さかしま日記

勝手気侭な独り言。最近は特に。。。

本 つづき

2014年01月20日 | 読書
まだまだ読んでまっせ。

越智月子「スーパー女優A子の叫び」
ダメだった・・・。
読み始めてすぐネタ元の女優が想像できる。
文章は下手でもないし、共感できるところもあるけど、読めない。
視点がぶれているからかな・・・。

林真理子「正妻」上・下巻。
いつもの林スタイル。
もうこれで十分。
いくつか、林真理子本人そのものの考え方が主人公から
出てきたものがあって、それが気持ち悪かった。エッセイみたいで。

山口恵以子「月下上海」
意外にも悪くはなかった。
雰囲気だけはなかなか出ていると思います。
ドラマのネタ本っぽいけど。

ベアテ・シロタ・ゴードン「1945年のクリスマス」
副題は日本国憲法に男女平等を書いた女性の自伝、です。
自伝なのでどこまで正確か・・・。
読んでおいた方が良いです、歴史を正確に知るためにも。

岡本嗣郎「終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし」
こっちの方が作者が確かジャーナリストで丹念に取材しているから
情報が正確かも。
うん、絶対読んどいた方がいい。
私も忘れかけているから、も一回読みなおそう・・・。

熊井明子「シェイクスピアの妻」
ハーブ研究家でハーブの本をいくつも出してますけど、
この方の小説はまだ読んだことがなくて、
シェイクスピアとその年上の妻について書いた小説。
完全につくりものの世界ながら、その時代の息づかい、時代感が
生き生きと表現されてて、一瞬で鄙びた古いイギリスの田舎に入り込んでしまいます。

高田崇史「QED ~flumen~ ホームズの真実」
これでQEDシリーズもホントにホントの終わりかあ。
この本のおかげで神社参りがますます好きになり、
日本史に再びどっぷり浸かることになった本でした。
まだたくさん謎を教えて欲しいな。
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2014年01月20日 | 読書
しばらくぶりだわ。

マイケル・ブース「英国一家、日本を食べる」
イギリスのジャーナリストが、3ヶ月間ほど家族で日本を縦断し
あらゆる日本食を味わった旅行記&食事記。
超有名料理人との対談、ちょっと毒のあるユーモアな表現、
よくある勘違い情報もなく、日本人以上に日本のことを知っていて、
日本の食についてはかなり詳細に書いているかも。
続き出してくれないかなー。

中山七里「追憶の夜想曲」、
同じく「七色の毒」こっちはオムニバス。
どちらも最高。この人の本、いつも続きが超楽しみです。
強いて言えば、追憶~の方に犯人が分かる伏線が張られており
それが余計かなと思ったのですが・・・ないと犯人がデテコナイ。

宮部みゆき「桜ほうさら」
お正月にドラマにもなりましたね。
登場人物がちょい多いのでこんがらがってくる。
さらっとしてでも一つ一つのエピソードがじわっと染み出すんです。
江戸時代の、流れのゆっくりだけど濃く端正な雰囲気が味わえる。
ああ江戸時代に住んでみたい・・・。

百田尚樹「永遠の0」
大ベストセラーの本、ようやく読みました。
う~ん、大作という意味では感動したけど涙ぼろぼろまでではなかった。
何かの番組で「自分は素人の文章」っておっしゃっていましたが
正直そんなに文章は上手くはないんですよね。
とにかく短文で読みやすい表現を心がけている。
表現力で感動させるというより、ルポで驚かせるという印象を受けました。
うん、でも面白かったよ。
同じく「プリズム」もそうかなあ。
読みやすいし、好きな人は好きかも。


黒田官兵衛についての本も読んだんだけど、作者忘れた~。
面白かったのになー。
あと、鎌倉時代の安房里見氏を書いた本も読んだけど
これも作者も書名も全部忘れたー。
主人公がかなりマイナーな人物だったけど、面白かったから
この作家の本を探しているけどヒットしない・・・。
メモらないとすぐ忘れちゃうな。
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2013年03月05日 | 読書
ここ最近は池井戸さんと中山さんの本ばかり。

池井戸潤「果つる底なき」「銀行狐」「オレたち花のバブル組」「民王」
「民王」は面白かった。軽い政治もの。
アクの強いザ・政治家という感じの首相(父)とあぽーな遊び人大学生(息子)が
ある日突然入れ替わってしまうという、ストーリーはありきたりだけど
会話のテンポとずれた応答がとても面白くて、にやにやしながら笑った。
実際の政治家をモデルにしているだろーなと想像するとなお面白いです。
軽い内容なのでいつもの銀行の物と違ってかなり違和感あるけど、
コメディとして読めば楽しめる~。

