すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

「限られた中で渾身をこめる」

2009-10-31 | セミナー・イベント

●中村麻美「天地人」原作挿画展より(その2)

「美術館にいく」。

これは、私の好きなことの一つ。

でも、会期中に足を運ぶのは、せいぜい二回。

それが、今回企画をさせていただいたおかげで、
「6日間、しかも長時間会場にいる」という体験ができました。

●私は、籠の中の小鳥

この度は、
連載小説「天地人」460回分の挿画から60点を展示。

連載小説の挿画の仕事は、
毎日のように期限とともに
FAXで原稿が送られるそうです。

毎日ですよ。
しかも460回分ですからねー。

本人曰く、
「私は、籠の中の鳥のようだったわ」。
(写真:
「小鳥と南天」では、籠から小鳥を出してあげている

「毎日する」というのは、私の教室で大切にしていますが・・・。
これは、大変!
でも、尊いこと。

だからこそ、これらの作品が見たい。
そう思ったのが、そもそもの始まりでした。

また、彼女にとって新聞連載小説の挿画は、初めての仕事。

これは「苦行」でもあったようです。

しかし!

挿絵原画のサイズ12cm×16cm。
この限られたスペースでの
斬新な色使い、大胆な仕掛け、勢いのある筆さばきは、
見る者にも心地いい!

小説家の想いと読者の心をつないだことでしょう。

●連続性ある挿画展だからこそ

彼女は、昔から何事にも誠心誠意こめる人。

一方、絵の中には、遊び心も生き生きと保たれていました。

一枚から伝わってくるというより、
連続性ある挿画展だからこそ、
バランスをもって伝わってくるんだ!

これは、発見でした。

●挿画展で見つけた答え

彼女の絵で、私が最初に惹かれた一枚の絵。
「小笠原流弓馬術」。
凛として唇を締め的を見つめ、矢を射らんとする武将の姿。

えー、いつの間に彼女は、こんな絵を描くようになったのー!?
どんな生き方をしてきたの?

その関心が、
今回の挿画展に至る一番のきっかけだったかもしれません。

来るもの拒まず、限られた中で渾身をこめる。

そんな彼女の生き方が、「小笠原流弓馬術」に凝縮されていたんだ。
 
これまた、挿画展をさせてもらって合点がいきました。

●「和の心」灯り始めた・・・?

挿画展の彼女の姿で、心に残ったこと。

和服姿の彼女は、90度のお辞儀をするのです。

そんな姿を目の当たりにすることは、私の近辺ではなかなかありません。

また、彼女は、感謝・礼を尽くすということを疎かにしません。

そういう彼女の仕事ぶりは、
次なる舞台をどんどん展開しているように思います。

今後の作品も楽しみです!

 

彼女の生き方・絵の核心にある「和のこころ」。

挿画展を終えた私の心に微かに灯り始めている・・・かな?

この灯火、大事にしていきたいものです。

 

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挿画展のべ数1000人近くを迎え、無事終了!

2009-10-30 | セミナー・イベント

●10月26日より

「中村麻美『天地人』原作挿画展」

おかげさまで、無事終わりました。

ありがたいことに、のべ数1000人近い方が足をお運びくださいました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

津出身の方にこんな人がいるんですよ。
世を騒がせている「天地人」も津とつながっているんですよ。
ほら、こんな身近に生まれて育った人が、こんなに頑張っているんですよ。
絵の世界に行きたい人、あきらめることはないですよ。
好きで続けていたら、こんな道が授かった人もいるんですから。
津に住む私たちも頑張りましょう!

そんなことをお伝えしたく、
まずは、麻美さんの存在を知っていただこう!
と企画した挿画展でした。

●一枚一枚すべてにギャラリートーク

24日、25日には麻美さんのギャラリートークがありました。
なんと一枚一枚全ての絵の説明・エピソードを話してもらえたのです。
見ただけではわからない話を聞かせていただくと、
展示されている絵はもちろん、
「絵」というものの見方が変わりそうでした。

●印象に残った感想から

・挿画の原画を見るのは初めてです。
・原画、新聞、挿画集で同じ絵がこんなにも違うのですね。
・新聞の挿絵にカラーがあるんですね、びっくりしました。
・挿画って、一コマの絵だと思っていましたが、連続性があるんですね。

・動きがあって、見てて楽しいです。
・怒りや悶々とした感情が、すごく伝わってきました。
・家康がまさに家康、秀吉も一目でわかりました。
・「小鳥と南天」は、麻美さんの心を映したものなのですね。
・もうこのお船さんに惚れました。

・挿画集のできばえが、素晴らしい!

