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なぜ非武装中立が最も現実的な平和の方法かといえば

2021-01-14 17:54:59 | 日記
なぜ非武装中立が最も現実的な平和の方法かといえば

今日、最先端の戦闘方法は遠隔操作による戦闘、ロボット、ドローンを駆使したITと機械化による攻撃である。
この近代戦闘は人間を戦場に送りこまないから人命の危険が少ない。こんなバラ色戦争を平気で述べる連中がいる。
そう、AIの発展で人間は効率良く労働量が軽減されるとノー天気な予測をする経済学者のようにあまりに軽い言説を述べる。

それでは以下の見解を紹介しよう。
実際に3D(Dangerous:危険、Dirty:汚い、Dull:退屈)な業務は人間の兵士よりもロボットの方が適している。特にリアルタイムに遠隔地から人間が監視して操作や攻撃などの指令を行う場合はAIを搭載したロボットの方が効率的で精確だ。一方で、自律化された兵器が人間の判断を介さないで兵器自身が標的を判断して攻撃し、相手を殺傷してしまう「キラーロボット」と称される自律型殺傷兵器の開発にもつながるため、NGOなどが開発禁止を呼びかけている。自律型殺傷兵器は世界で30か国が開発や使用禁止を訴えているが、法律で縛られていないので、自律型殺傷兵器を開発、使用しても罰則はない。そして英国はそのような自律型殺傷兵器の開発には反対していない。

▼英国メディアSky Newsの取材に答えるニック・カーター

イスラエルの軍事企業ラファエルは2020年12月にAI(人工知能)技術を搭載した小型ドローンとロボットが建物の中に侵入して作動する動画を公開した。小型ドローンと四足の犬のようなロボットが建物の中で自律して動作している。同社では都市型の戦争シナリオを想定して、人間の軍事が危険に巻き込まれるリスクを少しでも低減しようとしている。

 ラファエル社のイノベーション・プログラム・センターでトップを務めるシュムエル・オランスキー氏は「我々は商業利用されているAIのプラットフォームを活用して、自律型で作動するシステムを統合しました。標的を自律的に判別することは長年にわたって世界中の空軍や海軍で進められてきましたが、歩兵部隊では進んでいませんでした」と語っている。

 ラファエルが開発した小型ドローンは400グラムで15分間飛行することができて、顔認識機能も搭載されており、自律的に標的を判別することができる。また四足の犬のようなロボットは9キロまでの荷物を運ぶこともできて、2時間作動できる。小型ドローンも四足の犬型ロボットも攻撃能力を搭載しており殺傷能力がある。

 小型ドローンと四足の犬型ロボットは人間の軍人が建物に侵入する前に、建物に入り、搭載されたカメラやセンサーで建物内の様子や気温などを遠隔地に伝えることができる。また人間の軍人が侵入してくるまで攻撃を行わないで待っていることもできる。同社は戦場における人間の軍人が命の危険に晒されることを少しでも低減するために、人間の軍人が敵の建物に入り、敵と戦うことを回避しようとしている。また顔認識機能も搭載しており、味方が捕虜になっている場合の救助の際にも利用できる。

 AI技術の発展によって人間の判断を介さないで標的を攻撃して相手を殺傷してしまう「キラーロボット」と称される自律型殺傷兵器の開発が進んでいる。人間の判断を介さないで標的を攻撃して相手を殺傷することが非倫理的、非道徳的であるという理由から国際NGOや一部の国が自律型殺傷兵器の開発と使用には反対している。

上記は現時点で想定される近代戦争の様相である。SFではない。
しかし、下記のような楽観論がある。

 人間の軍人が戦場で命を落とすリスクは大幅に低減され、軍人の「人間の安全保障」の観点からは自律型兵器の方が良いとの見方もある。特に人間の判断を介さないことが非倫理的であると主張しているが、人間の判断の方が残虐なこともありうる。また自律型兵器が軍人と一般人の見分けができないから、誤って一般人を攻撃してしまうことも懸念されているが、顔認識機能も向上しているし、人間の目視による攻撃でも誤爆は過去にも多数ある。

どっちがお得かを推測する末節な視点でとんでもない。
戦争は相手を徹底的に破壊し殺戮することが本質である。AIと機械の攻撃力で相手の機械だけを破壊してすむわけがない。軍隊、人間を破滅させなければ勝つことにはならない。誤爆が少なくなる民間人の死者が減るとしたり顔で解説する机上の論をやめるべきだ。相手が降参しない限り破壊を継続する。そのことは我々が原爆で経験していることではないか。
イージス艦2隻で800億円の予算だ、しかしイージス艦でミサイルを打ち落とせるとは誰も信じていない。どんなに防御のために装備してもイタチごっこで死人のでない戦争はありえない。
西部劇で背中合わせで3歩歩いてふりかえり撃つ決闘でも、2歩目で撃つ卑劣な奴もいる。ビリーザキッドなんてそうした卑劣で名を馳せたかもしれない。
闘うということはスポーツのルールを守る競技ではない。

憲法9条、非武装中立で自衛隊で十分だろう。今日まで戦争をしない国として中国も北朝鮮も認識している。正面きっての戦争よりレジスタンスのほうが死者は少ない。
こっちも攻撃するぞと向かい合えば恐怖にかられて相手がミサイルを発射する恐れがある。
近代軍備競争に巻き込まれ軍隊としてかっこをつければ、かつて侵略に動き、アメリカに奇襲攻撃をした日本が同じことをやるに違いないとうた違うのは十分に予想できる。
だから今のままが一番安全なのである。


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