日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ひと手間かけて・・・。

2008-11-26 07:49:40 | 私の雑感あれこれ
大根を煮る。
「大根時の医者要らず」と言われる。
大根が身体にいいのか。それとも、大根が収穫される秋は実りの秋。食べ物が充分になることから、病気にならずに済む、ということか。

1時間近くの通勤時間をかけて帰宅して、即夕飯支度に流し台の前にへばりつく生活だから、何かと簡便に流れてしまうのが日常、なのですが、
久しぶりに、米のとぎ汁で大根を水煮してから、煮物を作りました(どんな風の吹き回しか、朝出勤前に下ごしらえしたのです)。
食卓で湯気を上げている大根を口にしながら、
あーあ、大根のアクが抜けて、味がやわらかい。
手抜きと違う。
確かに気づきました。
作った本人だもの、気づきやすいのは当然でしょうけれど(笑い)。

「大根を煮るときは米のとぎ汁で」は、料理のイロハなのは知っていても、過去にも何度もそうしていたのだけれど、時間もないし「ま、いいか」で、大抵は昆布と一緒に煮始めていました。
先人の知恵って、凄い。
ああ、私は自分の娘たちに、このささやかな技を伝授した?・・・だろうか。


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この休日、一冊の本があるということ。

2008-11-23 09:39:33 | 今日の一句・今日の一首
読みもしないで、ワクワクしているなんて、おかしいのですが・・・。
昨日、本当に久しぶりに本屋さんへ行きました。ネットでばかり購入するようになって、本屋さんへの足は遠のいていたのです。
でも、いつものネットで買おうとしたら、新品が定価の約2倍の値段。実は、前にも早く読みたくてネットで買ったら、定価より高かったという体験があるので、ここは慎重に、購入のクリックをするのをやめたというわけです。2520円が5000円超ではちょっとね。

先日旅行に行ったとき、ガイドさんが今読んでいる途中、といっていた彼女、きっともう読み終えているでしょうね。
アメリカでは販売部数100万部超らしい。
だから、当然本屋さんで入り口部分に平積みかな、と思っていたのですが、沢山の平積本の中には見当たらず、売り切れか!と内心ビクビクがっかりもし始めたのですが、販売員さんに在庫を検索してもらったらありました。
販売員さんは、タイトルを伝えても、聞きなおしたぐらいで、ツーカーでもなく、あー、マイブームなのでしょうか。

題名「マイ・ドリーム」バラク・オバマ自伝です。
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早朝 冷え込む。

2008-11-20 07:44:20 | 私の雑感あれこれ
早朝6時台。
歩きながら、東の空に朝焼けを見る。
何度見ても、厳かにすら感じる この雲間の茜色。
近景はススキの穂に秋の草むら。
その向こうにたっぷりと水を湛えた溜め池。
向こう岸の住宅街はもう小さくみえて、遠景の山並みへと続く。

シャッターを押せばいいのだけれど、私は手ぶら。
あーあ。

そして、足早にユーターンの地、東向きの神社の境内で拍手を打ち、振り向くと、四季桜が満開。
石段を降りて、桜の下まで歩み寄る。

誰も居ず、誰とも話さず。
でも、なんと見事な朝の一幕。
ここに記す。
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金融危機 横町のご隠居(笑)の話では・・・

2008-11-19 10:00:26 | 社会問題
これは、経済戦争によってもたらされた戦災とも考えられる、と。
うん、そう考えると案山子にも判りやすい。

人にはゴールドラッシュの動きをする習性がある。もちろんヒト全てではないけれど。
かつての帝国主義時代は植民地の奪い合い、プランテーション政策による搾取に明け暮れた時代もあった。
金やコショウやコーヒー豆、紅茶、石油、鉄鉱石、昨今ではレアメタル、という目に見えるものを追いかける。そのための戦い 数多くしてきた。
そして、アイテムは「マネー」に替わって、今度は資本家から集めたお金が巨大投資資本となって、世界中を席巻しだしていた。

媒体は「マネー」。
だから判り易く、その量の多寡によって威力を発揮するものだから、容易に国境を越えていった。
で、今は、サブプライムローンの破たんが切っ掛けとなって、巨大投資銀行までも破綻。これ金融戦争の敗戦なのだろうか。