・挿画と小説が並べて展示されていたので、わかりやすかった。

・小説の中に線が引いてあったので、じっくりと見ることができた。

・無料で見せていただいて、いいのでしょうか?

・津からこんな方が出ていらっしゃるとは全然知りませんでした。

・遠くから思い切って来た甲斐がありました。

・次の個展もしてほしい。

 

足をお運びいただけなかった方の中には、

関心を持ってくださった方もたくさんあったことと思います。

それだけでも嬉しいです。

みなさん、どうもありがとうございました。

★この続き、明日書きますね!

 

 

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いよいよ来週、「天地人」挿画展始まる!

2009-10-16 | セミナー・イベント

このチラシやポスター、

何処かで目にされたことありますか?

中村麻美「天地人」原作挿画展20日~25日場所:NHKぎゃらりー)

 

●「天地人」と「津」はゆかりがあった!

今話題のNHK大河ドラマ「天地人」の原作は、新聞連載小説でした。
しかも、それは、460回・一年3ヶ月にも渡る大作。
地方紙13紙で掲載されるほどの人気から、
大河ドラマに決まったのでした。

その毎日の小説に挿画を描いていたのが、
中村麻美さん(津市出身)です。

しかも、作家の火坂雅志さんは、
藤堂高虎の小説(「虎の城))も描いていらっしゃるのです。
「津」と「天地人」、こんなゆかりがあったなんて!

●幼なじみ9人結集!

ところが、この事実、知られてないんですよねえ。

そこで・・・・彼女の母校、
津市立藤水小学校、津市立橋南中学校、津西高等学校の
幼なじみで、挿画展の企画を思い立ったのです。
(ちなみに私は、小学校、中学校が同じでした)

メンバーが初めて顔を合わせたのが、5月末日。

男女とり混ぜた9人で、9人は初対面の方もあったのですが、
旧知の友のような感覚で始まったのが、不思議でした。

しかし、絵の展示会なんて初めての者ばかり。

2週間おきにミーティングを重ねてきました。

忙しい人ばかりなので、集まれる者で話し、決まったことは共有する。

このやり方で、トラブルなくやってこれたことは、本当にありがたいことでした。

●明日が、最終ミーティング!

会場探し、助成金、市長表敬・・・などなど
はらはらドキドキの連続で、
4ヶ月半は、あっという間でした。

明日が、最終ミーティング。

挿画展は、20日~25日

いよいよ来週から始まります。

一体どれほどの方が足を運んでくださるのか・・・?

まったく予測も立たちません。

ドキドキ・・・・でも、ワクワク!

皆さん、ぜひご来場くださいませ!

 

 

 

 

 


 

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「星星の扉」は、やさしさいっぱいでした。

2009-09-24 | セミナー・イベント

●9月19日(土)「星星の扉」さつき里香・一人舞台より

芝居を見る前、「星星の扉」の意味が私にはわかりませんでした。

空にきらめく星星、

それは、この世もあの世も含めたあらゆるもの命のきらめき。

そして、そのきらめきにも扉がある。
その扉は、どうやって開かれるのか? 

これが、この芝居の隠しテーマだったのではないでしょうか。

私が初めて見る「一人舞台」。
どうやって一人三役をこなすのだろう?
伝えたいことをどのように伝えるのだろう?

そんな関心を持って、会場に向かいました。

●一人三役には、配慮がいっぱい!

さつきさんの舞台から最も伝わってきたのは、
「やさしさ」。

命ある一人一人へのやさしさ。
そして、見る人へのやさしさ。

さつきさんから「やさしさ」が、
静かに温かくにじみ出始めてきたのは、
介護の先輩佐々木さんとおばあさんとの会話を
そっとかなたが覗いているシーンから。

ここで面白かったのは、
覗いているかなた、
おばあさんの言葉を受け止める佐々木さん、
元気を取り戻してくおばあさん
この三役を移行する表現の工夫。

これには惹きつけられるものがありました。

ゆっくりと丁寧に・・・・
見ている者の混乱がないように。
しかも、静かな穏やかな空気を壊さぬように。
そんな配慮を感じました。

こればっかりは、見なくちゃわからないかも!

