が……、なかなか、いいアイデアが浮かばない。最近、グッときたことをもとに、お話を作ろうと思うけど、今まで、そういうやりかたでやったことがないんで、うまくつながらない。
よし、過去を捨てようと思った。なまじ、佳作に引っ掛かったり、第一次選考を通過したことで、偏った自信がついてしまってた。捨てろぉ~~~~~と、もう一人の自分が叫ぶ。いやだぁぁぁと、別の自分が、過去にしがみつく。そんなこんなで、一人グラグラしていたけれど、結局、捨てろぉ~~と叫んだ自分の勝ち。すれてしまってるから、いい作品が書けないんじゃないかという気がしてきた。ゼロに戻ろうと思った。心を真っ白にした。
すると、あっ!と思い当たるものがあった。この前、本棚を整理した時に見つけた資料、あれを持って来よう。本棚に駆けていって、ファイルを開く。あった!
公募ガイドに連載されていた添削講座『童話学園』の切り抜き。自分で打ってる日付けを見ると、96年11月から始まっている。97年の1月に、長女を出産したので、おなかパンパンの時に勉強していたことになる。なつかしい……。
一から勉強しなおすつもりで、一つひとつ記事を読んでいく。すごい……。あれから9年たってるのに、先生の書かれていることは、どれも古びてない。それどころか、書き始めた頃は、よくわからなかったことが、今だと、うんうん、身に沁みてわかったりする。
原点にもどって、素直な気持ちで、書こうと思った。
そんなしんしんとした気持ちでいて、夜、ふとお風呂で手の平を見たら、神秘十字が現われていた。おおっ! 運命が変わり始めたのか、ご加護を受けれるのか…と喜んでいたが、よく見ると、全体的にシワが増えていた。あぁぁぁ、年やなぁ。9年の歳月は、残酷やなぁ。
9年後、またファイルを見つけて、ゼロに戻ることのないよう、進んでいこう。
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