ホテルの部屋からの眺め。レイクヴューでしたが、1階でしたので、上階のほうが
眺めがよかったでしょう。ちなみにwifiが使えない。フロントに行くと、おばちゃんが
「あんたの言ってることはわかるけど、ダメ。ここの設備がオンボロなのよ!」と
きたもんだ。ま、仕事のメールを読まないですむと考えましょ。
ビールを飲んで、懐かしいブラウン管のテレビをつけてみたら、ロシア語でホーム
ドラマをやっていました。まだ夕方までしばらく時間があるので、ひと休みした
あとで湖畔まで下りてゆき、博物館を見物しようと散歩に出ることにした。
ここはバイカル湖の南のはずれに位置しています。この右側に進んでゆくと、アンガラ川
につづいていて、イルクーツクを通ります。そこからロシアの大陸をどんどん北に進んで
ゆくと、ついには北極海に流れ着くのです。
左の方向は湖の北東方面。数百キロも湖が続いているのです。
ものすごく広いけれど、海ではないので湖面はとても穏やか。
さてパイカル湖博物館にやってきました。
中国人の団体が来ると、一気に混みあいます。ぐへー。
バイカル湖は最深部が1680m。ものすごい深さです。魚がいるのもほんの水面近くだけ。
だから昔から、「どれくらい深いんだ?」「下のほうはどうなっているんだ?」という
探索が熱心にされてきたのです。
小さな博物館だから、展示物はたいしたことありませんでした^^; でも階段に掲示
されていた写真はきれいでした。こういう四季折々の画像を何十枚も並べたらいいだろうに。
水族館エリア。この湖には、固有種が1500以上もいるんだって。絶対に汚しちゃいけ
ないところですね。それにしても、こいつはなんだ?ロシア語表記じゃ全然わからん。
これが昼に食べたオームリかしら。
うおっとダイナミックに泳いでいたのは「バイカルアザラシ」。淡水に住んでいるのは
ここだけらしいです。すごいスピードで通過するし、手前のガラスもあるのでピントが
合わず、まともに写真が撮れませんでした。かわいい顔してるのにな。
さて外には、探索に使われた潜水艦が展示してありました。1000m以上も潜っていく
のって、コワイよねー。
さて夕暮れ時になりました。街灯もない田舎の夜道を延々と歩いてレストランに往復する
気にはなれなかったので、ホテルのレストランを利用することにしました。
わりと広いレストランなのですが、行ってみたらすべてのテーブルに料理の準備がされて
おりました。「こりゃあ本日貸し切りなんでしょうか~」と聞くと、「そうだ。部屋で
食べてくれ」と言われる。むぅ。
そこでカウンターに座ってメニューを見るが、なんとロシア語と中国語のみ。ほとんど
わからない。しかたなく自分で用意したいくつかのロシア語のメニューを見せてもない
ものばかり。ガイドブックの写真で「ビーフストロガノフ」や「チキン・キエフ」と
いった定番を見せても全部ない。「ニシンの前菜」があるというので注文したら、あとに
なってウェイターが調理場から戻り、「ない」という。なにやら肉のグリルがあるという
ので、もうお任せにした。それと「ピロシキならあるぞ」というので、気が進まなかったが
それにした。ちなみにウェイターの青年、英語がアップアップ。「ピロシキの中はなん
なの?」と聞いてもわからない。「肉なの?」と聞いてもわからない。たびたびスマホを
出して自動翻訳の助けを借りたが、どうも意思疎通ができなかった。
払いも、「部屋につけといてくれる?」がわからず、カードだのキャッシュだの聞いてきて、
「チェックアウトするときにまとめて払ってもいいですか」がわからなかった。もしか
するとそういうシステムはないのかもしれない。
で、ルームサービスで届いたのがコレ。左は豚肉のソテー。右はピロシキ。中身は
任せたら、なんかジャム系の甘いのが入っていました。。。
見栄えだけはいいでしょ。贅沢いうのもなんですが、昼に比べたら満足度急降下w
飲んだくれる、煙草をプカプカやる、ネットをつなげて音楽を聴く、というのが
全部ないから、少し戸惑う。でもそういう時間がこんなときくらいあっていい。
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