● 近づきたい!「共感」を携えて

自然な会話でありながら、
おばあさんの気持ちが和らいでいくのを目の当たりにし、
かなたは、初めて対応の参考書のようなものを開きます。

老人ホームの歌の指導係で、
過去に生きた歌の世界にしがみついているかなた。

「すぐにお茶碗を割るような乱暴で話しもろくにできない人」と、
認知症のハナさんをかなたは、ばかにしていました。

ある日、
そのハナさんが自分の歌に心で反応してくれていることに気づきます。

ハナさんが気になって、
事実を確かめたい。
ハナさんと近づきたい。

その一心からでしょう。

気をつけたい14か条や「共感」を心に留め、
かなたは、ハナさんの部屋に通います。

ハナさんが反応してくれた歌「ふるさと」を通して
何かが通じ合ったのでしょう。

しゃべることのないハナさんがお茶の場所を教えてくれて、
いっしょにお茶を飲んだひととき。

それがハナさんとの最後の思い出となりました。

●若かりしハナさん語る

ハナさんが亡くなった夜のこと。

ハナさんが夢に出てきて、大事なことを伝えてくれるのです。

若かりしイキイキとしたハナさんが幸せに過ごしていた思いを語り、
一気に心が粉々に砕けてしまったいきさつを 
年老いたハナさんが、語ってくれるのです。

お茶碗を割っていたのは、この心の傷から来ていたのでした。

心の傷をずっと引きずってはいたものの、
実は、それは夢とうらはらのものでもあったこと。

そして、かなたの歌で、幼き頃の温かい思い出が蘇り、
かなたが共感してくれたことで、気が楽になった。
そう伝えてくれるのです。

夢の最後の「またいつかお茶をしましょうね」が、なかなか効いていました。

それにしても、
年齢が推移するハナさんの演技は、お見事でした!

●人には、かならず理由(わけ)がある

人にはいろいろな過去がある。
今どんなに理由(わけ)がわらからないように見えていても、
過去も感情も消えはしない。

しかし、心の扉を開けることで、
その過去が違う意味をもたらしてもくれることもある。

人とのちょっとしたふれあいが、
その扉を開けるきっかけになることもある。

その時、人は輝ききらめく。

いくら理由がわからないように見えていても、
何か理由がある。
一人の人間として、そこに寄り添ってほしい。

若くてもお年寄りでも同じよ。
それを忘れないで。
 
私は、そんなふうに受け取りました。
さつきさんのしぐさ、指先、表情、声色、言葉・・・
すべてから、伝わってくるようでした。

説教じみた「教える」という臭いは全くありません。

ああ、こんなやさしい伝え方があるんだ。
それが、私には最もインパクトのあることでした。

●忘れ得ない舞台

私にとりまして、
子どもが通う小学校の校長先生の奥様で
インタビューをさせていただいた方が、
その時語っていた通り、本当に津で公演してくださったのです。

裏方、ボランティアと少し関わらせてもいただけて、
これまでにない忘れ得ない舞台となりました。

これだけの舞台を作るのにどれほど練習されたことか、
ピアノとのコラボの絶妙さ、
同じ衣装の違和感を感じさせない照明・・・・・
などたくさんたくさん、実に実に面白く見せていただきました。
チームの方々から元気も頂きました。


よく津で公演してくださいました。
ただただ、感謝するばかりです。

これからは、全国展開されていくとのこと。
陰ながら、応援しています!!

また津で公演していただける日をお待ちしています。

さつきさん、
舞台つくりの皆さん、
ボランティアにかけつけてくださった皆さん

ありがとうございました!!

 

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城跡の風に吹かれて ~ 雲龍・笛の演奏会 ~

2009-06-09 | セミナー・イベント

●無謀な企画・実現に感謝

「垂水城で雲龍さんの演奏会をしてほしい」。

今回は、その一声で始まりました。

私にとって、
垂水に垂水城があった、という事実は、
驚きであり、興味深いことでした。

そこで、「垂水城のことをもっと知りたい。
他の人にも知っていただけるチャンスだ!」
と企画することにしました。

垂水たんけん隊では、垂水城の勉強会もしました。

風に吹かれ、
雲龍さんの笛とともに夕陽を見ながら、
古に今に思いを馳せていただきたい。

なーんて、ロマンチックなことを考えたものの、
公園の使用許可や駐車場や諸々に対処していたら、
皆さんにお知らせできたのが、当日2週間前。

雨続きでお天気もどうなることかと心配しましたが、
寒いもののお天気に恵まれ、
43人もの方々に参加していただけました。

無謀な企画だったかもしれませんが、
いろいろなお助けで無事終わることができました。
本当に本当に感謝感謝でした。

●垂水を感じながら

演奏会の前に、私から垂水城の案内をさせていただきました。
5月14日の勉強会の講師の方にも来ていただいておりました。
勉強の成果はいかに・・・!?

