磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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大久保利通 講談社学術文庫1683

2010年01月28日 | 読書日記など
『大久保利通 講談社学術文庫1683』
   佐々木克・監修/講談社2004年

この本は、大久保利通賛美という感じがしてならなかった……。



「まえがき」に、その理由が書かれてある……。下「」引用。

「本書は大久保利通が遭難してから三十二年経った時点で、『報知新聞』の記者松原到遠が、生前の大久保利通と親しく交友をもった人物や大久保に使えた下僚、それに利通の実妹、子息など直接面会して聞き取った、大久保についての想い出やエピソード、印象などを語った談話を集めたものである。
 内務省における、威厳に満ちあふれ、近づくこともはばからるような執務中の利通が下僚によって語られ、ヨーロッパ視察中に、近代文明に圧倒されて思い沈む姿や、北京談判の困難に直面して苦闘する大久保が、随員の証言によって明らかにされる。また、帰宅した父の靴を脱がそうと引っ張る子供が、勢いあまって靴とともに後ろにころげる姿を、家族とともに笑って見守る、そうした家庭における父利通を、子息が語るのである。」

手紙をよく書いたという……。下「」引用。

「故伊藤(博文)公も手紙をよく書いた人だが、しかし大久保公の方がずっと多く書かれたようである。」

「凶変前の悪夢」 下「」引用。

「紀尾井町の変のあった三、四日前の晩、何であったか、相談することがあって、大久保公の屋敷へ行った。一緒に晩餐を食べていたら、「前島さん私は昨夕変な夢を見た。なんでも西郷と言い争って、終いには格闘したが、私は西郷に追われて高い崖から落ちた。脳をひどく石に打ちつけて脳が砕けてしまった。自分の脳が砕けてピクピク動いているのがアリアリと見えたが、不思議な夢ではありませんか」というよな話で、平生夢のことなどは、一切話される人であったから、不思議に思っていたが、偶然かどうか、二、三日にして紀尾井町の変が起こった。-略-」

清廉潔白であったと千坂高雅氏談。下「」引用。

「清廉潔白であった。自分の金を貯めようの、子孫のために産を残そうのという気はさらになかった。」

お金を残さないと清廉潔白なのだろうか?

ならば、ボクもだな……。

近衛兵の騒動も書かれてあった……。

大隈重信が、大久保利通について、かなり語っている。








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