人類は幾多の敗戦を経験してきている。今回はナンバーワンの国における金融戦争敗北の被害額が大きいということで、首脳陣は知恵を絞っている。
現実の戦争ではないから、ミサイルは飛ばず、血は流れない。

G7がG8となり、今回はG20と会議に集まる国が増えて、テーブルに顔を揃える国が増えたことは、戦果かもしれない。

格差が縮まったと推測する。
だって、資産運用している人たちが、こぞって大損をしているだろうから。
戦争を経験したことはない。
だから、聞いた話、読んだ話などを持ち出して、類推するしかないのだけれど、
戦争は、価値観をシャフルする機能をも持ち合わせているものかもしれない。
ほら、私たちの国では、こんなことがあったのでは。
農地改革といって、大地主さんが、土地を失ったり。
大金持ちが、超インフレで貨幣価値が下がり、考えていた暮らしができなくなった。
などなどがあったのではないだろうか。

それに類するようで、
今度の金融の戦でも、大資本家が大損失を受け、小資本家も、それなりの損失を体験している。
これが昨今。

血の流れる戦争でなかったから、よかった。
世界の首脳も、対策に東奔西走。

搾取ではなく、説明できる、公正で公平な対策に向かうと期待している。
集まるのが少ないと、偏頗が生ずることもあるけれど、先進・中興20カ国も集まると、偏頗になりようがないと、期待している。

歴史に学んで、少しでも賢く、そうあって欲しい。



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篤姫、鳥羽伏見の戦いのあたり

2008-11-17 22:06:43 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
NHK大河ドラマ篤姫も11月の半ば。江戸城明け渡しも近づく。
昨日は鳥羽伏見の戦いを幕府軍の総司令官徳川慶喜が戦が緒に就いたところで、船で江戸に逃げ帰った事実を描いている。
殿様がいなくなったのでは士気は上がろうはずはなく、鳥羽伏見の戦はあっという間の薩長軍の勝利。
逃げ帰った慶喜、勝海舟を頼る。
勝は、天璋院に相談せよ、と指図。
自分の首を差し出してでも、という慶喜に対して、
天璋院は言う。
あなたは、生きて生き恥を晒しなさい、と。
きっぱり。

-ああ、こんな杜撰な解説を書いても見ていない人には判りようがないでしょうー

で、この番組、多分この一年を通して、高視聴率だと思うのだけれど、
そして、徳川様の子孫だとか、末裔だとか、でありがたがっている人も大勢いらっしゃるだろうに、この、生き抜いて、生き恥を晒すのです、の台詞にはどう思われるのかしら、そう思って、場面を見ていました。

そこら辺りの歴史本を読んだことのある家人に言わせると、無知なのは私であって、本を読んでいる人には、慶喜が逃げ帰ったことは常識のような了解事項であり、だから徳川さんの子孫たちは、ひっそりと生きているんだよ、と。

へー、そうなのか、と、一人納得。だって知り合いに徳川様の子孫の方がいるわけでないし、ワタシには説明がすぐ行き渡るのです(笑い)。

でも「慶喜の孫たち」とか何とか、いかにお姫様であるかを言いたくてたまらない路線の本を立ち読みしたこと、あるけどなー。

それにしても、天院様は凄い。
四面楚歌だったり、目的が叶わなくても、それで自分はどうあるべきかを模索し、前に進もうとする。勝麟太郎も自書ののなかで天璋院様の器量の大きさに感嘆しているという。そこまでの傑出した人物、見聞きしてそう簡単に学べるものではないけれど、ああ心しなくてはと、言い聞かせる自分がいる。自分のうちに思考する世界を持っていること、その世界を育てるのは自分自身。さて、自分の内なる世界は高まっているだろうか、ああ。

宮尾登美子さんと脚本家さんの手が加わって、判りやすく魅力的に作られた人物であって、本物とは相当違うのだとは思うけれど、そんなの関係ない(古い!笑い)ことにして、ワタシは宮崎あおいの演じる篤姫様、ファンです。
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皆さん、お気づきですか。