「垂水城のことも、この公園にも初めて来ました」。
近隣に住む人でも、そういう方がほとんどでした。

お話の内容は、
垂水たんけん隊活動日誌VOL.3をご覧ください。

http://www7.plala.or.jp/tarumitanken/

●晴れても雨が降っても、大丈夫!

 会場が屋外ということで、
「雨降ったらどうするの?」と何度も聞かれました。
どうしたものかと考えるうちにふと気がつきました。

 そうだ、雨が降ったら、S.L.S.すぎなですればいいんだ。
そうすれば、雲龍さんの笛を身近で聞いていただけるのだし、
垂水城の話を聞いてから、また垂水城に足を運んでいただけばいい。
 だから、晴れても雨がふっても、大丈夫!

 「晴れたら、よし」という縛りから解き放たれた瞬間でした。

●風は、あまのじゃく

 演奏会が始まって間もなく、私は自分の耳を疑いました。
 雲龍さんの笛の音が小さくこもってしまっているのです。

 「そうか・・・風が吹き込んでいるんだ!」

 野外なら、風に乗ってどこまで笛の音が届くことだろう。
なんて胸を膨らませていましたが、
四方八方上から下から吹く風なんて、
想像もしていませんでした。

私は主催者として、
自分の浅はかさに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

しかし、雲龍さんは、顔色一つ変えず、
言い訳一つせず、吹いていらっしゃいます。

風と吹き込む息との加減を探るべく、
全神経を集中していらっしゃるかのようでした。

そうか・・・雲龍さんは、この風を承知でここに立たれたのだ。

聞かせるだけの笛の演奏家なら、こんな状況ではきっと吹かない。

自然と一体になって感じるままを音にしようという雲龍さんだから、
この風と向き合っておられるのだ。

「風のあまのじゃく!いい加減にして!」

と言いたいところですが、仕方がありません。

私にできることは、何だろう?

しっかりと耳を傾けること。
この貴重な場に専心すること。
  
私は緊張した体の力を抜きました。

●自然とのコラボレーション

時とともに風も次第に穏やかになり、
雲龍さんの笛も風に乗ってきていました。
あの風のおかげでしょうか。
すっかり雲も晴れています。
陽は、西の空低くなり、
布引山や広がる雲は黄金色から茜色に染まり始めました。
 
最後の曲を吹き終わり、
雲龍さんが唇から笛を離す・・・夕陽の最後の影が山の端に落ちる。

その絶妙なタイミングにため息、歓声、拍手!

笛の音とともに、夕景をお届けしたい。
そんな私の思い以上の状況に言葉も出ませんでした。
「自然とのコラボレーション」とは、こういうことでしょうか。
  
●風を受け入れる

演奏会後、
雲龍さんは、演奏中の胸中をこのように語ってくださいました。

「どんな状況でも吹かせていただく。それが私の原点です。
『大丈夫かな』と思いながらも向かうことが大事。
後は、任せるしかありません。

風に逆らわない。風を受け入れる。
それは、祈り。
自分で何かをしようと思わず、身を任せること。

背に風と陽を受け、大地のぬくもりを感じながら、
風に乗っかっていくんだな、と思いました。
また、皆さんの思いが伝わってきて、助けられました。

 最後は、『完結した。それまでの笛は必要だった』と思いました。 
 でも・・・正直言って、必死。『時間』の観念がなくなりました。
穴があったら入りたい気持ちがありましたよ(笑)」。

 


  自然は思い通りいくものではない。
  いつも味方をしてくれるとも限らない。
  晴れもよし、雨もよし、風もまたよし。
  どんな状況も逆らうことなく、
  すべてを受け入れる。
  その結果、
  思いもしない贈り物があるものだ。

 

夕陽を背に笛を吹く雲龍さんのシルエット、
名も知れぬ公園に43名もの人が耳を傾けている。

私には、忘れえぬ光景になることでしょう。
 
この贅沢なひとときを皆様とともに迎えられましたことを
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 
                            

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子どものトラブル・・・親はどう関わる?

