【創作びより】

それぞれのホワイトデー

朝7時、お布団をあげていたら、夫が小さな包みを持って、やってきた。
「はい、ホワイトデー」
は、早っ!! もうくれるの?みたいな。しかも、お菓子以外の包みはなさそうやし……。はーあ、今日一日、どんなプレゼントくれるかなぁ。一緒にペンダントでもくれないかなぁ。それとも、マフラー、いやいや書きやすいボールペンなんて…と想像する楽しみはなくなってしまった。しかも、
「みんなに」
と夫はつけ足した。蛇足にもほどがある!! そりゃあ、娘たちもパパに渡してたけど、ひっくるめて、お返しなんて…。まぁ、もらえるだけありがたい。文句をいわずに食べようと、包みをビリビリ破いた。高砂屋のお菓子。なんか色気ないなぁ。子供が「中に何入ってんの?」と聞くと、
「さぁ、何やろなぁ」と首をかしげる夫。
「まさか、実家でもらってきたんやないやろねえ!!」と思わず詰め寄ってしまった。
はぁ、完全におばさんだ。
一方、長女はというと、あまーいホワイトデー。玄関まで出ていって、邪魔をしてはいけないと、リビングのドアのガラスの部分から、のぞきこむ。なんともまあ、クネクネして、実にうれしそう。
「青春やねえ、青春やねえ」と何度もつぶやくと、「ママ、青春って、何?」と長女に聞き返された。たぁぁぁ、そんなことも知らずに青春してたのかね!! ほんまにうらやましい限り。
それでもしつこい母は、もしかしたら、夫が白ワインでも買ってきてくれるんじゃないかと、すごーく期待していた。が、帰ってきた夫は手ぶら。だよねー。甘いよねぇ、わたし。はぁぁぁ。
創作はひたすら読む、読む、読む。期限が迫ってるけど、ひたすら読み続けた。

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