2008-11-12 08:03:36 | 私の雑感あれこれ
毎日の首相の記者会見、ネットニュースでは「ぶらさがり会見」という表現をしている、アレです。
小泉首相のときに、国会からの行き返りに記者が足を止めようとマイクを向けるのをうるさがり、それならば、と毎日、決まった場所で記者会見することになったと記憶しています。
で、その際に、国が持っている絵画なども沢山あることだし、背景にかけてテレビで見てもらう機会にするのもよい、ということで、次々と絵や書を見せてもらっていました。
勿論、前に、小泉首相だったり、安倍首相、福田首相の姿があるわけで、絵だけを鑑賞することはできないのですが、
ああ、幾つかの中から、この絵が選ばれたのだ
とか、季節を配慮して、冬景色の作品に替わったな
とか、余程好きなのかしら、また、この椿の絵、二度目のように思うけれど
ああ、書もあるんだ、書を選んだのは、この首相の意思も入っているのかしら、
うーん、この絵、表現が古風だけれど、コレが評価されるのだ
とか、この絵を、国が買い取ったのか、借りたのかは知らないけれど、推奨した人もいるんだ、うーん。
などなど、以上は、一度も声に出したことはありませんが、心の中で行きかっていた思いでございました(笑い)。

ところが、麻生首相になってから、会見の場所が変わったのか、書画に興味がなくて、面倒だからか、漫画好きというイメージにそぐわないから、か、知らないけれど、のっぺりしたバックになりました。

保存している作品が一通り展示し終わったからなのでしょうか。
良かったんだけれどなー。
その絵を選んだ人と、自分の好き嫌いが、合ったり合わなかったりだったけれど、今度はどんな作品かな、という興味で見ていた人間が、ひとりは確かにいたという印をここに残しておきます。
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王様の耳はロバの耳ではあるまいに。

2008-11-11 12:55:49 | 私の雑感あれこれ
今日の朝日新聞は、総理の読み方知らずを記事にしている。
国会答弁においても「踏襲」をいつも、なんども、「フシュウ」と発音すると。
「フシュウ」と発言さたものは「踏襲」に置き換えて記録していると、いろいろ各ケースを調べて、嫌に丁寧な記事。
ちょっと、誰かが耳打ちすればいいのに。
仕事周りの人でもいいし、家族でもいいのに。

先月、確か国会の場で、首相が手元の書面を見ながら、嫌にしばしば書面に目をやられるので、間違ってはいけないことだから、それは読み上げになっても、中身が大切なのだと思って聞いていました。
で、表現の中に「…モクトが立たない…」「…モクトがたった段階で…」という音声が出てきて、はて?書面には「目途」という書き方がしてあるのでは、と思いました。
総理も、就任間もなくて、緊張して上がったのかしら、とも思いました。
で、調べました、電子辞書で。
イヤな性格でしょう、⇒ワタシ。
「めど」では「目処」と出てきて、
「もくと」では「目途」が出てくる。
ふーん、「もくと」もありなんだ、
辞書のおかげて、早とちりしないですんだと一つ学習。
でも、これまでに「もくと」と言い慣わしている人には出会ったことはありませんけれど。
より格調高い文語的表現なのでしょうか。

そう思っていた矢先の、朝日新聞の記事。
ちょっと記事のスペースが大きすぎて、品格に欠けると思いますが…。
ちょっと、耳うちする人がいないことが、気の毒です。
国のトップといのは、そんなに訂正の助言するのも恐れ多い存在なのでしょうか。
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感慨。

2008-11-11 08:03:33 | 私の雑感あれこれ
今年の6月に「超・格差社会アメリカの真実」という本を読んだ
中味が濃くて、知ることが多く、サラリと感想をかけなかった。
そんな中味の多い本のなかで、覚えているところがある。

アメリカ社会の中の優秀な黒人は、それが自分の主義主張に沿うからということではなく、自分の能力が何処の場であれば有用に発揮できるかを考えて進路を選択している。

という趣旨のことが書かれており、その例として、パウエル氏が挙げられていた。
日本では気づかない思いであり、アメリカ社会の一面を教えられ、読者の私は頷き、そして納得した。
ブッシュ大統領の最初の4年間の国務長官がパウエル氏、次の4年間が女性のライス氏。
ご両名の頭脳の優秀さはさぞかし、なのでしょう。
黒人というマイナーな部分を持ちながら、国務長官の仕事を担う力量とのポスティング。
そして、オバマ氏の大統領選挙での終盤、パウエル氏のオバマ氏支持表明。
オバマ氏の勝利。
ライス氏が、その勝利に賛辞を送ったというニュースも見ました。

