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哲学者加藤周一の言葉に得心した。

2017-10-30 20:05:35 | 日記
哲学者加藤周一の言葉に得心した。


故加藤周一が日本の知識人に多くの明晰を示唆していたことは感銘を受けた人々の言葉から感じとることができます。
多摩大学学長で保守派の論客、寺島実郎氏はTBSラジオで「全ては繋がっている」と言われたことを述懐しています。
このつながりについては、歴史を見れば現在の世相の混濁、社会の荒廃も過去のつながりから読み取ると明晰なる整理ができるという論理を補強する引用です。(月刊誌世界での氏の連載は加藤周一のこの言葉が推薦文のようなフォローになっています)。

自然と人間のつながりについての示唆

加藤周一の言葉「すべてはつながっている」は宗教的な訓話以上にリアルに我々に顕在化しています。
省エネ、再生エネというキーワードにつながる小欄は「すべてはつながっている」という哲学のなかで農産業分野の循環概念を 慫慂(しょうよう)しています。

生態系をみつめると、物質は元来から循環していると考える。人間社会では、この点について配慮が足りない。不要物は単純に廃棄され、それは自然の循環システム、あるいは自然の浄化作用に任せぱなしである。これを社会の問題としてとらえ、物質循環を助ける事を考えようというのが循環型社会のありかたです。そして推進しようではないか、というのが小欄の論考です。

排他的思考でない循環概念

東洋哲学、宗教における「つながりー循環」は多くの人々の基礎概念となっており、それは大切なことですが、あまり入れ込むと、霊魂の循環思想の禅問答に踏み込む恐れがあります。それは、キリスト教の復活の伝えと同様で、神とは?の深遠なる論争に拡大する恐れがあります。

八百万の神のファジーな言い伝え

自然のもの全てには神が宿っていることが、八百万の神の考え方であり、欧米の辞書にはShintoとして紹介されています。日本では古くから、山の神様、田んぼの神様、トイレの神様(厠神 かわやがみ)、台所の神様など、米粒の中にも神様がいると考えられてきた。自然に存在するものを崇拝する気持ちが、神が宿っていると考えることから八百万の神と言われるようになったと考えられる。八百万とは無限に近い神がいることを表しており、多神教としてはありふれた考え方です。
在野の学と言われる、民俗学的な観点からすれば、戒律や経典にしばらればないファジーな言い伝えを大切にしようというものです。
雲の神、雨の神、大地の神、川の神、森の神は手をつなぎ、循環させている。
その循環は「すべてはつながっている」の言葉のとうりです。
このつながりを活用して、地産地消による地域の循環経済圏を構築しようというのが、相反転方式小水力発電機による地産地消プロジェクトです。

ターミネーターとロボコップがロボット農夫の用心棒か

2017-10-29 08:50:34 | 日記
qターミネーターとロボコップがロボット農夫の用心棒か

ロボットが農業を奪えば農夫がロボットを襲い破壊活動という一揆が始まるといったSFストーリーも考えられます。で、今の農業ロボットはどのようになっているのか。


農夫ロボットについての現場の反応はどうか、以下は前回の意見についての感想です。

60歳代男性
提案が実現するかどうかは、農業用ロボットがリーズナブルな価格で実現できるかどうかにかかっていると思います。ドイツではIndustry 4.0という活動で機械のカスタマイズを安価にする取り組みを国を挙げて始めています。日本企業の取り組みは明確ではありません。成功のカギは一番良いものを導入することです。ドイツを視察されることをお勧めしますさん、


60歳代男性kさん

当社は
農業のロボット化は必要だが、人手不足解消のためにそれを行うのは間違い。人手不足は作業の効率化、改善により解消しなければならない。農産物価格は容易に向上しない上、出荷時の価格を予測できないため、機械、設備、資材等に投資して生産効率を上げようとする工業的手法は結果的に生産コストを増大させる。ロボット化に際しても、従来型の「足し算」による問題解決は新たな病巣を生む。農業にしか出来ない「引き算」の解決手法を開発すべき。製造業からの技術流用だけでは足腰の弱い農業に製造業と同じ負担を強いてしまい、今まで同様、周辺産業が農業から利益を吸い取る構造となる。システム的にも簡素化を徹底していない生産プロセスをコンピュータ化すると、生産プロセスの不具合をシステムが増幅してしまう。作業改善、工程改善を先行させ、自然力を活かす農業ならではの強みを引き出すロボット化が必要。

ロボットを利用すること、技術革新について異論はなくても、現場を知らない机上の構想については冷ややかです。それでも、上記の意見は革新を志向する人々の意見です。
手間隙かけて農業を営む人々は哲学の違いがありまったく興味をもたないようです。

ロボットが人の仕事を奪うのは明きらかです、機械化、自動化が我々の仕事を奪っているのは事実です。
ワークシェアリング-互助労働がこれからの時代に考えられべきテーマです。





ロボット農夫と人間の戦いが始まる!

