ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

野良仕事

2010年02月24日 | 俳句雑考

春の花を撮り歩いたあたりでは、人びとが野良仕事に精を出していた。
画像は21日、鹿児島市下福本町で写す。

 桃源郷

梨畑のようなところがあった。働いていた農夫に訊くと、桃園だった。

   百生きて嫗恥ぢけり桃の宿   華 園

桃源郷だろうか。

 鍬音


   山桜あさくせはしく女の鍬     草田男

薩摩おごじょの鍬さばきは、引用句とは逆だった。

 耕耘機

   すぐ止まり又すぐ働く耕耘機     豊 水

耕牛のような耕耘機にちがいない。

 翡翠

    翡翠の紅一点につゞまりぬ   虚 子

野良仕事の写真を整理していると、翡翠が佇んでいる一枚があった。この体験は半月前にしたばかり。