなかったのに、土曜の代休で仕事が休みになった。すぐに運命的なものを感じる自分(笑) これは出さねば!!という気になった。
掃除機をかけたあと、昨日芽を出した「書きたいもの」をまとめていく。パソコンで本格的に書くのは久しぶりのことで、書き方忘れてたらどうしようかと思ったけど、思ったよりもスラスラと進んだ。
お昼の時点で3枚半。讃岐うどんを食べたあと、続きを書く。素直に書いていくと、原稿はどんどんふくらんでいく。8枚、10枚、12枚……。いぃぃぃ、規定は7枚までやって!! 12枚を7枚に削るのなんて、ムリな気がしてきた。あきらめて、10枚のに出そうかなぁと弱気になるけど、あまりにも妖精が色濃く出過ぎている。ぶっちゃけ、他には出せない!!(笑)
慎重に、いらない部分を削っていく。自分の悪癖が露骨になって、いやな作業。
やっと10枚まで削れたところで、タイムアウト。プリントアウトしたものを長女に「チェックしといてくれる?」と頼むと、いやいやながらOKしてくれた。
次女を保育所へ迎えに行って、歯医者へ連れていく。診察室にも入れないほど、泣き叫ぶ次女。待合室で先生と助手さんと3人がかりで抑えて、なんとか口の中を見てもらうだけで終わった。
へとへとに疲れてたけど、約束してたんでスーパーへ。絵本がすべてビニールでパックしてあるんで、相当にストレスをためこんでるようす。早く帰りたいこともあって、トーマスの絵本を1冊購入。財布はからっぽになった。
帰ってきて、長女がチェックしてくれた原稿を見ると、右上になにやら書いてある。赤の線が「いみわからん」青の線が「よまれへん」
ぐぐぐ…。うちの上司よりキツイやないかい!! けれど、言われてみれば納得するほど、わかりにくい言葉が多かった。原稿の直しはおいといて、ひとまず夕飯の仕度。今日の夕飯は、生協の鴨鍋セット。生まれて初めて食べた鴨肉は、あとひくほどの美味しさで、だしはあっさりして美味しかった。が、これがやばかった。美味しいからと、おうどんを入れ、さらには雑炊を作ってくれというんで、どんどん晩ご飯の時間が伸びていく。
おまけに、生協のおかずを取りに行ったり、子供をお風呂に入れたりして、あっという間に10時になった。
「今日はよく闘ったよ」と励ます自分と、「いやいや最後まで諦めるな」と尻をたたく自分。後者の自分が勝った。10枚を7枚にするのはムリなように思えたけど、語尾を変えたり、だぶってる描写を消したりしながら、地道に削っていく。
不可能なことはないんだと実感した。11時前、7枚完成。何度も何度も読み直し、11時23分。メールに添付して、送信。やれやれ…。
きちんと送れたか確認したくて、送付済みファイルを開く。応募したメールをクリック。添付ファイルを開こうとすると…、「保存したファイルに置き換えますか?」と出た。
ど、どういうこと!? 恐ろしくて、胸がザワザワした。大きな不安が残ったが、パソコンからそっと離れ、お茶碗を洗って、眠りについた。

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