2008-09-02 | セミナー・イベント

7月27日(日)より

● 自分の子どもに注意をしない。

この合宿では、毎年心がけていることがあります。

「自分の子どもに注意しない」。

日頃なら出す口をちょっと閉じてみましょう。
他人の目を気にして叱ることは止めてみましょう。
他人の考え、感じていることに
耳を傾けてみましょう。

そんな思いから、皆さんの了解の下で
毎年実行しているそうです。

●子どもはちゃんと学んでいる

合宿二日目、こんなことがありました。

おもちゃの車に3歳の女の子が乗って、

男の子が押して遊んでいるとき・・・

「いたいー!」と女の子の泣き声。

おもちゃの車に足がはさまったのでしょうか?
女の子は、お母さんの膝で泣きじゃくって、
どうなったのか事情を聞くこともできません。

男の子は、心配そうにずっと座って見守っています。

女の子は、泣き止むと

「だいじょうぶ!」とまた男の子と遊び始めました。


「車の下に足を入れちゃだめだよ」

「うん」


子どもは、ちゃんと経験から学んでいるのですね。

●他のお母さんの気持ちは?


その後、このような問いかけがありました。

「この場だから、うまくいきましたけど、
日頃は、こうは行きません。
どうしたらいいでしょうか?」

そこで、
「それぞれ親はどんな気持ちでいたか」
「他にどんな接し方があったか」

とお互いに聞きあうことから、

「子どものトラブルを通して、親同士のつき合い方」

まで話をすることができました。

●子どもがいるからこそ学べる空間へ 

「合宿」だと、共に過ごす時間が長いので、
子どもの問題、成長が見えやすくなるのですね。
また、大人がたっぷり話すこともできます。


「子どもがいても大人が学べる空間」であり、
「子どもがいるからこそ学べる空間」にもなる..

これこそ、子連れ合宿の醍醐味(その2)!

2・3時間の講座ではなかなかできないことです。

●六甲は、三重から遠くないかも

集合場所までは、津から2時間半。

幼稚園児くらいであれば、
電車のお出かけもできて、結構楽しいかも。

三重県は遠いからと思っていましたが、
来年は、もう少し身近な人に声をかけてみようかな。

 


日頃よく考えていらっしゃる上に、
どんどん気づきを得ていかれる参加者の姿に、

私が刺激を受け、もっと勉強したいと思いました。

実り多き合宿に

スタッフ参加させていただけたことに感謝です。

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合宿初日、大成功!

2008-09-01 | セミナー・イベント

7月26(土)より

●回し絵で、意外なストーリー誕生!

二家族目がいらしたときは、
ちょうど回し絵をしているところでした。

「回し絵」って、楽しいのですよ。

各自一人一枚画用紙に好きに絵を描きます。
そして、いっせいに隣の人にその絵を回す。
回ってきた絵に好きに描き足す。
また一斉に隣に回す。
ということを繰り返すんですね。

再び自分のところに戻ってきたときには、
思いがけないストーリーが生まれて
想像もしていなかった絵になっていました。

上手下手を問わず、
楽しんで描けました。

途中から入っても、全く平気!
好きな絵をお土産に持って帰ってもらいました。

大成功!

●臨機応変、屋外に会場変更!

前日、多治見で39度を記録したそうですが、
この日はもっと暑かったのではないでしょうか。

涼しい六甲山と言えども、
3時ごろになると部屋の中がかなり暑くなってきました。

ラーンネットグローバルにはクーラーがありません。

そこで、会場を戸外の木陰に移しました。


鳥がさえずり、

   そよ風が吹き、

       まあ涼しい!

しかし、外に出るということは・・・

「すべり台したい!」
案の定、子どもは言い出しました。

そこで、竹で作った滑り台で遊ぶ時間をとることにしました。

「すべるのは、3回だけよ。それでもいい?」
「いいよ!」

子どもたちは、「3回」を満喫し、その後は子どもたちだけで、
約束の範囲内で楽しそうに遊んでくれていました。

前もって決めていたことにこだわらず、
臨機応変無理のない形にして「したいこと」を進めていけば、
親子とも満足できるものですね。

あらためて実感!

●夜は、大人の時間

夕食もお風呂も済ませ、
子どもを寝かしつけて・・・・その後は

お酒ありの大人の時間。

子どもが小さい時って、
お酒飲みながら、いろんな人としゃべる機会が、
あまりないでしょ。

これは、合宿の醍醐味(その1)です!

