さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

旧秋田商会ビルと居酒屋「おかもと」

2023年01月13日 | 山陰・北陸日本海


あちらに見えるは「旧下関英国領事館」。いまはカフェらしひw


目を引く立派な建物は、「旧秋田商会ビル」。大正初期の鉄筋コンクリート建築です。
屋上には日本庭園があるのだ。中を見学できるようなので入ってみる。


内部は和式だぞ。一階は洋風の事務所でしたが。


まわり廊下です。


しきりは取り外し可能で、盛大なパーティーもできたのですな。


秋田商会は明治の創立で、木材などの海運業を営み、最盛期には台湾、朝鮮、満州にも
進出して、満州鉄道の枕木の用材を納めたりもしたとか。ということは同郷の中村是公
ともコネがあったのかな。創立者の秋田寅之介は市議会議員や衆議院議員も歴任した
政財界の大物。でも太平洋戦争の敗戦時に、海外資産は全部失ったとか。戦争で
大儲けするやつ、破産するやつ、両方やったわけですなw


これを上れば屋上庭園に出られるのでしょうが、いまは立ち入り禁止でした。

今宵は下関最後の夜。あちこちで使えなかったクーポン券があるので、駅ビルの
酒屋に行って「雁木」を買う。これから持って歩くのに少し重いが、無駄にするのも
癪なので使い切らねば。最後まで振り回されたなーw


さて下関2日目の夜は「おかもと」に。ここは鮮魚店をやっているところで酒場も
やっているのである。安くて新鮮という評判の店。早い時間に行っても混んでたぞ。


下関なので2日連続でヒレ酒。とにかく混んでいて、アルバイト店員もフル回転だが
追いつかない。斜め向こうのオヤジはビールのおかわりがなかなかこないのでイラ
ついていた^^; 狭い所に相席になっててもぎっしり。後ろを店員が頭をかすめて
行き交う。安くて旨いが落ち着かないなあw

「刺し盛り」が安くて山盛りなので、多くの人がそれを注文しているが、俺は
迷った末にフグ刺しにしたぞ。下関といえばフグだもんなあー。


そして関サバ♪ 見よ、このつやつや感! こんなのは四国以来だなあーw

この店は薄利多売がモットーのようで、俺は4人テーブルでの2人相席だったが、
6人テーブルも詰め始めた。最初は両端に向かい合わせの二人組を座らせていたが、
そのうちひとり客をその真ん中に入れる。両サイドにおじさん2人が向かい合わせに
なっているテーブルの真ん中に若いお嬢さん1人を座らせていた。ちとつらそう^^;
まあでもそれ覚悟の店なんだろう~w

チャッチャカ食って出ました。混み過ぎてて無理。出口には何人も行列が出来て
おりました。


早めに出たので飲み足りぬ。バーがありました。大学生のアルバイトがふたり
カウンターにいる若い人の店。時間が早いので他には誰もおらず、ようやく息が
つけた感じである。ひとりカウンターでリラックス♪


2~3杯飲んだところで、カウンターの向こうの若者が話しかけてきました。
どうやら聞くと大学4年生の二人組、立派な大学で理系を専攻し、立派な就職も
決まっているとか。ピカピカな時代の青年たちです。あちこち放浪して飲んでばかり
いるオッサンでも、そんな時代があったんだよなあーwww 
 立派じゃなかったかもしれんが

だいぶ楽しく語らって、さらに2~3杯となり、いい夜となりました。。。



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