日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

思わぬ電話が・・・

2010-11-29 10:58:21 | 家族
先日一緒に、温泉に一泊して、舞鶴の引揚記念館に行ってきた弟が、悪性腫瘍との電話が入った。
あの時は、咳き込みながらも、母を温泉まで連れて来てくれた。
1週間ほど咳が止まらず、熱もないのにオカシイ。喘息だろうか、と3か所の病院に通ったことを話題にしていた。
確かに、本当に辛そうだった。
で、その後、である。
なんとびっくり。レントゲンでは異常なし、と聞いていたので、肺がんとか、肺結核じゃないのね、と素人判断していたら、CTで検査したところ、10センチ超の腫瘍が、気管と食道のあたりに巻きついているらしい。
精密検査の結果を待ちきれずに、金曜の夜から抗がん剤を開始。

今朝の電話では、腫瘍が小さくなったのか、夜寝られるようになった。食事も3食食べられる、と。
気持ちが高揚しているのか、現状をとうとうと説明してくれる。
私の方が、「くすり」「腫瘍」という言い方をしてしまうのに、当の本人が「抗がん剤」「悪性腫瘍」と口にする。
どっちでもいい。本人が意気消沈していないから、ひと安心。
苦しくて眠れなかったのが解消したこともよかった。
食欲減退していないのもOK。

今日、全身のCT検査をするそうだけれど、転移していませんように、
と、願う。
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なんというか、今頃・・・、と思うこと、イロイロ

2010-11-29 07:01:58 | 私の雑感あれこれ
その中にいるときは、その水が当たり前だと思っていたのだろう。
今頃になって、気づくとは。
でも、人生はながいから、いつからでもない。
しっかり歩め。
そんな心境でもあります。

我が家に育って、
自分の櫂は自分で持ち続ける人間になって欲しいと、
で、アレコレあったけれど、学びたいから、と大学院まででて
結婚して・・・。

そのとき、夫の父親は年金暮らしで、悠々自適、と形容している夫だったのに、
お姑さんに病気が見つかったら、
舅は自分の妻の世話をできなくて、娘と姻族になったばかりの嫁が…という流れ!

えっ!
自分の妻が病気になると、自分が何もできないなんて!
できなくてもいい。
でも、できるようにならないと!

結婚式をして数ヶ月の飛行機で行き来する息子の奥さんにまで、期待するなんて、
えっ!
日本の男って、
ちょっと前まで、取締役まで出世したお父さん、なんていっていたのは、こんなこと?

ああ、夫も、夫のお父さんも、つくづくリベラルな男であり、男だった、
と思い返します。

娘よ。
なにを見て育ったのか!
そういいたいのだけれど、
愚痴る人ではないから、あなたの道を選択してください。

ああ、専業主婦をしている奥様方へ
こんな夫婦のあり方っておかしくないですか。

勿論、諸事情で短期にどうしても助っ人がいる、ということなら助け合うことは大事でしょう。
定年退職したお父さんたちが、時間をもてあましているのなら、60の手習い、70の手習いで、奥さんのもしものときの、家事ができるようになる、コレって、是非是非必要な課題だと、つくづく思いました。

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この界隈だからか・・・

2010-11-24 15:48:34 | 私の雑感あれこれ
所用が終わって帰省した息子が、家に着いたのは夜半の11時半。
タクシーで。
翌朝、最寄りの地下鉄まで送って、財布を忘れたことに気付く。
で、Uターンして探したが見当たらない。
だとすると・・・
多分・・・
で、タクシー料金を支払ってから玄関に入るまでの間に落としたに違いない。
ってことに。

タクシー会社に問合せ、をしているうちに
警察から本人の携帯電話があったという。

何で携帯電話に?
届出られた財布の中身から勤務先が判り、そこに問い合わせて本人の携帯電話を聞いての連絡。
「財布がない」と気付いてから1時間ぐらいの間に。
すごいものです。

飛行機で遠距離から帰省しているので、財布には万札もカードも自動車免許書も入っています。
でも、朝一で警察に届け出てくださったのです。

きっと、朝のウォーキングの人かもしれません。
そりゃー、私だって、拾いものをすると届出ますが、うれしいエピソードでした。
近頃はカード類がいっぱいで、紛失届でなど面倒極まりない。
その作業もなくなって、おおいにホッとしたものです。

全くの住宅街だからだよ、と息子は言っていましたが・・・
住みよい街なのでしょう。
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実は私も・・・

