磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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歴史の大河は流れ続ける-杉並公民館の歴史-

2008年05月02日 | 読書日記など
『歴史の大河は流れ続ける-杉並公民館の歴史-
  「歴史の大河は流れ続ける」1巻~4巻の合本』
    杉並区立公民館を存続させる会編/
      杉並区立公民館を存続させる会1巻1984年2版、
        2巻1981年、3巻1982年、4巻1984年

原水爆禁止運動の最初は「杉の子会」という人たちがいます。それを否定する人もいます。原爆の反対なら、開発した科学者たちもやっていますね。それは第一回のアラモゴートの実験前からはじまっているという……。

杉並の女性史 --明日への水脈--

記念行事をされたことが書かれてあります。下「」引用。

「一九五三年十一月一日杉並に公民館が開館されて昨年で二十六周年を迎えました。その記念行事として、今や公民館事業の要となっている公民館教養講座に、公民館まつり(七月十九日)を企画し、実施しました。
 その成果は実に予想外のもので、私ども企画運営委員としてお手伝いしているものにとって忘れ難い行事になりました。」

公民館を誇りといえる人たちは少ないだろうと思う……。下「」引用。

「敢えて、記録する活動に踏み切りました。その理由は、存続運動しているうちに、社会教育施設として、法(社会教育法第五章公民館)で保証された公民館であることを、区民の多くの方々には、知られていないこと、又、区民が誇り得る杉並独自の公民館利用すら(私も含めて)知らない意外さに直面したのです。」

「民衆と平和」安井郁・著が掲載されています。下「」引用。

「地域活動と民衆教育-平和運動の地盤を固めるもの-
 永い苦しい戦争が終りました。見わたすかぎり荒涼とした焼野原だけが残りました。日本は有史以来の敗戦の悲惨に沈み、住むに家なく食べるに事欠く多数の人々がその荒野に投げだされました。いまでも当時のすさびきった情景が私の眼にうかびました。そのなかで人々は精神の拠りどころをすっかり失い、ただ茫然と立ちつくしていたのです。私の住む東京杉並区もその例外ではなく、混迷と虚脱がみなぎっていました。-略-」

そういえば、ナチス・ヒトラーが台頭していくのは、第一次世界大戦を知らぬ若者たちが大人になってからという……。

再度、こんなことがあってはならないとボクは思う……。

ただの公民館ではない。成人学校を目指しておられたようだ……。下「」引用。

「杉並公民館は、この点を考慮して設計したものです。ここには講堂のほかに三つの集会室があります。これに隣接する図書館の一部をあわせると、成人学校がひらけます。もちろん成人学校専用とすれば、もっと適切な構造のものが考えられます。しかし現在の区の実情では成人学校の専用校舎はすこし飛躍しすぎる夢になります。」

「杉の子会」のことも、書かれてありました。下「」引用。

「さて杉並公民館ができた頃から地域婦人の読書会「杉の子会」の活動が始りまました。」

読書からはじまったという……。
--昔の読書は、きちんとしたものだったようです。

「杉並公民館〈公民教養講座〉」
・毎週第3土曜日午後1時から音楽鑑賞、午後2時から講演。
--講師には、清水幾太郎、中村草田男、朝永振一郎の名前があります。

ポスターも掲載されていました。




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