こちらも雪が降り始め、
太陽が戻ってきているというのに、
まだ輝く太陽にお目にかかっていません。

トロムソでは毎年
コロナ以来、初めてデジタルなし、
「映画館のみ」に復活しました。
(1月16日~1月22日)
今日は、私が見た中から、3本、
ご紹介したいと思います。
「カラオケ パラダイス」
日本発カラオケが、
トロムソにはないけど
フィンランドでは、ちらほら見かけた
会場は、カラオケルームでなく、
パブがメイン。
乳児の我が子を亡くした母、
パーキンソン病で体の機能が落ちていく女性、
極度の緊張体質で閉じこもりがちな男性、
妻に出て行かれ自信喪失の男性、
カラオケの機械を積んで車で走り回る女性。
カラオケを通して
追いかけるドキュメンタリー。
映画鑑賞後、来場していた監督から、
収録後の彼らの「今」まで聞けて、
さらに拍手喝采。
日本とフィンランド、
「La elva leve (川を生かせ)」
北欧には、
サーミ語がある。
1968~1982年、
サーミの人たちの死活を巡って、
政府が打ち出した「川をダムにする企画」に
反対し続けた史実に基づく話。
教師になった主人公は、
サーミ語を使わず、
が、次第に職場でも開示し、
この反対運動に本気で取り組むようになる。
彼らは決して武器、暴力は使わない。
この映画は、TTIF初日、
それも、英語字幕でなく、
国際映画祭なので、
まずは、ノルウェー人に知ってもらいたい。
どの国にもある重要な差別問題。
言葉を超えて、魂に訴えるものが必ずある。
そんなTIFFの熱い信念が覗える。
鑑賞者の投票では、見事1位獲得。
「Living」
黒澤明監督の作品を
カズオ・イシグロの脚本、
「生きる」の英国版。
英語の映画には、
つまり、私には難しすぎる・・・!
と、私には残念過ぎた作品。
日本では、今年3月公開とか。
「イシグロ版(日本語字幕つき)」の両方が見たい!
うん、帰る楽しみが増えた!
ちなみに、日本の映画は、
「LOVE LIFE」「ノイズ」