日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんなの。手術前の暇にまかせて作ってみました。

2014-09-14 06:34:28 | 今日の一句・今日の一首
手術するのは「目」ですから、体調に問題があるわけではないし、退屈なのです。
で、ノートにこんなのを書き付けていました。
短歌に川柳も混じって、、、イヤ、キミのはただの説明じゃないか、とも評されるでしょうが、まず一歩、ですから、失笑しないでください。


①北陸路弟宅に母訪ね渓谷ドライブ焼き鮎極上

  母は脳梗塞から退院して2年。97歳です。あれこれあって弟宅で介護をうける生活。
私の久しぶりの訪問に、弟夫婦は庄川峡沿いにある鮎料理屋さんに連れて行ってくれました。


②三人で行けばいいよと母の云う 車椅子で待つ配慮を了解

  母は外出時は車椅子です。スロープ設備のないお菓子工場見学や金沢城石川門の内部見学のときは、弟だったり、弟の奥さんが車椅子に付き添って待とうとすると「自分は大丈夫だから、一緒に観てくるといいよ」といいます。3人で仲良く見に行く姿を喜こぶというタイプの母を、私も弟たちも感じています。
ドライブついでに、と同窓会のある金沢まで送ってもらい、金沢城内を一緒に散策したあと宿泊予約してあるホテル前で下ろしてもらいました。私は長女。介護の分担をすべき立場なのに、なんか変!こっちがお世話になってしまいました。



③同窓会ついで二次会今深夜 その交差点に六十代の破顔二十

  最近は2年に一度の集まりになっています。なんだか在学時代よりも親しくなったメンバー多々です。家族持ちの60代にはいろんな体験が詰まっていることでしょう。
二次会から宿泊ホテルに戻ったのは深夜1時でした。

  

④その用水城下の暮らしもご存知か登城する侍の行き交うを偲びつ散策す

  加賀百万石の城下町、あの磯田道史著の「武士の家計簿」の前田の殿様の街です。
鞍月用水に沿って散策しました。同道したひとりが、藤沢周平の小説(東北の小藩が舞台)はほぼ読んだ、という人だったりで(私は10冊あまりしか読んでいないけれど、いつも出会って良かったという読後感をもつ作者です)、学生時代には、特になんとも思っていなかった、と口にしながら歩きました。



⑤健康に過ぎ来しことを再確認 入院着姿の我落ち着かず

  火曜日午前から入院しました。病室に入ったら、私は「患者」です。自分的にはなんだか妙な感じです。
手術は翌日17時50分から。待ち時間にくたびれました。



⑥手術後の眼鏡不要を想像し、明日のその時を心待ちする

  ヒマで、ノートを取り出しました。同窓会で短歌結社に入っているという友人がいました。月に10首を提出するそうです。その中で、選抜されて掲載されるのが3首ほどだとか。週に2、3首のペースで作ればいいね、と言ったら、いや、作ろうと思って、一気に10首作るというやり方をしないと、、、、と返答された。
で、作ろうとしたけれど、10首はできず、です。
ヘボ川柳まで混じりましたね。笑



⑦チャンス!二泊三日の入院で過食抑制ダイエット狙う

  病院食の質素さにビックリです。食事制限なしの分類としては「常食」、なにもダイエット食仕様ではないのですよ。これだったら、軽くダイエット成功するでしょう。
というか、私はいかに大食だったか、ということを教えてもらいました。



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今朝の一首

2012-08-23 07:00:54 | 今日の一句・今日の一首
― ひいふうみい朝顔涼し仰ぎ見る 浴衣にしたし暖簾にもよし ―

ネットを伝って2階まで届いています。青い花が50余り咲いています。見事です。
ほんとうは・・・、絵にしたいのだけれど・・・。

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今日の一首

2012-08-06 15:30:49 | 今日の一句・今日の一首

―― その比喩の超明快さに納得す 傲慢予防のアンチョコにしよ ――

因数分解の問題が解けたみたいな気分、でした。
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今日の一首

