ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

金の成る木

2010年02月04日 | 俳句雑考

近所の沈丁が満開だとの情報をもらって、見に行った。画像は3日、鹿児島市谷山中央で写す。

  薩摩的沈丁

その沈丁は民家の玄関脇にあって満開だったが、見慣れた沈丁とはどこか違っているように思えた。しかし、それは薩摩ではいろんな植物で体験していることだった。

 普遍的沈丁

おなじ路をしばらく歩いていると、見慣れた沈丁があったが、蕾が小さくて固かった。

 金の成る木

さらにしばらく散歩していると、また薩摩的沈丁に出会った。
その幹を眺めているうちに、これまで北総で一度だけ見たことのある金の成る木の花だと思い出した。

   錬金の術の衰ふ溽暑なり     道 夫

いくら蒸し暑くても、物欲が衰えることはないが。