高野和明「ジェノサイド」
これはかなりの大作。う~ん、とうなってしまう・・・。
面白いんだけど、タイトルはジェノサイドでなくてもいいような・・・。
とにかく幅が広くて壮大だけど、ちょっとリアリティにかけたり
細部がちぐはぐだったり、意外な部分が無視されていたり・・・。
ラストは感動すると思います。

中山七里「連続殺人鬼カエル男」
あ、これ「スタート」に繋がっているのね。
中山さんの作品は登場人物がリンクしていて全部繋がっています。

火坂雅志「美食探偵」
大河ドラマ「天地人」の著作者ですね。
こちらは明治時代の文士(作家です)の探偵もの。
この手の時代小説ってちょっと嘘くさいのが多いのだけど
(江戸とか戦国時代とか違って、明治大正時代は現在に程よく近いから
つい想像で書いちゃう人が多いのかな)
これは細部まできちんと描かれていて、当時にタイムスリップした感じになれます。
主人公は実在の人物みたいです。知らなかった!
ちなみにこのあたりの時代を舞台にしている、佐和みずえさんの「お姫様は名探偵」、
続きがむっちゃくちゃ見たいのだけど、出してくれないかな・・・。
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2013年01月23日 | 読書
実家で読んでたのでだいぶ忘れました。

中山七里「贖罪の瞑想曲」「魔女は甦る」
「ヒートアップ」に繋がる事件物。登場人物もリンクあり。
ここんとこ、精力的に書いているなーと印象。
法曹界を目指していたのかなぁ?かなり法律に詳しい様子。
さよならドビュッシーも映画化するし、今後のご活躍が楽しみです。

宮下奈都「よろこびの歌」
ティーンエージャー時代に経験する、ぐるぐるもやもやの
思いがふわりと描かれています。
高校時代のこと、思い出して少ししんみりした気持ちになりました。

貫井徳郎「新月譚」
ある女流作家の一代記のようなもの・・・?
ボリュームはたっぷりだけどお腹いっぱいにはならない。
むしろ満たされない。
男性が書いたからか。宮尾登美子サンとかだったら
もっと底に流れる熱い血潮、滾りまで描けたかもしれない。
内容や展開はありがちかも。

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
本格ミステリーとは違う路線の、こういう軽いものも上手なんですよね。

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」
あー面白かった。銀行シリーズも既に何冊目かな。
ストーリーの骨組みは同じ、路線も同じだというのに毎回楽しめる。
そしてこのギラギラ感が好き。
親にも面白いから読んで~と勧めておきました。
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2012年12月27日 | 読書
中山七里「ヒートアップ」
面白かった。
組織に染まらない、一匹狼的な麻取と同じく
とてもそれっぽく見えないヤーサンのお話。
会話のテンポがリズミカルで良いです。
作者もだんだんうまくなっていくなあ。
最後のどんでん返しの引っかけが「葉桜」的で驚いた。

同じく中山七里の「静おばあちゃんにおまかせ」
ミス・マープルみたいな安楽探偵・静おばあちゃんが登場。
これも最後がびっくり。
静おばあちゃんは元裁判官。
裁判官の国民審査について考えさせられるところあり。

真梨幸子「女ともだち」
冒頭のねっとりじっとり重苦しい空気感の描写は○ですが
後半に行くに従ってだんだん飽きてきた。
なんせ、登場人物が多い。視点がとっちらかっている。
加えて人物がよく喋る。
ラストはまあまあ、かな。

同じく真梨幸子「更年期少女」
表紙の松苗あけみさんのイラストに惹かれて読みました。
う~ん。こっちはさらにダメ。
だってストーリーがすぐ読めちゃう。
ラストは意外ですけど、突っ込みどころ満載。
絶対無理だって。気づくって・・・。

貴志祐介「悪の教典」
これは面白かった!
映画の伊藤さんはハマり役でしょうね。
さわやかで怖い教師です。
下巻は読んでいてバトルロワイヤルを思い出しちゃった。
結構いいキャラの人どんどん死んで行くところとかさ・・・

七尾与史「ドS刑事」
かる~いタッチでえぐい描写を書いています。
それが持ち味かしら。
それにしてもよく人が死ぬ。死に過ぎです。
緊張感ない刑事。
ミステリーというよりコミカル。薄いのが好きな人向け。

平山夢明「ダイナー」
なんだろう、これ。
ミステリーじゃない、ハードボイルド?ノワール?
暴力と美食が組合わさった!舞台は殺人者向けの定食屋です。
ここではしっちゃかめっちゃかのぐちゃぐちゃの非日常の暴力が日常で
アメリカンな正当派ハンバーガーが最後の晩餐のように非日常的に食される。
読み始めは脳みそどろっ、内蔵ぐちゃ、血べっとりのスプラッタ描写に
ジューシーな肉汁たっぷりのバーガーが重なり、気持ち悪かったのですが
読むに従って登場人物一人一人が生き生きと動き、
躍動感が脳みそにダイレクトに届いてきたよ。
感情より動感が伝わる作品です。
料理のネーミングセンスも抜群。
久々にヒット~。

