さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

バイカル湖の魚、オームリに感動

2018年09月16日 | ロシア



この日はバイカル湖のほとり、リストヴャンカに向かいます。バスはどうやら中央市場
から出る模様。市場はすごく広いので、昨日下見をしておきました。



ここがどうやらそうらしい。バスといっても、こういう10人乗りくらいのやつです。
タイムテーブルもなく、なんか30分おきぐらいに出るとか、車が乗客でいっぱいに
なったら出るとかテキトーな情報しかない。



バス停につくと、でっかいバスの前でおばちゃんが「リストヴャンカ?」と聞くので
「そうだ」と答えると、目の前のバスに乗れという。「切符ないけど…」なんてのは
無視され、乗り込むと開いている席はひとつしかなく、座るとバスは出発した。



1時間ほどでバスはリストヴャンカに到着。思いのほか順調に到着しました。
ちなみにバスの料金は200円ほど。異様に安いな。



うわー、広いし、水が澄みきっています。面積は3万㎢って、九州よりは小さいけれど、
四国の1.67倍です。その水量は、地球上の淡水の約20%を占めるとか。世界中の真水の
5分の1がここにあるんだよ!



最大幅は約80㎞ほどで、長さは約600㎞。東京から大阪を通り越してしまうほど。
冬にはぶあつい氷に閉ざされるというので、そんな時期にも来てみたいものです。
「バイカル湖 冬」で画像検索すると、すごい画像がでてきますよ。



あちこちに、こんな掘立小屋の「ツーリスト・インフォメーション」ありました。
バス停の横にあったので、入るとおばちゃんがひとりいました。「ここらの地図とか
あるんでしょうか」と聞いたら、「スーパーマーケットに行け」と言われました。
これってなんなんだ?なんの情報なんでしょね。



例によって、検索していくつか候補をあげておいたレストランが全然ない。ようやく
ひとつあったので、第3~4候補だったのだがここにする。



ビールがうまいぞ。なんか秘境に来たというよりは、高級リゾート地に来たという
気分だ。食事も終わりころになったとき、中国人の団体がやってきた。



「バイカル湖の白身魚にレッド・キャビアのせサラダ」がこれ。そぉ~~かっ、「赤い
キャビア」って、イクラのことなんだー。



ドレッシングが微妙に甘かった。あれっと思ったのだが、これがイクラの塩加減と
白身魚に合っていたぞ。白ワインが飲みたくなる。1本開けるのもな、と躊躇。
酒飲みの連れがいれば、さっさと迷わず頼めるのになー。



食べたかったバイカル湖のオームリという魚。鮭の一種だそうです。こんがり焼けてて
バジルソースもベリグー。特筆すべきはね、三枚におろした形跡はないのに、背骨
どころか小骨もなかったのです。どうやったんだ?だからまるまる食べられたのです。

そもそもナイフとフォークでは魚が食べにくい。だから西洋人には鮭が人気らしい。
それにしてもこの魚は、目の前のものすごく澄んだ水の湖で捕られたものだというだけで
味も違うってもんですよね。



うひー。大満足だったので、アイスクリームとカプチーノも注文。こんときゃ2400円
くらいでした。通貨が有利ってお得ですよねェ。贅沢して少し申し訳ないくらいの気分。



ふたたび海岸沿いにホテルへ向かう。このときは3㎞あまり歩きました。タクシーを
拾えばすぐなんですが、せっかくこんなところまで来たので、とぼとぼ歩くのを選択。



リゾート地として開発が進んでいるようでした。また違う季節にも来てみたいなあ。



お土産屋さんがあったので、ちょっと立ち寄り。



白樺細工の小物入れを買いました。匂いを嗅ぐと、ほんのり木の香りがします。
絵葉書も買ったのですが、ホテルで書こうと思ったところ、住所録を忘れたことに
気づく。バイカル湖から出すことに意味があるんだけどなー。



暑い!なんか上は20度いかないなんて中途半端に信頼できない情報を得ていたので、
長袖と上着まで持ってきていました。しかーしっ、イルクーツクでもリストヴャンカ
でも、30度近いじゃねーかっ。日差しは強く、すっかり日焼けして汗だくになりました。



水を触ったら冷たかったので、ザブンと入ったら気持ちいいんだろな~。しかし
世界有数の透明度を誇るこの世界遺産。俺が汚しちゃ怒られるかな?アイムジャパニーズ
クリーンおじさん、フォーギブ・ミー&レット・ミー・ゴーって、許してくれないかな?



最後は少し山道を登って、ようやく到着しました、その名も「ホテル・バイカル」。
どうやら歩いてくる奴は皆無のようだ。そういう道だったもん。俺はいつもそうだな。
夜は明かりもない暗い道だし、あの歩いてきた街道を30分以上歩かないとレストランは
ない。こりゃあ夜はホテルで食うしかなさそうだなあ。



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