昨日は恒例のドイツ語講座でした。
今回は英語の「How much~」に当たる言い方がテーマでした。
少し応用してみると「そのワインはいくらですか?」は『Wie viel kostet der Wein?』となります。
語学には繰り返しが必要なのでまた復習したいと思います。
今回は英語の「How much~」に当たる言い方がテーマでした。
少し応用してみると「そのワインはいくらですか?」は『Wie viel kostet der Wein?』となります。
語学には繰り返しが必要なのでまた復習したいと思います。
Was kostet der Wein?
双方とも対価を訊ねているには違いなく、貨幣経済システムの中では人命を含める対価として全て金銭化が可能であることが示されています。なにもシェークスピアのヴェニスのユダヤ人商人だけではありません。
そうした前提の中で、特に上の質問表現として敢えて「数」を挙げると、寧ろオイロとかの貨幣額よりも他のものを思い浮かべるのが普通かもしれません。
上の二種類の表現の相違についてはテキストにどのように書いているでしょう?
Was kostet das?
Wie viel kostet das?
要するに会話表現の例文としては、物質名詞で数えられないものか、指示代名詞などの固有のものが主語となります。
つまり、椅子は数えられるので、数えられないワインよりも例文としては不出来です。
Wie viel kostet ein Stuhl?
単数とした方がマシでしょう。ワインの場合は、これは既に書きましたが、会話文としてder Weinが主語になることなどはあるのでしょうか?その場合のDERはアクセントが置かれて特定の銘柄を指していることは分るでしょうか?しかし、その銘柄の樽の全てを指すのか、在庫全てを指すのか、半ダースを指すのか、一瓶を指すのか、はたまたグラス一杯を指すのか、試飲の料金を指すのかは分りません。
繰り返し練習は良いですが、言葉の意味を分らずに繰り返しても言語構造が異なるに言語に関しては学習効果は全くありません。寧ろ上で述べたようなことを肝に銘ずることが使える外国語への第一歩となります。
ワインは幾ら?
特殊な状況ですよね。
テキストを先ほど読み返してみたのですがwie vielは「値段を尋ねるとき」に用いられると書かれてありました。
フランス語やドイツ語に係わらず、全く英語でも同じような事情で、文法的に正しく並べてもその意味するところが表現できるとは限らないのです。
「どれだけ沢山の対価」と言うのは貨幣経済では価格ですね。どの言語においても当然過ぎる表現を超えて一捻りすることで初めて一般的な用法となるかもしれません。文法と同時にこうした捻り感覚を学ぶのが外国語の初級講座なのです。だから、それを一対一の母国語に置き換えているようでは外国語は身につきません。