島田荘司「アルカトラズ幻想」
アルカトラズ刑務所は最近何かのニュースで目にしました。
絶対脱走できない刑務所なんだとか。
そこを脱走した人が体験したことがメインストーリーですが
刑務所の中だけの物語で終わる訳もなく、前半の猟奇的殺人や
後半の不思議な体験、途中のムーに出てくるようなお話、様々なネタを合わせ
そして全てが一つに繋がってます。
いやあ面白かったっす。

門井慶喜「竹島」
こんな難しいテーマをさらっと書いているってやっぱりすごい。
竹島は韓国、日本のどっちのもの?
小説なので、どっちに論点を当てても角が立ちそうですが
シーソーゲームのようにどっちにも取れる内容を
うまく重ね、まとめていました。
竹島のこと、改めて良く分かりました。
自国の歴史ぐらい真面目に知っておかなきゃね。
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買っちゃった

2012年10月23日 | 読書
「ベルサイユのばら 大人の切り絵」本。
オスカルやアンドレ、マリー・アントワネットの
切り絵がじゃんじゃん出来ちゃいます。
モノクロにしても影絵でも美しいっ!
切り絵や編み物、縫い物など、手を使う細かな作業ってすごく好きなんです。
の、割に仕上がりは性格が出ていて雑ですけどね。
作ってその後どうするの?って聞かれるけど、
作る作業が楽しくて、これもやめられない。
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読書の秋

2012年10月15日 | 読書
とりあえず読んだものは・・・。

東野圭吾「麒麟の翼」。
映画化されててその宣伝で何となく読んだ気分になっていた。

阿部智里「烏に単は似合わない」。
装丁が綺麗で目を引く本。
中身はまあまあ面白かった。
作者はすごく若いんですね。描写は繊細でややおっとり綺麗。
前半と後半が視点がガラッと変わり、構成重視の私にはちょっと違和感あり。

内館牧子「十二単を着た悪魔」
面白かった。すっごく面白かった。読後感もすごい。
内館サンの本は初めて読むんだけど、こーんなに面白いなんて知らなかったワ。
源氏物語の世界にタイムトリップしたニートの男の子が主人公。
物語の中で何十年と過ごして戻るのだけど、最後までうまくまとめられてて・・・。
情感もたっぷりで泣ける。
そして本作では嫌われ役の弘徽殿女御にスポットライトがあたっています。
確かに今まで弘徽殿側から読む源氏物語ってなかったなあ。
原作もしっかり勉強されているし、新たな視点にハッとさせられて
とっても面白いから絶対読むべし。

越智月子「モンスターU子の嘘」
びみょー。悪女が全然悪女に思えない。
描写もとってつけ。時代感が全然出ていない。
元ネタがすく分かっちゃうぐらいの切り貼り。
有吉佐和子「悪女について」の二番煎じ、いや三番出汁。

熊谷達也「バイバイ・フォギーデイ」
爽やか青春物語。高校生の時に読みたかったなあ。
課題図書にすべし。

有川浩「三匹のおっさん ふたたび」
まあその通り。
好きな人は好きだろうね、この人の本。

窪美澄「ふがいない僕は空を見た」
賛否両論だろうな、これ。ゴメンナサイ、私はダメです。
なんで売れているんだろう・・・。なんで映画化に?
単なるエロ本にしか見えないんだけど・・・。
リアルタイムでこの世代でかつよっぽど筆力に長けた中高生か
よっぽどこの世代のことを心の裏まで見透かせる人じゃないと
書けないだろうな~と思ったんだけど。。
文章にするより漫画で勝負しましょう。そっちの方がまだマシ。

太朗想史郎「トギオ」
このミス大賞だったので読んだけど、最後まで読めなかったよ。
無理でした。
妄想かかっちゃった描写についていけなかったよ~

誉田哲也「インビジブルレイン」「ソウルケイジ」
どっちもマル。
女性の心理よく分かってるなあ。
生々しいのだけど、その生々しさが嫌らしくなくて
共感できるところも、また突き放してみることも出来て
主人公の気持ちに入り込んだり外から眺めたり、出たり入ったり。
主人公以外のキャラもまた人間臭くていいです。

なんかコメントが辛口だわ~。
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2012年08月30日 | 読書
夏休み、実家に帰って図書館に行ったら、
こっちでは予約待ちで全然借りれない新刊をたくさん借りることができ、うほほでした。

