磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本の幼年童話29 おばあさんのとっくり

2009年04月01日 | 読書日記など
『日本の幼年童話29 おばあさんのとっくり』
   砂田弘・著/富永秀夫・絵/岩崎書店1977年

とっくりとは、日本酒をいれる容器(ようき)のことですね。



■もくじ■
むかしは みんないちばん  5
ユミのにいさん  21
おばあさんのとっくり  33
中川くんのハンカチ  71
わたしのチャッピイ  83
 解説=作家と作品について  関英雄
 装幀=宮川源太郎
 表紙・口絵・さし絵=富永秀夫


原爆関連は「おばあさんのとっくり」です。
瀬戸内海ぞいの小さな町に住んでいたおばあさん……。
広島の原爆で……。下「」引用。

「アメリカの飛行機が、原子ばくだんをおとしたのは、タミが源(げん)さんのはたらいている工場に、つくかつかないころでした。
 そして、タミも源さんも、それきり、二どとフサばあさんのもとにはかえってきませんでした。」

お酒好きだったおばあさんのために、仏壇に……。下「」引用。

「おばあちゃんはね、とてもおさけがすきだったのよ。おばあちゃん、いつものように、一本だけ、めしあがれ」

解説にこう書かれてあります。下「」引用。

「おばあさんのとっくり」(未発表)
 この本のための新作で、また力作です。
 いまから約八十年まえの、日清戦争のころから現代におよぶ、庶民の一家の哀楽の歴史を、子どもの読者が共感できる、簡潔なわかりやすい文章で描いています。」


どうして、幼年童話にお酒のことを……。

社会派とされる作家なら、避けてほしかったですね……。

アルコール地獄(*悪魔にとっては天国)といわれる、わが国です……。

異常酩酊していた大臣もいます。

アルコールにきびしい外国でなら、あれほど酔っぱらっていたら、逮捕じゃないでしょうか?

社会派というのなら、原爆の戦争責任を取上げてほしかったものです。

もちろん、アメリカにも日本にも責任はある……。

--酒をのんで忘れてはいけないこともある……。

この本では、健康にいい範囲だろうが……。幼年童話ということでひっかかりました……。





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