読んだ読んだ。
いっぱい読んだけど、感想書いてなくて・・・。
とりあえず羅列しとこ。
林真理子「六条御息所 源氏がたり二」
だみだこりゃ。面白いと思ってた1巻、しかし筆力はやはり続かなかったか・・・。
現代の薄っぺらい源氏になっています。
書くにあたり、かなり勉強されたようですが、
やはり表現力がなくて・・・。物足りない。
以下は豊作です。
島田荘司「ゴーグル男の怪」
力を抜いてさらっと書いている感じがします。
放射能についての警告を発したかったのかな。
そういえば、有楽町の三省堂でサイン会をやっていたのですが、
その日は有楽町ルミネのオープン日でむっちゃ混んでいて、
本屋にたどり着くことすらできなかったよ・・・残念!
誉田哲也「武士道シックスティーン」「武士道エイティーン」
荻原規子「レッドデータガール4」
池井戸潤「BT'63」「銀行狐」
高殿円「トッカン」「トッカンVS勤労商工会」
これはチョー面白かった!腹がよじれちゃったよ。
作家の履歴を見るとラノベ出身なんですね。
ラノベの中でも全然成長しない作家もいるけど、この人のは内面もうまく書けてて面白い。
泥臭く働く乙女(?)の、汗と涙と鼻水でぐじゅぐじゅになりながらも頑張る姿が
とっても読み応えあって、楽しめる本です。
三田誠広「平清盛」
えっと、芥川賞作家でしたよね。この方は。
「いちご同盟」が中高の課題図書になっていた記憶がある。
前半時系列がちょっとぐだぐた。
でも文章はすっきり読みやすいです。
これが私がイメージしている平清盛に一番近い。
大河ドラマのは、ちょっとがちゃがちゃし過ぎ。
貴族に育てられたのならもう少しすっきりして欲しいんだけど・・・。
武士にも貴族にもなりきれぬ清盛の苦悩と闇がかいま見えます。
もがいてあがいて頑張ったけど、海千山千の法皇や貴族達には叶わなかった。
どんなに頑張っても武士と貴族や皇族との間には深い深い超えられない壁があるんですね。
それから父ちゃんにももっとスポットライトを!
先見の明があったのは、平清盛の父、忠盛の方だと思うんだけど。
有川浩「植物図鑑」売れてる作家さんだけあって、読みやすい。
これはわかりやすいラブストーリーかなあ。
あ、なんか感想になってなかった・・・。