昨年、「男女共同参画フォーラム」の実行委員を引き受けました。
正直言って、
「男女共同参画って何だろう?」
と思っていたので、
わからないないなら、
やってみればわかるだろう、と思いひき受けました。
また、「行政と一緒にやる」と、どんなことができるのだろう?
というのも興味のあるところでした。
●男性・女性の枠を超えて
いよいよ、2月13日(土)が本番。
面白かったのが、トーク&トーク。
育児休暇を取られた男性。
建設会社の取締役についていらしゃる女性。
奥さんの介護をしていらっしゃる男性。
自治会を作り自治会長をしてらしゃる女性。
この4名の方をステージにお招きして、
ソファで、気楽に話すというスタイルをとって
それぞれのお話を聞かせていただきました。
コーディネーターは、三重大学教授の石阪氏。
一人ひとりのお話は、
短い時間でも聞き応えがありました。
この企画は、
またしてほしいものです。
●今は、どういう話をするときなの?
その後の講演会は、
向井万起男さん「女房が宇宙を飛んだ」
向井さんの話の中で
最も印象的だったのは、
宇宙にいる千秋さんと直接交信できる時間の話。
交信できる時間は、5分。
向井氏は、普段通りのくだらない(?)話題で
5分をフルに楽しんだそうです。
一方、他の宇宙飛行士の配偶者は、
ハンカチで涙をぬぐっていたのだとか・・・。
ここできっぱりと言う向井氏の言葉に大いに納得。
「これは、
緊張している彼女をリラックスさせてあげる時間。
それを考えなきゃ」。
二回目の宇宙飛行では
交信時間が、15分に延長。
しかも映像つきと進化。
「NASAに恥じることなく、
瞬間的に彼女を驚かせて、
楽しくリラックスさせたい」。
そこでひらめいたのが、
真っ赤なはっぴを着ること。
日本の「はっぴ」は、
「HAPPY」とも掛けて、
縁起のよいものとされているのだそうです。
「まきおちゃん、何着てるの?」
ちあきちゃん(向井夫妻の呼び方)は言うなり、
浮遊しながらのけぞって大笑い。
後は、普段通りの夫婦の会話を楽しんだそうです。
向井氏の思惑、大成功!
この愛情あふれるユーモアに拍手!
さらに、向井氏のしめの言葉がよかった!
「夫婦と言えども、感情の垂れ流しはいけない。
今どういう話をするべきなのか考えるべきだ。
ましてや、他人であれば、なおの事だ」。
これは、夫婦に限らず、
人との関係をよくするための秘訣の一つではないでしょうか。
また、相手を大事にしようとするとき、
その人らしさが出るのかもしれないとも思いました。
向井氏は、
「向井千秋さんのご主人」という紹介について
チクリと指摘。
しかし、それを使って、
宇宙飛行士の「配偶者」しかできないNASAでの体験を
まあ、テンポよく話されました。
会場からは、笑いが絶えません。
これまた、向井氏の思惑通り!
だったのでしょうね。