前から楽しみにしていた展覧会が今日までだったので、家族で京都に出かけました。出町柳の河原でお弁当を食べたあと、今出川通り近くのSELF-SOアートギャラリーへ。
町家をほとんど改造せず、そのまま使ったギャラリーは、出格子やおくどさん、火袋などがそのまま残った不思議な空間です。
今日まで開催されていたのは、「きらい」という絵本を出版された永島正人さんの作品展。クレパスだけで描かれたとは思えない緻密な仕上がりと大胆な構図。にごりのない色彩の美しさに魅了されます。突き抜けた才能に圧倒され、計算のないピュアな絵に心が癒されます。
ギャラリーを出たあとは、子どもたちが「桜の花びらを集めたい」と言うので、哲学の道へ。桜は満開。歩いても歩いても、桜・桜・桜。おしゃべりをして、花びらを集めながら歩いていましたが、あとから地図を見ると、子連れで歩いたと思えないほどの距離を歩いていたのでビックリ。
京都まで来たので、京都らしい食事がしたいなぁと思うのですが、小さな三姉妹連れて、ベビーカーだと気が引けます。そこで京阪電車の丸太町駅まで戻り、子どもたちが大好きな「びっくりドンキー」で晩ご飯を食べました。このお店なら広いボックス席で、子どもたちが少々大きな声を出しても大丈夫。みんなハンバーグが大好きなので、家の近所でも天王寺でも京都でもよく利用しています。
お腹いっぱいになって、京阪電車では子どもたちもスヤスヤ夢の中。私も目をつぶると、セルフソーアートギャラリーで見た永島正人さんの絵と桜が重なりあって、心を和ませてくれました。