11月9日朝8時 曇天の中朝日がほのかに照る
早いもので、もう11月。
実はこの11月は、私にとって関門なのです。
と言うのは、11月20日頃には
太陽が地上に出ない「極夜」になります。
人によっては落ち込むとか、2年目が辛いんだとか、
いろいろ耳にする時季なのです。
私にとって初めてのこの時季、
私は一体どうなるんだろ・・・?
●日に日に暗くなっていく
日に日に暗くなる速さは、私が想像していた以上でした。
今日は曇り?
時間をセットし間違えたかな?
毎朝目覚めては、そう思っていました。
それくらい前日と次の日が違うのです。
日が長くなる時は、その勢いを歓迎していたのに、
日が短くなる時は、
「ちょっと待って~!早すぎるんちゃう…?」
と、なかなかその速さが受け入れられないのでした。
●カーテンを夏用から冬用に
しかし、冬支度は自ずと進みます。
9月末にもなると、
夏にかけていたカーテンでは寒々としてきました。
ここでは冬と夏とで、カーテンを変えます。
どの家庭でもするのかどうかはわかりませんが、
わが家には、お義母さんがあつらえた2種類のカーテンがあります。
変えてみると、
外の景色と中の明かりがしっくり馴染み、ぬくもりを感じます。
●ここの雨が、すぐそこの山では雪だった!?
10月に入ってから、オーロラが現れる回数は一気に減りました。
これは、曇天・雨天が増えたからです。
「久しぶりによく雨が降ったなあ」と思った翌朝のこと、
海の向こうの山頂が、白く輝いているではありませんか!
いきなりです。
もちろん、町では雪は降っていません。
「夕べそんなに寒かったかなあ?」
どうも私の「寒い感」はここでは当てにならなくなっています。
●霜景色でタイヤも冬仕様に
ある日、
仕事から帰ってきた相方さんが、タイヤを冬用に交換しています。
確かにこの頃、霜が降りるようになっていました。
その翌日、道路は凍りました。
さすが地元人!
一日中解けない霜。微妙な色具合が美しい。
●薪ストーブも手入れして
冬支度には、ストーブ。
相方さんが、暖炉を掃除して試し炊きをしています。
ほのかに薪の燃える香りがして、部屋の中がほっこり。
さあ、いつでも来い!(一体、何に構えてんだか・・・)
秋を惜しむように枯れ木立に残るRognebærの実
●ポールと共にきた!初雪!
でも、まだすることはありました。
庭にポールを立てること。
そう言えばこのポール、
いつの間にか道路にも立ってました。
このポールは道路の端を示すもの。
これがなかったら、
雪埋没者・脱輪車が続出するでしょう。
相方さんがポールを立てた翌日、
トロムソの街には初雪、早速30~40㎝程積もりました。
またまた地元人の勘、的中!
●雪より氷の時期
これで冬に突入し雪が続くのかと思ったら、
これが、そうはいかないのです。
雪が解けては、凍る。
雨が降っては、凍る。
この状態の道を歩くのは非常に危ない。
ちなみに、ソラはつるつる滑ってます。
ここで便利なのが、ブロッデル(Brodder)
雪用のブーツの上からさらに着装しても、かなり違います。
それから、もう一つ、蛍光ヤッケ(笑)
特にこの時期、
運転者から歩行者は見えにくいのです。
(私も運転するようになって、実感しています)
でも、これを着ていると、
車が早くからよけてくれるんです!
これらに守られ、
真剣に、ペンギン歩きで、
ソラと散歩をしている私です(^^)
無事、できれば楽しく
この時期を過ごせますように。
皆さんもどうぞ良き日をお過ごしください。