桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

見頃になった藤の花

2013年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム
4月25日(木)

温かな日になった。今。家の近くのバス通りは。ハナミズキの街路樹が奇麗だ。
カメラにおさめようと思ったが、僅か数メートルの横断歩道さえも渡って花を眺めに行こうとしなくなった。すっかり無精になったものだ!
バスの窓から眺めては、この樹々を写真に撮りたいと思っていたのだが…。

ハナミズキは私のお気に入りだが、よく見ると、何となく風情が足りない様に思い始めた。
ハナミズキには白いもの、紅いものやピンク。そして薄いクリーム色、紫がかったもの等等が見られる。
本当は、花びらの様に見えるのは『苞』で、中に集まっているものが『花弁』である。「オヤ?花じゃないの?」そうした事実からも、感じ方が変わってくる。
そこが『桜』などとは異なるので、受けとめ方も違ってくるのかも知れない。

最近は、あまりにも、彼方此方でハナミズキの街路樹を見掛けるためか、多少、あきて来た様に思えるのは、私一人だけの我が侭だろうか?


彼方此方で、藤の花が咲いたと言う便りがあった。
「そうだ!あの神社は確か?」と、最近、忘れっぽくなった私は、姉に聞いた。
「亀戸天神よ」「あ、そうそう、あそこは藤の花が奇麗だったわね」と、私。

毎年、必ずと言って良い程、亀戸天神社の藤の花を見に行ったものだ。亀戸天神社は遠い遠いと言いながらも、懲りずに毎年出掛けたものだった。
最初のうちはJR錦糸町駅から徒歩で行った。それが、とても遠い様な気がしたが、今、地図を見ると、それ程でもない。
もっとも、現在の私だったら、とっくにギブアップだ。

350年の歴史を持つと言われる藤の花が見事だった。しかし、人混みも大したものだ。
参詣の帰りに境内の側にある和食の店を見付けて、何度か行ったものだ。しかし、だんだん、メニューが平凡になってしまったので止めた。
池には小さな亀が重なる様に沢山いて、この様子を見るのも面白かった。願い事が叶って奉納する人がいるのだそうだ。

その内、天神社の前に都バスが停まるのに気がついた。何と、浅草迄行けると言うのだ。今では、スカイツリーをはさんで浅草の雷門へ達すると言う興味深い地である。
藤の花は紫色。総になって咲くが、中には1メートルになる様なものもある。

ところで、藤の花は紫色か白かと思っていたら、2005年6月、英国へ旅行をした時、湖水地方の英国庭園で見掛けたのは、大きな藤の花のトンネルである。
見事な黄色の花が明るいトンネルになって、参観者の眼を楽しませてくれたのが印象的だった。

何処へ行っても『花』と言うのは人の心を和ませるものだ。









久し振りに見事な黄色い藤の写真を見て感心する。出来る事なら、もう一度行ってみたかったなあと、今も思う。

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