日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんなこともあるんですね。

2005-05-10 11:42:25 | 私の雑感あれこれ
10年近く里親をしてきた友人に、M君(里子)の高校卒業おめでとう、ご苦労様とのメールを送ったのは4月に入ってから。

そして、すぐに彼女からのメール返信。
「いつもありがとう。Mは専門学校へやっと入学。なんといろいろのことがあったことかと思いますが、まだ人に簡単に言うべきでない問題もあり、不安だらけの出発です。
『決して捨てないから』
そのメッセージだけを送り続けたけれど彼がどこまで理解してるか、迷うことばかりです。
無事社会にでられるか。これからです。言葉をかけていただくと、つい甘えてしまいます。
ありがとう。
でも私は、ホントにいい加減な親です。

昨夜、共通の友人であるもうひとりから電話が入った。
数日前にM君が友人とトランポリンで遊んでいて大変なことになった、とのこと。
今は危篤はどうにか脱したけれど、自発呼吸がまだ出来ない状態だという。
彼女(友人)動転して、電話口で泣き崩れて…。

一筋縄ではいかなかった体験の一つ二つを耳にしたことはあるけれど、ずっと離すことなく子として接し続け、『決して捨てないから』のメッセージを送り続けてきたという彼女と乳幼児の頃から親に養育を放棄されたM君に予期せぬ大きな試練が訪れるとは。

なにを祈ることができよう。
医学が進歩して、切断した神経が繋ぐ技術が頚椎に於いても可能になればいいのに。
あったことはないM君だけれど、少しずつでも回復することを祈るしかない。

里親をしながら、障害者が通う歯医者さんの受付のパートをやり、近頃介護の仕事も始めようとしている彼女、すごいなと思っていたのに、身体を壊さないように乗り越え、選択していって欲しいと陰ながら思う。



コメント
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