gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

浪花の恋の寅次郎に観る、プラトニックラブの粋

2019-08-27 15:39:10 | 日記

フーテンの寅はプラトニックラブ、かなわぬ恋が私に恋の気分を味あわせてくれる。
浪花の芸者松坂慶子に惚れた寅、き別れた弟と慶子を引き合わせようと大奮闘。松坂慶子は美しく健気でいかにも性格の良い芸者を好演。ブルーリボンの主演女優賞に選出された。
弟がなくなっていたことを知り、酔っぱらって寅の宿に泊まる松坂慶子、寅は玄関横のソファーで寝る。
この場面を見ていると、ジャーナリストの伊藤詩織さんを酔っぱらわせて自分の部屋に無理やり連れ込んで強姦した山口という安部友を思い出した。
自分の部屋に泊めたら、自分は家に帰るか別の部屋に泊まるだろう。どんなに言い訳しても、男の美学というものがわからない下品な奴だ。
寅さんは金も名誉もない香具師だが、胸をきゅんとさせるプラトニックラブをたくさんしている。リリーとの恋、豆腐やの娘節子との恋、こんなに素敵な恋ができるのは美学をもっているからだろう。
金がなくてものんびりと生きることの素晴らしさを見せてくれるのが寅さんシリーズである。


内調の暗躍を描くサスペンスが大ヒット。さらに動員するであろう

2019-08-23 11:51:46 | 日記

[この国の民主主義は形だけでいいんだ] と言う内調の役人。映画 【新聞記者】のこの台詞は現在の日本社会の実情を痛烈に表現している。
小欄で掲出したこの作品が大ヒットしている。エンターテイメントとしてのレベルの高さが貢献している。面白いからだ、権力機関という属性の恐ろしい重圧、自立した人間がまっとうに主張するが、その瞬間から圧力を感じる嫌な時代の空気が描かれている。
現実に、全ての人事権を握る官邸に忖度する大阪地検の森かけ不問、レイプ事件の揉み消し、吉本の補助金受注、官邸の交際費などあきらかにおかしいことが闇に葬られようとしている時、この映画はストレスを発散させてくれる。
もっともっと多くの人に観てほしい。