さかしま日記

勝手気侭な独り言。最近は特に。。。

ルーシー・リー展

2010年04月30日 | 日記
国立新美術館で開催されているルーシー・リー展に行ってきました。

いやあいいですねー。
ドイツ人らしい、硬質さが感じられるすっきりした形の堅実な器。
だけどもモダンで、釉薬の多彩さ、美しさに驚かされます。
高台がつぼまった特徴的な形の器や、うねりのある平鉢、ラッパ型の花瓶など
ほとんどの作品の形は同じなのに、ブロンズ釉、ピンク釉、溶岩釉など
誰も真似できない独自の釉薬をかけることで全く違った多彩な作品を作り出しています。

BBCのインタビューも放映していて、ルーシーの作品作りの工程がよく分かります。
ほとんどが電気釜で焼いていました。固そうだもんね。
きっちり温度調節が出来るかららしい。
特徴的な掻き落としによる線描象嵌や、花瓶は上下別々に作り真ん中でつなげるなど
見ていて面白かったです。

線描が入った器はたくさんあり、じっと見ているとある物に見えてきました。
そう、椎茸。
椎茸の裏のヒダに見えるぅ~。
それ位細いニードルで引っ掻いて釉薬を入れているんですね。

それからウェッジウッド社が注文したコーヒーセットなどもありました。
残念ながら量産されず、幻のセットとなりましたが、、
さすがルーシー!
あのウエッジウッドブルーの色を損なうことなく、ほんの少しの
白土を添えるだけで、ルーシーの特徴が顕著に現れるモダンな
コーヒーカップに出来上がっていました。
この微妙なさじ加減が素晴らしい。

新しいこの美術館は初めて入ったのですが、明るくて広くて、
のんびり出来るので、気に入りましたぞ。
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上野へGo

2010年04月29日 | 日記
GW1日目。
ダメダメな1日でした。
寝過ぎでお昼に起きたもんね。

今日は上野は国立博物館の「細川家の至宝」展に出かけました。

さすがは殿様のお宝。
立派なお宝がごろごろ。
細川家は足利氏から始まり、室町時代は三管領にまでなった由緒正しきお家。
織田や徳川、ましてや豊臣家なんて鼻くそ程度の立派な家系なんです。
それが世の流れとはいえ、出来星大名に仕えることになり、
それでも「俺ってさ・・・」と腐ることなく芸術に邁進し、
これだけの珠玉の秘宝をそろえたのはさすがですね。

様々な時代のお宝が展示されていましたが、
中でも素晴らしかったのは刀剣と鎧。
刀剣はそのほとんどが重文もしくは国宝でした。
ま、むべなるかな。
鎧は今までみた中で一番大きかった。
歴代当主が本当に着用していたのであれば、かなりの偉丈夫だとみた。
没後にややオーバーに作ったと考えても、、、当主はでかかったのか??

その他天目茶碗やら、能面やら、セザンヌや横山大観の絵やら、、
芸術愛好家の歴代当主の収集品がたっくさんありました。

あと信長の直筆の書状もあったな。
殿様は必ず右筆を抱えてたいたので、本人の書状と言われていても
直筆とは限らなかったのだけど、展示されていた信長の書状は
添え書もあって信長直筆とほぼ間違いないもの、とありかなり興味深いものでした。
太い筆でささっと書いておりました。

閉館間際までタップリ観たので、常設展を観ることが出来ませんでした。
残念。

現代まで700年続いた家系は結構珍しいようです。
興味の対象が芸術という文化に走ったためでしょうか、
たまに気性が激しい当主が出ても(忠興とか)、無難に時代を乗り切ったのは
大きな河なる時代が必要としていたのかなとも思います。
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2010年04月25日 | 読書
いやあ、おめでたいですね。
冲方さん、本屋大賞受賞されました。
丁度「微睡みのセフィロト」を読んでいたときだったので、感激もひとしお。
独特の世界観と緻密な設定、文字という二次元の世界で三次元四次元を展開することができる筆力、
ぜーんぶ面白い!
本屋大賞にはハズレなし!
生温くなった直木賞や芥川賞よりずーっと面白い本が多いです。