 


 

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ワクワク!子連れ合宿・スタッフとして神戸へ!

2008-08-30 | セミナー・イベント

7月25日(金)より

●7月末でも、紫陽花が鮮やか!

 26日・27日は、

神戸のラーンネット・グローバルスクールで子連れ合宿。

 

ラーンネット・グローバルスクールでも

私の教室と同じく「らくだメソッド」を使っているご縁から、

「スタッフしない?」と声をかけていただいたのです。

 

以前から「子連れ合宿」には興味があったんですよ。

でも、主催はもちろん、参加のチャンスもなかったんですよね。

 

ワクワク!

今日から、早めの神戸入り。

 

神戸と言っても瀬戸内海国立公園の中にあり、

そこまでの坂道は、約30分。

 

わぉー、観光気分だ!

 

さぞかし夜景が綺麗であろう眺めが何度も見えます。

 

驚いたことに

紫陽花ロードは、色鮮やかに健在でした。

津では、とうに枯れ果てている紫陽花が・・・・

 

やはり六甲は涼しいのですね。

 

●「語りつくせる場」に感謝!

 今日のメインは、スタッフミーティング。

今年の参加家族は、

お子さんの具合が悪くなったり急なキャンセルが続き、

二家族。 

しかも一家族は

一日目に2時間ほど遅れると聞いています。

ということは・・・

その家族が着くまでは、一家族だけ。

 

一家族でもリラックスしていただけるように。

しかも充実した時間になるように。

また、遅れて参加される方が、負い目なく入っていただけるように。

などなど・・・

 

この日までは、メールでやり取りしてきました。

さらに、スタッフで智恵を絞り、遠慮なく、

気が済むまで話すことができました。

 

日頃は、一人で考えていることを

何人かで頭をつき合わせて考えることができる。

どんどん良い方向に固まっていく。

これは、一人では決してできないこと。

 

本当に心強いし、嬉しいものです。

 

今日だけで帰ったとしても、

収穫大!

 

スタッフ参加させてもらって、よかった~!

 

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WWセミナーで、梅雨と家ごもりの憂さ、吹き飛ぶ!

2008-06-22 | セミナー・イベント
6月7日(土)より

私のお気に入りの店“THE TEA HOUSE”で
WW(ウェッジウッド)セミナーに参加。

津市在住の自称「WWオタク」という先生。
手持ちのWWの食器の中でも、
超思い出深い・超高価なカップやポットをお持ちくださいました。

ご自分の新婚旅行で
リュックサックにつめて持ち帰ったものなんですって。
当時は許されたんですね。

●「ターコイズカラー」って?

色は、私の大好きな色。

「ターコイズ」って、ご存知ですか?

ギリシャやトルコでよく見られる綺麗な水色の石。
食器の柄は、あの石の色でした。

その名も「ユーランダーターコイズブルー」というシリーズ。

もうひとつ私が気に入ったのは、
新しいデザインで、
「雨」をモチーフにしたような柄のお皿。

今は売られていないものと最近のものが、見事にマッチ! 

また、水色のナプキンとテーブルクロスが、
ターコイズカラーと調和して、
梅雨時を爽やかに演出してくれていました。

 紅茶の種類も
“ネパール ⇒ トルコ ⇒ クッキー ⇒ カシュカシュ”と盛り沢山。
 カスタードクリームをとろりとかけたオレンジケーキ。
 そこへ持って、
 紅茶にまつわるクイズで、「へ~!」の連発。
 
 紅茶好きの私には、とっても楽しく、贅沢な時間でした。

●「11月1日」は、何の日?

ちなみに・・・

日本人で初めて外国のティーパーティーに招待された人をご存知です?

なんと「三重県人」なんですって!

大黒屋光太夫という伊勢若松の貿易商で、
船でお米を輸送していた時嵐で遭難し、ロシアへ漂流。
「日本に帰らせて下さい」と
エカテリーナ2世に懇願しに行ったところ、
アフタヌーンパーティーに招かれたのだそうです。

そこで、日本ではその日

「11月1日」を「紅茶の日」

としているのだそうです。


三重県と紅茶って、縁があったのですね。



母のことで家にとじこめられていた私に、
こんな素敵な時間をありがとう!

母がショートステイに行けたことにも感謝です!
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