2010-11-24 13:14:21 | 私の雑感あれこれ
一度、交通事故に遭ったことがある。
私は自転車を引いていて、乗用車とぶつかった。
自転車がひしゃげたけれど、私を守ってくれたのか、救急車で運ばれて、頭は包帯でぐるぐる巻きになったけれど、一晩だけで退院した。

ああ、よかった、と喜び(夫も安堵してくれた)、
だからかどうか不確かだけれど、カナリアを飼い始めた。

そんな若いころ。
夫の実家の夕餉の席で、
何かの拍子にこのエピソードを語ったら、
「バチがあたったんだ」という言葉が返された。

ワタシ「・・・」。
自分は、この席では、そういう立場なのだ、と受け止めるしかなかった。
確か24歳ぐらいだった。
辛かった。

幾星霜。

大事な息子を奪われて、そんな気分だったのだろう。
思ったことを口にするタイプで、
だから出た言葉。

ワタシの神経も太くなって、歳月とともに癒されたけれど、
夫にとっては、それぐらい我慢しろよ、程度の話題。
24歳の私は納得できる器量ではなかった。

夕餉の席で、あの言葉が耳に届いたときの、ワタシの時間が一瞬止まった、ことには誰も気づかない。
そんな些細なエピソード。

ウフフ、もういい。
それほどまでの喪失感だったんだ、ということが判るから。
大事故でなかったことが幸いだったのだから。





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今日の一首

2010-11-22 21:15:13 | 今日の一句・今日の一首

肩並べ先行く二人何語る錦の山里光燦々

距離が離れていること、連休がとりにくいこと、で、なかなか顔を合わせることができない親子。
父と息子。180センチ近い長身の二人が語らって歩く姿。
その光景の残像が残っている。あの四季桜が咲く里をドライブした小春日和の一日は、私にご褒美の一日でした。
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今日の一首

2010-11-22 12:52:23 | 今日の一句・今日の一首
三人旅あの時は夏かの日冬それぞれの想いあり再訪の三千院

日曜日 京都御所、大原三千院のバスツアーに、アラカン3人連れで参加。
それなりの年齢であり、三千院は、三人とも「来たことあり」でした。
「あの時は若かったー」の台詞か飛び交うひととき。
ウチ2人が「安産祈願」のお守りを求める。

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今日の一首

2010-11-15 12:58:11 | 今日の一句・今日の一首
樹皮を剥ぎ煤を集めて紙と墨捕虜となりても湧き出づる歌あり

引揚船いかに待ち遠しかろ嬉かろ人波溢れた舞鶴の町

桟橋の展望台への道すがら同期ら植樹の桜の並木


推敲足らずですが・・・
土曜日に福井のあわら温泉に一泊し、昨日母を連れて京都の「舞鶴引揚記念館」に行ってきた。
10年ほど前に行っていたので、私たち夫婦は再訪です。
「『帰ってきた』と電報が来たのは、23年の7月27日。7が運のいい数字だと信じていたから・・・、そのとおり27日に受取った」と言い張るのだけれど、引揚船の到着日はその日にはない。
きっと、26日の朝嵐丸で着いて、検査があって翌日に電報を打てたのだろう、と思う。
乗船人員が2100名なんて、すごい大勢。
でも、どんなに過密満員でも、「引揚船に乗れた」そのことの喜びは、さぞや嬉しかっただろう、と思いを馳せながら資料を見て回る。

1首目は、丁寧に剥いだ白樺の樹皮に、細かい字で歌が書き連ねてあったのをみて。
国が、手に銃を持てと命じても、歌人は詠むのをやめないのですね~、この国ってそんな文化を持つ国なのでしょう。防人の歌も有る国ですから。

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今日の一首

2010-11-12 08:54:13 | 今日の一句・今日の一首
 久方の帰省伝えるメール受け銀杏買いて団欒を待つ


今月、こちらで学会があるとかで、息子が久しぶりに帰省します。夏に会った時は娘の事故で、ゆっくり話どころの気分ではなかったから、よい秋の夜長になればと思っています。

かつて、夫の実家に帰省すると、必ずウナギの蒲焼が食卓にありました。お刺身や焼き魚、お煮しめと、充分揃っているのに、「ウナギの蒲焼」でした。
育ち盛りと違って、その頃はもうウナギは充分に普通に食べられるし、珍しいご馳走でもなくなっているのに、どうしても、夫の母は、息子にウナギを食べさせたかった、のでしょう。
今は、その気持ちわかります。