まず、池井戸潤「下町ロケット」。
下町の町工場がロケットのエンジンを作る、ただ単に技術力だけの
話ではなく、そこに至るまでの紆余曲折のドラマがとても泣ける。

高殿円「トッカン the 3rd おばけなんてないさ」
ぐー子、成長したな。人としても仕事人としても・・・。

恩田陸「夢違」
装丁がとても素敵な本。でもねぇ・・・。
恩田さんのことだから夢に関する物語はいつか書いてくれる、と
思っていたのだけど・・・。
設定が甘い。
夢から覚めるように、引き込まれる途中でハッと現実に戻る感じ。
ネクロポリスぐらいの徹底した設定にして欲しかった。

高田崇史「QED 出雲神話」「QED 伊勢の曙光」
これでQEDシリーズは終わり。
寂しいなあ。
まだまだいっぱい謎が残っているのに!!
日本史をもっと勉強しなきゃね。
この二冊は繋がっているので一緒に読みましょう。

クレオ・コイル「事件の後はカプチーノ」
バツイチ・バリスタ・ママの事件簿。
最近の本なので、訳がとても読みやすい。
加えて登場するコーヒーが本格的!
アロマがぷうんと漂ってきそうな描写なんですよ。
ニューヨーカーらしく、恋愛話もたっぷりです。
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2012年07月16日 | 読書
トッカンがドラマ化されましたね。
みそこねた~。
でも、でも。
文字がやたらと出て説明臭いドラマは最近の流行なのか。
テロップが邪魔で苦手です。

さて、最近読んだ本は。
デュ・モーリア「レベッカ」。
超・有名古典なので、色々な人が今までに翻訳していて、
翻訳によってかなり違いもあるかも。
ヒッチコックによって映画化されているので
そちらの方が有名かもしれませんね。
じわじわくる心理的サスペンスです。

奥泉光「シューマンの指」
途中中だるみしたところもあるけどラストで
何度もひっくり返ってとっても面白いのでよし!
ラストが安易にまとまっててダメという人もいるかもしれないけど
私はまあ、よいかなと思いました。
加えて表現が本格的。
音楽ミステリと言えば中山七里の「さよならドビュッシー」もあるけど
「シューマンの指」の方が音楽評論家が書いたような
本格的で芳醇な表現で、かえって冷静でシンプルな感じ。
ああ、こういう本の感想って読んだ直後に書かないとダメですね。
もう忘れてる・・・。

万城目学「鹿男あをによし」
デビュー作でしたっけ。
タイトルの意味が分かるのはやっぱり本作半ば過ぎてから。
設定の割には軽い流れ、この軽さが真骨頂?

山口幸三郎「探偵 日暮旅人の失くし物」
シリーズ2巻目から先に読んだので、ちょっと意味不明だった。
若い作家さんらしく、表現がちょち・・・。
途中ころころっと変わる展開の早さや表現にはかなり粗さが目立つなぁ。
設定はとっても面白いと思うよ。
でももう少しね・・・って感じです。

小林恭二「ゼウスガーデン衰亡史」
ひゃーはははは!って感じ。
このブラックユーモアに溢れた、真面目かつ完全にフザケた内容、
ものすごく面白いから、もっと読まれてしかるべきって思うのになー。
もうかなり前に書かれた本だから、
似たようなものはどこかに出ているような気がして、
やっぱり違う、それがこの作者のすごいところだと思います。

あ~、感想って苦手。だってうまく書けないんだもん。
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2012年05月27日 | 読書
ここんところメモってなかった。

エイミー・チュア「最強国の条件」
最近は女性誌でもお見かけする有名な方ですね。
とにかく訳がいいです。徳川家広訳。お名前から分かる通り徳川家の方。
ほぼ大半は歴史書みたいなもんです。

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」1と2。
これいいですぅ~。本好きな方にはめちゃおすすめ。
鎌倉と舞台と古本屋という最強の組み合わせ。
古本屋と鎌倉に漂う共通のしっとりした雰囲気が感じられます。
ここに出てくる本がまた・・・いいセレクトです。

万城目学「偉大なる、しゅららぼん」
あれ。なんかイマイチ・・・。珍しく気合いが薄い。
トンデモナイ設定をさらっと書く流れは好きだけど
なんか物足りなかったなあ。

有川浩「クジラの彼」
なんで売れているのか・・・読みやすいからか。
ドラマ化しやすいからか。
この人の文章、唯川恵を思い出すなあ。

貫井徳郎「被害者は誰?」
イラッとくるけど面白い。

竹田恒泰「語られなかった皇族たちの真実」
旧皇族の方が、彼らしか知り得ない事実から歴史を語ります。
ポツダム宣言を受け入れた後の混沌とした日本を、暴走しそうな軍部を
止めに走った皇族の方々の努力。
まさにノブリス・オブリージュだなと。
女系天皇の意味もよく分かります。

ダイアン・デヴィドソン「クッキング・ママの名推理」
ケイタリングサービスの仕事をしているママが主人公。
ところどころにレシピが出てくる。美味しそうです。
でも、外国のミステリーってなんでこんなに長いの?
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