【創作びより】

筆を暖めるトレーニング

家族全員やすみの日曜日。朝食もゆったり。家事もゆったり。
出かけようという話も出なかったんで、あんパン作りに挑戦。毎回、同じような仕上がりになるわけではないので、気が抜けない。それでも、分量や発酵の時間などは頭に入って、基本のパンなら、本を見なくても作れるようになった。チーンとなって、オーブンの扉を開けるときは、ドキドキする。こんなにスリルのあるパン作りも珍しいかも(笑)。
ぶじに焼き上がると、子供たちもおいしいおいしいと食べてくれて、飛ぶように売れた。あんこが、パン生地のいたらなさをごまかしてくれたようで、よかった。
一段落すると、ソファーにすわって、本を読み始めた。ゆっくり本を読むのは久しぶり。これよこれよ、至福の時間!としあわせに浸る。ふと頭をよぎるのは、子供のハブラシに名前書かなあかんなぁとか、上靴かわいてるかなぁとか、残ってる家事のことだったりするけど、もういいやと思った。
一日、家事をして、仕事に行って…とクルクル動きまわってると、お布団に入るとき、空しさが残る。ほんの少しでも、自分だけの時間をもつと、心がほっとすることに気づいた。
自分の癒しと再生のために過ごした日曜日が終わろうとしていた時、ひとつのことばに胸打たれた。プロテニスプレーヤーの女の子のひとこと。プロになりたいなら、一日千球打ちなさいといわれ、実行して、プロになれたと。
積み重ねることの大切さを思い出させてくれた。
仕事を始めて、家事と子育ての両立もままならず、創作とも離れつつある日々だけど…、そうだ、1日1枚のノルマを作ろうと決めた。
アイデアを練ってから書き出すのも大切だけど、その時期が長過ぎると、いざ書き出すとき、ぎくしゃくしてしまう。なめらかさがない。まずは書くことに慣れることから始めよう。体を暖めるということばがあるけど、筆を暖めるトレーニングを1日1枚。1枚は少ないけど、丁寧にマスを埋めていこう。そして、少しずつノルマを増やせるように…。
小さなことから、コツコツと。これだ。今年はヤッサンやめて、キヨッサン風でいこう。

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