2017-10-27 13:59:32 | 日記
ロボット農夫と人間の戦いが始まる!




以下はロボットを活用する農業についての考えをコピー・ペーストしたものです。

集まったのは一般的な農家の何倍も耕作地を手掛け、年間1億円以上の利益を上げている篤農家の方々。お話を聞いてみますと、目下、農作業の自動化を迫られているとのことでした。

 理由は人手不足です。ご存じとは思いますが、今の日本の農業は、留学生などの外国人に研修や技能実習という名目で一部作業を担ってもらわないと現場が回りません。しかし、建設やサービス業などでも人手不足が深刻になっており、労働力としての外国人の奪い合いが業種を超えて過熱。人数を確保できないためにレタスやキャベツの出荷が減る現象も起きています。

 さらに、昨今の円安で外国人労働者の実質的な賃金は目減りしており、「働くなら日本ではなく別の国へ」との傾向が、今後はさらに強まりそうです。

 一方で、現場では今、力のある農家へ農地を集約する機運が高まっています。高齢で後継者もいないし、今の市場価格(特にコメ)ではもうけも出ない。先祖代々の土地を売るのは嫌なので、ただ同然で貸すから耕作を引き受けてくれないか――。こうした提案が有力農家に数多く寄せられいるのですが、人手不足ですべてには手が回らず、結果として耕作放棄地が増えているそうです。

 働き手が減る中で、より広い土地で農業を展開するにはどうしたらいいか。答えはロボットによる省力化しかありません。

 トラクター、田植え機、コンバインなど、日本では稲作だけは機械による自動化がほぼ極限まで進んでいるのですが、その他の農作物はジャガイモを除くとそうでもない。ダイコン、ニンジン、タマネギなどで完全に機械化されているのは、土から掘り起こす工程だけ。葉物の野菜や果物は、いまだにハサミで切って優しく梱包という人の手による作業が主です。

 出荷できるサイズに育った作物を自動で刈り取って、ベルトコンベヤーに乗せて、洗浄して、袋詰めする。この工程がロボットで実現できたら、人手不足はもう怖くない。日本の農業の生産性は飛躍的に向上するでし

そしてこの農業用ロボット、日本の様々な産業の技術を持ち寄れば、決して難しいものではないのです。

 土地を耕したり掘りおこしたり。大手建設会社やエンジンニアリング会社の得意分野ではありませんか。

 収穫のタイミングを見計らう。ソフトウエアやセンサー類を扱う電子機器メーカーの出番です。

 搬送、洗浄、袋詰め。これらの自動化はファクトリーオートメーション(FA)そのもの。傷つき安い葉物や果物の取り扱いだって、半導体ウエハーの搬送から比べたら、難易度はぐっと低いはずです。

 機械を筆頭に日本の企業は世界に誇る技術力を持っています。当社が始めているのは「その技術をちょっとだけ、農業に貸してもらえませんか」という声がけです。

 大きな企業ほど「市場規模が小さくてペイしない」と農業ロボットの開発に二の足を踏みます。果たしてそうでしょうか。私はあきらめません。「新規の技術開発ではない。技術の転用ですから投資は小さくて済みますよ」「農地は乾いたりぬかるんだり。気象条件だって日々変わります。これを制御するノウハウは、きっと本業の技術力を格段に高めますよ」「海外展開を見据えれば巨大市場ですよ」。最後の決め文句は「農業は成長分野。政府だって力を入れています。追い風に乗りましょう」――。

 現在、各方面を説得に回っており、一部は具体的なプロジェクトが動きつつあります。成果が見え始めたらこのブログでご報告いたしますので、こうご期待。今年も張り切って参ります


ロボットが人間の手助けをする。時代のスピードは想像以上に早い、上記の「想像プラン」は
すぐ近くにまできています。
農業に限らずにロボットを活用して仕事の効率化をはかる。
上記の発信者は農業の現場にいるものではない、耕作農地の放棄、高齢化、大規模集約、強い農業、
農協の革新。まさに政府の農業政策を見据えた現代政策にのっかった思惑ですね。マッキンゼーの研究員ならばだいたい同様なプランを述べるでしょう。

そこには映画「牛の鈴音」老夫婦の退屈で過酷な幸福に対する目配りありません。
ロボットに助けてもらいたくない、過酷が健康に、長寿につながることを信じて平和に静謐に
暮らしている人々のことを無視した「マーケティング」が見えてきます。




加藤登紀子 愛を耕すものたち は地産地消の歌ですね。

2017-10-26 22:19:31 | 日記



加藤登紀子 愛を耕すものたち は地産地消の歌ですね。




 







愛を耕すものたちよ作詞作曲 加藤登紀子 1・23



愛を耕すものたちよ
その胸の火を絶やさずに愛を紡ぐものたちよ
その手の恵み忘れずに愛に育つものたちよ
その温もりを抱きしめて愛に生きるものたちよ
泉の水と共にあれ 
土を耕すその時は遥かな空の声を聞き
土の恵みを待つ日には風の音に耳を澄ませ
土に戸惑うその時は光の中でうたを歌え
土に生きるものたちよ今日の祈りとともにあれ