2012-08-01 04:11:02 | 今日の一句・今日の一首


――未明今いのちの儀式挙行らし しじまときおり蝉の産声――

暑苦しくて眠れない夜でした。
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芝刈り後朝顔眺め梅を干す

2012-07-30 10:03:40 | 今日の一句・今日の一首
朝顔が毎日涼味を提供してくれます。
昨日芝刈りをしたので、芝の中の雑草も目立たず、芝の緑もきれいです。
そして、土用干しの梅を広げてきました。
夏の光景、です。
句の方は誠になっていないのですが、狭い旧庭の方は、こんな感じです。
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久しぶりの一首

2012-07-26 05:20:10 | 今日の一句・今日の一首

――新庭にバラだアーチだレンガ敷き 旧庭の朝顔あなた絶品――

 新しい庭が加わってアレコレ気をとられている庭園主だったけれど、去年と同じところに同じように花をつけた朝顔の風情に、この花も好きだったと振り返える。

――初庭の向日葵フェンス十五本 殿(しんがり)開花す土用炎天――

 敷地境界に沿うように植えた向日葵がフェンスの役割を果たしているかのよう。その15本も咲く時期の早い遅いがあって、ようやく最後の1本がもっとも大きな花として今朝(土用?ま、いいか。苦笑)開きました。

無粋な作品ですね。作者が解釈を添えてようやく通じる。アッハハ
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今日の一首

2010-11-22 21:15:13 | 今日の一句・今日の一首

肩並べ先行く二人何語る錦の山里光燦々

距離が離れていること、連休がとりにくいこと、で、なかなか顔を合わせることができない親子。
父と息子。180センチ近い長身の二人が語らって歩く姿。
その光景の残像が残っている。あの四季桜が咲く里をドライブした小春日和の一日は、私にご褒美の一日でした。
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今日の一首

2010-11-22 12:52:23 | 今日の一句・今日の一首
三人旅あの時は夏かの日冬それぞれの想いあり再訪の三千院

日曜日 京都御所、大原三千院のバスツアーに、アラカン3人連れで参加。
それなりの年齢であり、三千院は、三人とも「来たことあり」でした。
「あの時は若かったー」の台詞か飛び交うひととき。
ウチ2人が「安産祈願」のお守りを求める。

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今日の一首

2010-11-15 12:58:11 | 今日の一句・今日の一首
樹皮を剥ぎ煤を集めて紙と墨捕虜となりても湧き出づる歌あり

引揚船いかに待ち遠しかろ嬉かろ人波溢れた舞鶴の町

桟橋の展望台への道すがら同期ら植樹の桜の並木


推敲足らずですが・・・
土曜日に福井のあわら温泉に一泊し、昨日母を連れて京都の「舞鶴引揚記念館」に行ってきた。
10年ほど前に行っていたので、私たち夫婦は再訪です。
「『帰ってきた』と電報が来たのは、23年の7月27日。7が運のいい数字だと信じていたから・・・、そのとおり27日に受取った」と言い張るのだけれど、引揚船の到着日はその日にはない。
きっと、26日の朝嵐丸で着いて、検査があって翌日に電報を打てたのだろう、と思う。
乗船人員が2100名なんて、すごい大勢。
でも、どんなに過密満員でも、「引揚船に乗れた」そのことの喜びは、さぞや嬉しかっただろう、と思いを馳せながら資料を見て回る。

1首目は、丁寧に剥いだ白樺の樹皮に、細かい字で歌が書き連ねてあったのをみて。
国が、手に銃を持てと命じても、歌人は詠むのをやめないのですね~、この国ってそんな文化を持つ国なのでしょう。防人の歌も有る国ですから。

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今日の一首

2010-11-12 08:54:13 | 今日の一句・今日の一首
 久方の帰省伝えるメール受け銀杏買いて団欒を待つ


今月、こちらで学会があるとかで、息子が久しぶりに帰省します。夏に会った時は娘の事故で、ゆっくり話どころの気分ではなかったから、よい秋の夜長になればと思っています。

かつて、夫の実家に帰省すると、必ずウナギの蒲焼が食卓にありました。お刺身や焼き魚、お煮しめと、充分揃っているのに、「ウナギの蒲焼」でした。
育ち盛りと違って、その頃はもうウナギは充分に普通に食べられるし、珍しいご馳走でもなくなっているのに、どうしても、夫の母は、息子にウナギを食べさせたかった、のでしょう。
今は、その気持ちわかります。

そのウナギに変わるものが、銀杏では、ちょちょっと格落ち?アッハハ

コメント (4)
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