さて他に読んだ本と言えば。

万城目学「ホルモー六景」。
この小作品がいっぱいつまった宝物箱のような本、
本筋のホルモーと一緒に読むとずっと面白いです。
単独でも面白いけど。

浅田次郎「王妃の館」。
現代とルイ14世のお話が混雑一体となって進む喜劇(?)。
登場人物がかなり多く、現代と16世紀のお話が同時進行で進んでいるため、
どうまとめるのかなーと思ったけど、最後はきっちりすっきりまとまって大団円。
うまいなあ。
根底に清々しいまでの悲しさを溜めつつ、表面はさらりとドタバタ喜劇も進行させることができる
浅田サンの筆力には脱帽ですネ。
今まで読んだどの本よりルイ14世は王様らしく威厳と慈愛に満ちていました。
登場する王の愛人とされる人のモデルは純愛の恋人、マリ・マンチーニかな??
あ、これはあくまでも現代のお話であり、あらすじは割愛(面倒くさがり・・・)。

同じく「沙高楼綺譚」「憑神」。
浅田サンの本にはハズレなし。

「乙女の日本史」。
売れているようで、本屋に平積みにされているので手に取って読みました。
面白いです。
ええ、日本史が充分すぎる位分かります。
歴史は常に新しい発見があり、その新たな発見を知ることが面白くもあります。
金印ってニセモノ説が濃厚らしい。
仁徳天皇陵は今は、伝仁徳天皇陵、大仙古墳として教科書に載っているそうな
(つまり確定されてないということ。んな・・・)。
神話時代から昭和初期まで載っていてマルっと歴史が分かりますー。

加野厚志「鮫」。
彼の著作「竜馬慕情」で龍馬暗殺の下手人とされる神代直人を主人公とした本です。
竜馬慕情は別題で最近文庫本化されました。
「鮫」では主犯は山県有朋か品川弥二郎で、「竜馬慕情」では桂小五郎が犯人とされていますが・・・。
竜馬暗殺の主犯はぼやかしていますが、結局、長州が犯人とされていますね。
まあ、長州か薩摩かどっちかかな。
新撰組も襲う理由無し。
お坊ちゃん軍隊京都見回組も無理でしょうし。
永遠に分からない謎だからこそ、あれやこれやと考えるのが面白いのかも。

林真理子の本数冊。
ええ、こんな本を読むのは疲れている証拠だと・・・。
「本朝金瓶梅」。
林真理子中では面白い部類。
江戸時代の風俗がよく分かります。
かなりエロい描写のため、通勤中電車で読んでいて気が気じゃありませんでした。
渡辺淳一センセイばりの濃厚なエロ描写を、後ろの人に覗かれたらと・・・。

そして同じく「六条御息所 源氏がたり」
これはオッケーです。
久しぶりに林真理子の本でかなりまともなものを読んだ。
六条御息所の目線という新しい切り口で源氏物語を語るというもの。
しかし相変わらずボキャ貧。
理由が分かった。
手書きで原稿を書いているからだ。
別に悪いこっちゃないけど、あれだけの多作でエッセイをあちこちに書きまくっているから、
ささっと器用に書いて終わり。
推敲したり練ったり、辞書ひく暇もないんだ。きっと。
エッセイは相変わらず食べて太ってダイエットして買い物してデートしての繰り返し。
でも性格はきっといい人なんだろうなあ。

エリザベス・ピーターズ「リチャード三世殺人事件」。
訳がよかったからなのか、面白くすいすい読めました。
話は現代の内容です。
リチャード三世に心酔する人たちが、リチャード三世劇の最中に
次々と襲われる、というお話。
でも人死しないので、ドロドロ感はありません。
作者は有名な方らしいですね。
でもリチャード三世や薔薇戦争など知らないと、人名が出る度に家系図を
見直さなければならず、結構億劫。
世界史を選択していたのになぁ。
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寒すぎる

2010年04月17日 | 日記
うららかでのどかな春、という言葉が全く似合わない今年の4月。
寒い。寒すぎる。
何をやっても寒いのだ。
ずっと吐く息は白くなるし。
春物が売れなくてデパート困るんじゃないンすかね?

