以下は、フラン人記者の記事である。
東京都は今も緊急事態宣言発令中だが、夜に新宿、渋谷や六本木の様子を見に行くと、完全に「ノー・ルール」の世界、まるでパリの郊外みたいだ。マスクを外して路上喫煙、路上飲食をし、ふざける若者たち。 今まで見たことのない光景だが、必ずしも彼らが悪いとは思わない。最近は政治家や権力者が自分たちで決めたルールを破ってしまう例が多いから、彼らが何を言っても説得力に乏しい。ルールを守るかどうかは自己判断だと思う若者も少なくないだろう。 自己判断は必ずしも間違いにつながるものではない。むしろ、自己判断を許せる社会が望ましい。ただその場合、ルールよりも必要なのは人間性、社会意識と道徳(モラル)だと思う。
西村カリン KARYN NISHIMURA 1970年フランス生まれ。パリ第8大学で学び、ラジオ局などを経て1997年に来日。AFP通信東京特派員となり、現在はフリージャーナリストとして活動。著書に『不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人』など。
最近の政治家、安倍、麻生、菅を見てれば自分達で決めたルールもさることながら、常識を覆す行為を行い、批判は無視する。若者達はもとより子供たちにもその悪影響は大きい。
批判にはいいわけする。これ子供と一緒、問題のすりかえは学術会議人事での自民党の調査で明らか。
日本のきめ細かく几帳面な事務文化である議事録の隠蔽、改ざん、保管文章の廃棄、これは仕事文化であり積み重ねてきた日本企業の資産でもあった。そうしたものを上位にある者の一存か忖度かで葬り去る。
正確で簡潔でわかりやすく、という記録の担い手の能力を必要としないいいかげんな文化が蔓延し、嘘をつき揶揄することが日本のカルチャーの風向きを煽りだす。
そんな社会に変質しないように、安倍政権、菅政権の悪事を徹底して告発仕様ではないか。