永楽食堂とレデイに

最近移転して新装開店したという、かの有名な「永楽食堂」にやってきました。
ここは素晴らしい日本酒がずら～り！なかなか飲めない新政が何種類も！！！
日帰り温泉施設があるホテルに宿泊するもんだから、サウナ水風呂露天風呂の無限
ループをしていたもんだから少し出遅れて開店して30分くらいに到着したら、もう
ほぼ満席。カウンターは埋まっていて、ぎゅう詰めのテーブル席に相席と言われ、
翌日も満席だもんだからしかたなくグループやカポーのすきまに入れてもらう。


「利き酒３種」というのはお得だが、高い酒はダメなので、もう新政の上から３種を
それぞれグラスで注文。「陽乃鳥」「コスモス」「亜麻猫」です。キャイ～ン！
新政は東京でも滅多に飲めないし高い。しかもレアもののラインナップがここには
揃ってるときたもんだ。新政は日本酒の新たな境地を開拓していて、スッキリ酸味が
あって白ワインかシャンパーニュのような味わいだったりして、全然日本酒臭くない。
静かなバーで、伊東美咲みたいな女性とワイングラスで飲むのがいいだろう。
そのシチュエーション、俺には一生ありえんが。

しかしテーブル席にぎゅう詰めで座っているわけだが、くっついてる隣のグループは
ひたすらビールを飲んでいる。目の前すぐに対面しているカポーはハイボール。あと
から来た左の隣もハイボールを注文した。みなさん、ここの店の酒の品揃えは。。。

ここは永楽食堂なんです。ラーメン500円、オムライスや焼きそばなんかも出すのです。
そう、酒場じゃないんだ。安い食堂だから、みなさんワイワイ学食みたいに使って
いるのです。伊東美咲とワイングラスでしっぽりするところじゃないんですぅ～ｗ


居酒屋メニューもちゃんとあるのだ。カワハギが500円！イサキの昆布〆も500円！
俺の目の前だけは頑固に居酒屋でいくんだよ。


山口の「獺祭」やら三重の「作」やら会津の「写楽」にも魅かれるが、やはり東北
シリーズに徹して飛良泉の「ひばり」を頂く。ううむ、新政は白人のモデルさんみたい
なので、続けるのはちと「もういいや」ムードになる。やっぱり仲良くお話をするには
日本人で落ち着いた奥ゆかしい女性のほうがいいってか＾＾そんな感じの酒でした。
そして昔はよく飲んだが人気が出過ぎて味が落ちたような気がした「十四代」でも、
まだ飲んだことのない高級酒「龍の落とし子」を最後に頂きました。こんな店の近くに
住んでたらひっきりなしに来てしまう？　いやいや、ちと若者たちとぎっしり相席
ではなあｗｗ


川反という繁華街エリアに突入！


おお「新政」のネオンがｗ　酔っぱらっているので、２軒目の「レデイ」とは逆の
方向に歩いてしまい、しばらく彷徨う。


なんだよ、さっきすぐ横を歩いてずっと向こうまで行っちまったじゃねーか、と
思いつつ、懐かしい「レデイ」に。「レディ」じゃなくて「レデイ」♪　初代の
奥さんが「マイフェアレディ」からとってつけた名前だそうです。風俗店と間違われる
ことがあるとおっしゃっていました（＾益＾；


まずはこちらのオリジナルカクテルから。名前は忘れました。。。

この店は、まず若い人が開店時にいて、そのあとに中年のマスターが出て来て、
その人が御主人かな、と思いきや、ラスボスの初代・老バーテンダーが出てきます。
いや、出てきました、です。若いお嬢さんバーテンダーに聞くと、その初代はもう
引退して施設に入ってしまったとかで、そのお嬢さんは会ったことがないそうです。
初代の奥様も最近亡くなられたとか。。。　ひと世代過ぎていきましたかｗ


さあてこの店も素晴らしい品揃えで、メニューを見るとクラクラするほど。
バー限定の（すなわち一般には出回らない）レアもの山崎がっ！　まずはこの
ボルドーワインカスク。ほんのりと香るワインの香りがたまらない。こうなったら
ブルゴーニュワインカスクも出してほしいぞ。


次はゴールデンプロミス。それは希少な麦芽の名前で、さらにアイラ島のピートを
焚いて乾燥させたというこだわりよう。上品な柔らかさを感じましたぞ。

ううう、新政から山崎のレアもの連続攻撃。盆と正月とクリスマスが一緒に来た
ような晩となりました。。。


最後はお嬢さんバーテンダーさんにオススメしてもらった「デュワーズ ジャパニーズ
スムース ８年」。ミズナラ樽でのフィニッシュだそうで。これも数量限定のレアもの
です。歴史あるバーだから、こうやっていろいろ入荷できるんだろうなあ。

完全に飲み過ぎです。でもいい酒ばかりを飲んでいるせいか、全然悪酔いしません。
久しぶりの（？）酒飲み旅行の初日だから、まあしかたないでしょう～♪