さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ロシアはレストランが見つけにくい

2018年09月15日 | ロシア



ホテルから出たすぐに、ポーランド・カトリック教会があります。夕陽を浴びています。
もう19時頃
かな。15時を過ぎたらホテルに戻ってひと休み。本を読んだり昼寝をしたり。
6時間も歩き回って
いると疲れてきますからね。そして夜が近づいたら酒と食事に再出動
というわけだ。雨もあがったぞ。



ロシアでは、「カール・マルクス通り」と「レーニン通り」がメイン通りにつけられる
ようです。つか、ソ連時代にみんなそうなって、そのままきているわけだな。



さてここが高級な店が並んでいるカール・マルクス通りだ。お目当ての評判のいい
レストランがあるはずだぞ。



この左前の建物あたりにあるはずなんだが、ぜんぜんそれらしきものがない。ネットで
確認して、地図にメモっておいたんだがな。あとでわかってきたのだが、ガイドブックや
ネットで調べても、そのレストランがないことが多い!おかしいよね。何度探してなくて
あきらめたことか。わりと回転が速いの?評判がよかったらそうそうつぶれないよね?
それと、あったとしても「レストランやってます」的な空気がない。暖簾や提灯下げて
おけとはいわねーが、看板も飾りも電気もついてなくて、「これかぁ?」と内部の見えない
ドアを開けると「あるじゃん!」ということも。共産圏の商売っ気のなさがまだ残って
いるのかなー。



だんだん遅くなってきたのに、あっちいってもこっちいってもナイぢゃねーかっ!
この地面にめりこんだドアを開けてやろーか?なんか手前の部分が、地面の液状化で
ガタンと1階ぶんおっこった感じだよねェ^^;



最初に狙った店はもうないとあきらめたのだが、他の候補もナイ。メイン通りなのに、
歩いててレストランらしきものが見当たらないんだよ。ガイドブックにはいくつも
あるのにさ!



こういう廃墟が町中にあったりするのだ。



こういう路地裏に庶民的な食堂なんかがねーのか?居酒屋系統はこの街にはないのか?
みんなどおしているんだよ???結局30分ほども彷徨う。

そしてとある道を曲がったところに、地下へ降りる階段があり、そこにはいかにも
「飲み食いにいくぞ」という感じの若者たちがゾロゾロと入ってゆくのを見た。
ロシア語の看板があったが、まったく読めない。なんかバーとかあるんかい?と思って
まさに突撃。違ってたら出てくりゃいいだけ、と薄暗いところを降りてゆく。



そしたら、うわー!こんな赤坂か六本木なんかにありそうな高級な店だった。どこに
座るんかい、と思ったら、Uの字に6人くらい座れるソファーがテーブルを囲った
席に通された。銀座のクラブみたいだ。。。(行ったことないけど)




ウェイトレスは美人&笑顔がかわいい若い女性が3人ばかりいました。型通りの笑顔で
「いらっしゃいまーせー♪」というやつではなく、自然に感じのいい笑顔である。だんだん
わかってくるのだが、ロシアではすごい美人があっちにもこっちにも。さらに天真爛漫な
笑顔が溢れていたりするのであ~る♪

英語のメニューがあって助かった。ジョージアのワインを試したかったので、見つけて
注文。グラスはないので、「1本開けてね♪」とお願いする。



するとあとから青年が心配そうにやってきて、「ご注文されたワインは、グラスでは
なくボトル1本で提供しているのですが」と確認しにきた。「わかってるよ^^だから
ボトル持ってきて
開けてね♪」というと笑ってました。1本飲むやつは滅多にいないのか?

これは「キンズマラウリ」というやつか?ロシア語の綴りは読めないのぉ。。。
さてこれのお味はというと、なっ!「甘い!」ラングドックの「リヴザルト」を思い出さ
せるような、デザートワインを1杯分混ぜたみたいな甘さがある。こってり深くて味わい
がありますよ。ただ食事にひとりで1本はなあ。。。ジョージアのワイン初体験でした。



さて手前のサラダは、ロシアでは定番の"muksun"という白身魚を使ったものだとか。



ほれ、こんな感じ。俺は淡白な白身魚が大好きなのである。選んだワインには合わない
気もしたが、ここでさっぱりした白ワインを頼んでいたら、さっぱり&さっぱりになって
しまうから、こってりの赤でもよかったのかな、とひとりダボダボ注いで飲み続ける。



固い黒パンに入ったのは、「ホワイト・サーモン」と書かれて
いました。メニューの
中でも高級品。なんか高そうなレストランで高い料理を食べても、これは1000円
ちょっとの値段です。つまりワインを1本飲んで、料理を2品頼みましたが、3千円台
でした。日本ではさえない居酒屋でもそんな値段だよねえ。ロシアは物価が安いのです。
それよりも、料理の質が高い。初日から、こりゃあいいぞ、と思ったのでした。



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