ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

2010年06月28日 | 俳句雑考

バス停にゆったりと佇んでいた和装の婦人が、三回目に現れたバスに乗った。
画像は27日、鹿児島市谷山中央で写す。

    羅をゆるやかに着て崩れざる     たかし

羅はウスモノと振り仮名。
引用句について山本健吉は「作者は泉鏡花と姻戚関係にあり、その愛読者でもあるが、この句は鏡花の小説の挿絵をよく書いた清方などの明治美人画の匂いがある」