鴨川自然王国で自然農法を学んだ人々が九州の地で集落をつくり

子供たちと一緒に地産地消を行っているという話をTBSラジオにて6月21日「永六輔土曜ワイド」
に歌手で鴨川自然王国の理事の加藤登紀子さんが語っていました。
自然農法にチャレンジする若者達をテーマにした楽曲です。
里山の自然資本の基盤である土地を耕し自分達の食べる食料を作る。余ったぶんは販売する。都会の
生活に疲れた人々は、そこそこの幸せで十分だと考えたのです。
今、年収1,000万円でも幸せを感じない人が多いことが雑誌の特集に出ていましたが、「幸せだなー」と
感じる瞬間すらもてない社会になっているようです。







 







洗練とモダンに惹かれたあの頃。 New York Stae Of Mind

2017-10-25 19:33:15 | 日記

洗練とモダンに惹かれたあの頃。 New York Stae Of Mind

 

 

洗練とモダンに惹かれたあの頃。
New York State of Mind
ビリー・ジョエルの代表曲。
しかし、里山で聞く曲ではない、との感興。

1980年のバブルに向かう頃、大ヒット。イントロのサックスのけだるさは時代の空気、よかった思いでに浸る郷愁、メランコリーな気分を突き破る「ドン、ノー、チェインジ♪」の高揚の声質。
当時、脱サラして田舎暮らしをした熟年に対して
「つまらない奴らだ」とばかにしていました。
東京の混濁、24時間働けるエネルギーに酔っていたアラフォー時代、濫熟のビジネス・シーン。
刺激的なニユーヨーク、その想いはビリー・ジョエルのモダンで洗練に同調したものです。
そして、名ジャズ・シンガーのヘレン・メリル、日本では中本マリ、伊藤貴美子が4ビートのジャズとして
歌い、夜のソウルフルな渋い歌声で酔わせてくれます。

New York State of Mind

Some folks like to get away, take a holiday from the neighborhood
Hop a flight to miami beach or hollywood.
Im taking a greyhound on the hudson river line-
Im in a new york state of mind.

休暇をとって地元から出たがる奴もいる
マイアミ・ビーチやハリウッドに飛んだりさ
でも僕はハドソン・リバー線のグレイハウンド(バス)に乗っている
僕の心はニューヨークなんだ

I seen all the movie stars in their fancy cars and their limousines,
Been high in the rockies under the evergreens,
But I know what Im needing and I dont want to waste more time-
Im in a new york state of mind.

リムジンや派手な車に乗る映画スター達を僕は見てきた
ロッキーから不朽の名作まで
でも僕は自分が何を必要としてるかも知ってるし
これ以上時間を無駄にしたくないんだ
僕の心はニューヨークなんだ

It was so easy living day by day
Out of touch with the rhythm and the blues,
But now I need a little give and take,
The new york times, the daily news...

リズムやブルースを聴くことなく
日々生きることはすごく簡単だった
でも今は少しギブアンドテイクが必要さ
ニューヨークタイムズに・・デイリーニュース・・

It comes down to reality-and its fine with me cause Ive let it slide,
Dont care if its chinatown or riverside,
I dont have any reasons, Ive left them all behind-
Im in a new york state of mind.

現実を突きつけられても、僕は平気さ 受け流せるから
チャイナタウンだろうがリバーサイドだろうがどうでもいいんだ 
別に理由なんてない 全て捨ててきたんだから
僕の心はニューヨークなんだ

Repeat 3rd verse

地方創成は都市は文明の先進地、田舎は遅れた地域、
田舎暮らしには自由がある。と思い転居した友を蔑んだが、彼らには先見の明があったようだ。
成長率、年間売上目標、執行役員制度、査定、勝ち抜くエネルギーとともに増すストレス、
緊張感は想像以上に社会を変貌させています。
前号の映画リトルフォレストの主題、自給自足の平穏はまぎれもなく時代の風潮のなかの癒しの哲学です。ドラマが無く、自然と農作業を見るだけの四季4部作がヒットしたのは現代に静かに広がる人々の願望を掬っているからでしょう。


年間3万人の自殺者、なにかの事件で3万人の犠牲者が出れば世間はパニックに陥るでしょう。まぎれもなく社会という戦場の犠牲者が多数います。
成長のためにストレス社会に身を置き、緊張のなかでの高揚が興奮と虚脱の波に揺らされる。今やスタンダードナンバーとなった「ニューヨークの想い」は名曲でありながら地産地消の生活には似合わないという感興を抱いたのです。
 
評論家内田樹氏が言うように成長率を指針とした競争社会にみんな疲れだしている。強者が勝ち抜く新自由主義に懐疑してる人々が増えているう現実が地産地消運動の拡がりの一つの要因ではないでしょうか。