【創作びより】

用紙が、用紙が!


朝から、推敲の続きをする。今頃になって、どうして気づかなかったんやろうという間違いが見つかったりする。慎重に慎重に、何度も読みかえし、音読し、打ち直しては、プリントアウト。
まだまだ会話がぎこちない。コテコテの関西弁で話すわたしが標準語で書くと、書いてる時はいいけど、読み返したとき、どうもくすぐったい。もっと自然な会話にしたいのに、説明っぽくなってしまう。
書いては直し、書いては直しを続け、2時半頃、なんとか完成。
そうそう、B4用紙に出さないといけないんだ…と、設定をA4からB4に変更。昨日、夫がパソコンに新しい設定を作ってくれた。出かけてる間に、こそっとしてくれてたのがうれしかった。B4用紙が家にないというと、買ってくるから1日待ってなと言ってくれた。
B4設定にして、画面でイメージを見る。どうもおかしい。正方形に近い。うーん……。ためしに、A4用紙にプリントしてみる。と……、
ち、小さっ! 文字、小さっ! B4からA4に縮小されて、6ポイントくらいになってる。な、な、なんでーっ!! 体温が上昇する。さっきまでは寒くて寒くて、家の中でもフリース着てたのに、あわてて脱ぐ。そうだ、紙がないなら、作ろう。A3サイズの紙をカットして、B4サイズにする。プリンターに差しこ、差しこ……、入れへんっ!!
がぁぁぁっ! 入らんじゃないかぁっ! うそやろ、うそやろぉ。昨日、プリンターを見たとき、A4用紙よりももう少し幅があったんで、夫が「うちのはB4いけるで」と自信たっぷりに言った。「あら、ほんまやなあ」とすっかり安心してたのにぃっ!!
どうしよう、どうしよう。うろたえる。カップボードの扉を開けて、原稿用紙を探す。ないないない! そんなものは、とうの昔にないっ! 娘の机を見る。そういえば、こないだ百均ショップで、なんでもいいから買っていいよと言ったら、たしか原稿用紙を買ってたはず。どこやろどこやろ…、あった! と思ったら、A4だった。ぐぶぐぶぅ。
時間は刻々と過ぎていく。ああ、もうすぐ子供達が帰ってくる。翌日は出かけるから、なんとか今日中に原稿を用意して、すっきりさせたかったのにぃ。い、今から原稿用紙買いに行くか? 時計を見ると3時20分。もう間に合わない。どうしようぅぅぅ。
そうだ! 事務局に問い合わせてみよう。スーパーへ行っても、ウインナーの試食も恥ずかしくてできないわたしだけど(ほんまほんま!)、かわいい作品が路頭に迷っている! 勇気をだそう!
声が震えないよう、胸に手をあてながら、番号を押す。対応してくださったのは、とてもかんじのいい方だった。
「プ、プリンターに入らないんですぅぅぅ」
意味不明なことを口走るわたしに、担当の方は、とても丁寧に答えてくださった。B4にそろえてもらえればということで、A4をB4にコピーしてもいいのだとか。
「そふなんれすねぇ……」
思いっきり安堵して、受話器を置いた。まだ足がプルプルしてる。そのあと、長女を空手に送っていったけど、エレベーターを途中の5階で降りてしまうわ、持ってるカバンをドサッと落とすわ、情けないほどの放心状態。
次女と三女を迎えに行ったあとには、チーズケーキを1ホール衝動買いしてしまった。
どうかしてるぜっ!! 
はぁ、この現実の派手さが、原稿にほしい・・・。

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