堺北民主商工会

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あっと驚く!ジャッジメント

2006年08月11日 13時23分04秒 | 世間の話
昨日(8/10(金))、”幻の判決”と言われた最高裁の判決文(現物)が見つかりました。それは日本が敗戦間もない昭和20年3月、最高裁の判決です。判決文にはハッキリと「この選挙は憲法(当時は天皇制を謳った明治憲法)に違反する」と明記されています。この当時の選挙は「大政翼賛国会」と言って政府の言う事に賛同する候補者を国がバックアップし、反対する候補者には在りとあらゆる罵倒を行う選挙でした。軍国主義で天皇専制政治の当時、「命をかけた」しかも「真実を見据えた」素晴らしい「判決」でした。
 今まで政府はこの「判決文」は戦争での空襲によって焼失して「コピー」しか有りません(本当は隠していたのかも)と言っていましたが最高裁の倉庫から見つかったのです。
三権分立(立法・司法・行政)が確立されている現在、「司法の政治からの独立」の手本とすべきものです。間違った政治に対して断固とした審判を下す、この事が今、問われています。「憲法9条」は世界に誇れる内容です。今、平和な日本で生きている私達はこの「判決」を無駄にしないように肝に銘じる必要があるのでは!