自分の能力をより高め、発揮できる場を選択するという形のモデルのような、おふたかたそれぞれが、今回の民主党大統領の誕生にさぞかし深い思いを抱かれるのでしょう。
その著者がその本(娘に譲ったので、今手元にない)に書いた現実の殻が、打ち破られたのだと、ひとりその本のそこのところを思い出していました。

格差社会は良くないのは勿論です。
努力しても、能力があっても、それでも暗然としてあるそれをひとつ打ち破った、そういう思いにさせてくれたアメリカ選挙民の投票行動。
ここまできたのですね。

まったく、選挙権はないものの(笑)、この時代に生きて、人智のまんざらでもないことを、味わえました。

繰り返しますが、頭書「超・格差社会アメリカの真実」が、現実であるならば、名演説に酔ってばかりはおられず、厳しいのも事実です。


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続き 給付方法について

2008-11-07 07:23:50 | 私の雑感あれこれ
高額所得者には、 「給付金を辞退してください」そんな案が持ち上がっているらしい。

給付金は「生活費補助費」であり、「バラマキ」ととられては困る
から。

自宅に届いた葉書を持って給付を受ける案も考えられているという。
全員に届くわけだから、全員当選のお年玉付き葉書みたいです。
その葉書に「辞退」の文言を入れるとか。
交付の役所は土日にも手続きを開いてくれるのだろうか。
仕事を休んで受け取りに来いというわけではあるまい。
きっと、家庭にひとり、家事専業の奥さんがいると思っていらっしゃるのでしょうか。
なーんだか、です。

受取り辞退にしなくて、高額所得者には、「早めに消費に回してください」にすれば、経済活性化にもつながり、
景気低迷化の現状にプラスなのに。

それでは、「バラマキ」と受取られて、選挙に響くとお考えなのでしょうか。

実現までに、二転三転しそうな案です。



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給付金 2兆円。

2008-11-06 13:48:57 | 私の雑感あれこれ
翻って、日本。
首相は埋蔵金から2兆円を、国民に給付しようという話を持ち出した。
「全世帯に」
だったのが、
(自分(麻生氏)のところはいらない、最初から眼中になかった)
「全世帯というのは、お金を必要とする全世帯の意味」だったとか。

「雲の上から○○殿が、下々にオフレをたれた」みたい。
そこで、
「世帯収入1500万円(?)以下、とかの所得制限」があるようになって、
それを、区分けするのが大変だから、
「自己申告で」
とか、見聞きする。

どこに申告するのか、
まさか、受取口の役所に出向くわけではあるまい。
振込詐欺多発のこの国、
インチキが発生しないと、信じていらっしゃるのか。

自分がまったくインチキするつもりでなくても、
インチキがまかり通るシステムを堂々と国が提案する、
そういう素人ゲームのような分配システムがまかり通るなんて、なーんだろ。
公正、公平であってほしいのに。
たとえ国民が知らなかった埋蔵金であっても、国民の出損、納付金の類が溜ったものではないかしら。

そして、2兆円を分配するための経費は別立てで、いくら費用がかかってもOKはやめてほしい。
きちんとコストを計算すべきです。
多くの納税者のケースにおいて、税額控除の形で実施できるのであれば、特別の郵便物のやり取りもしなくて済むし、その方法を採用するのがコスト上便宜だと思うのだけれど。
何パーセントかの除外者を抽出するために、多大なコストがかかるとすれば、本末転倒。
高額納税者の方々へは、少しの減税分を消費に回しましょう、というアピールをすればいいではないですか。

この場合、会計上はこれまでないと知らを切っていた「埋蔵金」が「20年度の所得税」に振替えになるのかしら。
ちょっと滑稽でもあります。

この案って、麻生さん解散前に実施するつもり?
年末のおもち代ということ?

「収入の資料はいりません、窓口での自己申告で、お支払いします」なんていう、アホらしい方法は、文明国としてふさわしくないと思うのだけれど。







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