そのウナギに変わるものが、銀杏では、ちょちょっと格落ち?アッハハ

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もし、こんな機会があったとしたら・・・

2010-11-09 07:22:50 | 私の雑感あれこれ
この歳になってくると、同級会の話題が出る。
先日、夫が高校の同級会に出た。
40年ぶりの出席で、そんな久方ぶりに顔を出した人は、一言挨拶といわれたそうだ。

もし、私にそういう機会があったなら、ということで・・・


本当に40年ぶりで皆さんにお会いできて、不思議な気分の中に居ます。
この街は、夫の実家のある街なので、来てはいたのですが、同級生の誰に会うこともなくの40年でした。
よくみると、当たり前のことなのですが、集まっているのが高校時代のみんな、です。
40年以上前になるのですが、すぐ思い出せます。
不思議なものです。
子供が高校生の頃、その入学式で、
「高校時代は、外見の変化はそんなに見られなくても、蝶々のさなぎが蝶になるときに、そのさなぎの身体の中で、たんぱく質が一度どろどろに分解し、再構成されるのですが、
人も、高校時代の子供も、その内面において、そんな変動が起こる時期です」
と、聞き、ただ上手い表現だなと思っていました。
最近、自分の高校時代のことを思い出して、ふと、思いました。
自分にも当てはまる、と。
15歳の4月から早朝の始発の汽車で通学する日が始まりました。
地元の学校ではなく、敢えて「汽車通」(汽車で通学するから、キシャツウという言い方をしていた)になったわけです。
今も近くに住む、あのころの汽車通仲間とは、幾度か会って食事をしたりしています。
で、「さなぎ」のドロドロのことですが、
文学少女のIさんが一つの出会いでした。
国語のA先生の熱心な授業展開の後も、Iさんと、アレコレ語ったような思い出があります。
このころから、本を読み始めました。
遅かったー。本を読む速度が。
アンナカレーニナを中学時代に読んだとか、読むのが早い友人たちを妬ましく思いながら、比較的短い明治以降のものとか、翻訳ものではヘルマンヘッセなどを読みました。
ただ、言って見れば、「本を読み始めた」というだけのことですが、
なんだか、今思えば、それが、あのさなぎのドロドロだったような気がするのです。
でも、その期間も、考えてみればたった2年間なのです。
私にとってのこの本を読む出だしのIさんなのですが、当然のように読書する少女だった彼女には、特段の記憶はないそうです。
ものごとに対する印象とは、個人的なものでそんなものなのでしょう。

2年から3年になる春休み頃、
もう受験勉強に入らないといけないから、この本を最後にしよう、と読んでいた本を覚えているのですから。
その本は、シモーヌ・ド・ボーボワールの「娘時代」でした。

この本読みに耽った2年間が、将来の進路選択につながったのだから、果たして、よかったのかどうか、微妙なところがあるのですが・・・。


ふふふ、こんな場では、誰が好きだったとか、もっと楽しい話題がよかったかしら。
小学校、中学校時代は片思いの多きタイプだったのですが、一番ばら色であろう、この高校時代は、本を読まんとしていた、面倒くさい女生徒でした。

さなぎからの脱皮は大学に入って、ということになります。
ああ、思えば、遥か昔です。
でも、それまではキュリー夫人の偉人伝ぐらいしか興味なかった私が、文学本を読み始めたのが15歳、高校1年のときからなのです。

自分の振り返っての思い出話になりましたね。
ここまで元気にやってきました。
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漫画三昧の日曜日

2010-11-08 11:10:43 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
漫画「医龍」を黙々と読んだ。
「ブラックジャックによろしく」を「新」も含めて読了して、次ぎは、こっち。

「…よろしく」に惹きこまれていたもので、初めは、気乗りしない読み心地だつたけれど、読み進めるにつれて、勢いついて、最新刊の24巻まで、一気に読みました。

なんという贅沢。・・・漫画本に没頭できることを贅沢っていうのは、ささやか?
でも、私的にはも充分に興味深く没頭しちゃいました。

漫画って、すごいね~。
これで、大勢の読者がいるんでしょ。

どちらかというと漫画不得意だったのだけれど、返上です。

大人買いした漫画本がリビングにズラッー。
歳を考えると、不釣り合い?
そんなことより、面白いのだから、いいじゃーありませんか。笑
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