【創作びより】

子供って・・・

マンションの子供会の催しで、クリスマス会があった。
小学校の体育館を借りることができて、1年から6年まで、80人近い子供が集まった。
キャンディーを使ったジャンケンゲームに、パン食い競争、巨大あみだくじ、最後はドッジボールと、かなり盛り上がった。
だけど…、思ったのは、子供たちは、なかなか思う通りには動いてくれない!ということ。みんなが、バラバラな動きをする。走り回っている子もいれば、ぼんやり沈んでいる子がいたり、2人か3人でつるんでいたり…。
4月の新入生歓迎会の頃は、学年ごとのザクッとした性格づけしかわからなかったけれど、9カ月たって、一人ひとりさまざまだなぁとわかってきた。
どの子も可愛いけど、大人が想像もつかない発言や行動をとる。これだ、これだ、これが作品に出れば、グッとおもしろくなるだろうけれど……。

そんなことを真剣に考えている私はと言えば……、サルの着ぐるみを着せられていた。
始まる前は、子供たちに「なんでサルやねん」と聞かれると、「エチオピアではトナカイのかわりに、サルが手伝ってるねん」と言おうかと言い訳を真剣に考えていた。
でも、現場に行くと、サルの頭にツノをつけて、一応トナカイという設定だった。首に鈴もつけてもらった。ママさんたちにカワイイ~と言われ、ちょっとウキウキしていると、うしろからツンツンと背中をつつく子がいる。ん?と見ると、付き添いで来ていた幼稚園の女の子。あら、かわいい。「トナカイだぞぉ~、トナトナ」とおどけてみせると、女の子がぽそり。
「タヌキが化けたトナカイ」
ぐっ。ぐぅぅぅぅ。魔法が溶けたおばさんは泣いちゃった。


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