寒いと外歩くのが億劫になる。
自然、カフェのハシゴとなる。
コーヒー飲みながら本2冊読みました。
春になって日が長くなったから、ついつい長居しちゃう。

そして禁断の買い物。
ちょっとした催事をのぞいたのが縁、九谷の器とガラスの器を買っちゃった。
明治に作られたという九谷は、高台がちょっと欠けていたけど
桜の花びらを象った形で珍しく、柄も綺麗に描かれて使い勝手が良さそう。
ガラスの器はぽってりと厚くて、底は切り子で放射状に模様が入っていました。
結構良い値段するだろうな、と思っていたら負けて下さり
手頃な値段で買えました。
「大事に使って下さいね」とお店の方に言われ、
この器にはちゃんとしたお料理を添えなきゃな、と思った次第でした。
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野菜が高い

2010年04月14日 | 日記
今日スーパー行ってびっくりしました。
野菜がめっちゃ高い。
キャベツ1玉580円ですって。
ありえへん。
玉になってなくてもいいから、葉っぱだけでいいから、
キャベツを安く売ってもらいたいです。
野菜詰め合わせとか売ってないかしら。
カット野菜じゃなく。

色んな種類の野菜が買えないので、
お弁当も自然と単一野菜料理ばかりになります。
ナスの味噌煮とナスのオーブン焼きとナスのマリネとか。
明日は人参しりしりと人参の含め煮と人参サラダと・・・。
お弁当箱の中が赤く染まっています。
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そろそろ

2010年04月14日 | 日記
本格的に英語を勉強せねばなりません。
まずいです、全然喋れません。
受験英語だけで取れたTOEICのそこそこのスコアも
大学受験後減価償却して今は底辺をうろついています。
いやスコア云々じゃなくて喋れない。
単語繋いだだけのトラベル英語。
試しに語学学校のレベルチェックを受けたら
あなたは初級からスタートですね、と言われました。
こっぱずかしい。

・・・とりあえず文章が喋れるようになりたいです。
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春のメニュー

2010年04月11日 | 日記
春の食材を使ったお料理。

*ゆばご飯
湯葉いれて炊いたご飯です。
超簡単です。
何が春っぽいって?
仕上げに桜の塩漬けを載せるだけで春らしく仕上がります。

*春野菜のスパゲティー
菜の花+じゃこ+桜の塩漬け のスパゲティー、
たけのこ+桜の塩漬け+桜えび のスパゲティーなど。
味付けはシンプルに塩味。あるいは醤油バター味。

桜の塩漬けを手に入れたため、色々な料理に使っています。

*新玉ねぎサラダ
新玉ねぎが急に食べたくなって作りました。
スライスした新玉ねぎに醤油、かつおぶし、ごま油、塩などで味付け。
酢を入れてもいいですね。
マヨネーズをちょこっと入れるとまろやかな酸味がついて美味しいです。
とはいえ生の玉ねぎは臭くなるので、次の日休日じゃないと食べれませんね。

*にんじんサラダ
フランスでよく食べたにんじんサラダ。
あの味付けは多分フレンチドレッシングだと思うけど、
オリーブオイル+塩こしょうでもいける。
私はきざんだピクルスを入れ、ついでにピクルス液も入れちゃいました。
ケッパーを入れても良いですネ。

それから、「さくらチーズ」を手に入れました。
桜の塩漬けが乗っていて、ほんのり桜の風味がします。
クリーミーで食べやすいチーズです。
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外堀通りの桜

2010年04月11日 | 日記
ここも綺麗ですねー。
外堀通りの桜並木です。
中央線からも見れますね。
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東郷神社の桜

2010年04月11日 | 日記
原宿は相変わらず人が多すぎです。
でも一歩脇道に入ると、表通りとは打って変わり
喧噪が全く聞こえません。
東郷神社も静かでぼけっと歩くにはもってこいです。
桜はもう散り際でしたが、ハラハラと桜吹雪が舞い、
池に柔かな影を落としていました。
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目黒の夜桜

2010年04月06日 | 日記
今日は、目黒川に夜桜見物に行ってきました。
どれだけの人混みかと覚悟して行きましたがが、
予想に反して全く居ません。
提灯が目黒川にずらりと並んで
その提灯の明かりの下、のんびりサラリーマンたちが花見をしています。
人はいるのだけど、屋台などがなくて全然騒がしくない。
う~ん、イイ・・・!
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