さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

二股ラジウム温泉

2023年04月05日 | 北海道シリーズ


長万部から車で約30分の山奥に、二股ラジウム温泉があります。道路が整備されて
いる今だからすぐに行けますが、長らく秘境だったところです。函館では街中はほぼ
雪が消えていたのに、こちらはまだ雪景色だ。ご覧のとおり、滞在中3日間ずっと
晴天でしたが、窓は大雨が降っているようにザアザア水が落ちてきていました。
屋根に降り積もった雪が、溶けて流れてくるんです。それが24時間ずっと。どんだけ
屋根に積もっているんだか。


去年は1泊でせわしなかったので、今年は2泊。ここに泊まりに来る湯治客は
数泊以上の人もたくさんいます。効用が有名なので、全国から集まる場所なのです。
私も最初来たときに、風呂の中で「あなたはどこが悪いの?」と聞かれたことが
あります。まあ、あえていえば「性格」だとか「酒癖」ってところでしょうが、
それは温泉の効用で見たことがありません。

酒といえば。。。 温泉宿といえば酒を飲みますよね。しかしここでは誰も飲みません。
食事の際に、オプションで注文するということもありません。食事はいたってヘルシーで
質素な内容。酒はご法度という感じさえあります。なので私は持ち込んで部屋で飲み
ましたw 介護施設だとか、ターミナルケアの施設ってこんな感じなんだろうなあ。


ここではひたすら風呂に入ります。一回に私は1~2時間でしたが、3時間以上
入る人もいるようです。それが朝昼晩夜に。湯舟がいくつもあり、だいぶぬるい。
温水プールぐらいの感じだったり。なかには少し暖かいものもあります。そこに
長時間入っていると、だんだんのぼせてくる。だからいつまで入っていてものぼせ
ない程度のぬるさなのでしょう。

湯はご覧のとおり、かなり濁っています。よく効きそう^^ 酔って転んだ(?)
手や足や顎の傷も癒えそう。ちなみに蛇口がありません。一ヵ所、洗い場があり
ますが、そこもこの濁った湯です。私は頭を洗うとき、雪解け水の冷たい真水を
頭からかぶりました。洗ったじゃない、一回流すだけ。頭が凍りそうw


一ヵ所以外、完全混浴です。今回はご夫婦や家族連れがみなさん一緒に入って
いました。年配の方々ばかりでしたが、ちと気おくれしますねェ。しかしもう
みんな一緒!という感じなので、しかたありません。でもすごくぬるいので、
女性たちは長々とワイワイおしゃべりをしていましたよ。


火山だか鍾乳洞だか、すごい景色ですよね。いろんな成分が体にとてもよいとか。
湯気を吸いこむだけでも効くそうで、花粉症もここで治るかなー。


この石灰華ドーム、炭酸カルシウムだそうです。オレンジ色や青やら、複雑な色を
していました。ラジウムが含まれているそうで、それが効くんだとか?



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