磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヒロシマのいのちの歌

2008年08月30日 | 読書日記など
『ヒロシマのいのちの歌』
   鈴木ゆき江・作/末崎茂樹・絵/ひくまの出版2001年

図書館の説明文。下「」引用。

「広島の原爆で焼かれたエノキから、小さな木の笛、コカリナが生まれました。その音色は、祖母から孫娘へ、永遠の命のリレーを歌いあげていきます。」



語り部さんは平和の種……。下「」引用。

「語りべさんのお話は、平和のタネだって先生が教えてくれたの。お話を聞いた人は、平和のタネを持って帰って、そのタネを人びとの心にまいてくださいって。そうすると、心に平和の芽が出て、花が咲いて、平和の実がなるんだって。ねえ、おばあちゃんも語りべになってよ」

ほとんどの人がそうですね。
--庶民的な人たちの願いは平和です。

もくじ

子どもたちに伝えることの大切さ……。下「」引用。

「ねえ、おばあちゃん、エノキのお話だっていいと思うな。おばあちゃんは、エノキのことなら、いっぱいお話があるでしょ。だったヒバク(原爆をあびた)エノキは、わたしたちの学校が建つずっと前から、太田川の土手にあったんだもの。おばあちゃん知っていることでも、学校のみんなは知らないよ」

今は枯れたという……。下「」引用。

「エノキ、それは太田川の土手を下りたかけたとろこに鉄のさくに囲まれて立っています。
 原爆を浴びた母さんエノキ(ヒバクエノキ)と、原爆を知らない二世エノキです。
 母さんエノキは……今は枯れて、一メートルほどの高さの根もとだけになり、立っているというより、どっしりとすわっているといったらいいのでしょうか。大きな置物のようで、よく子どもたちの待ち合わせの目印になります。」

その木で、コカリナがつくられた。
そして、高校の平和ゼミナールで黒坂太郎演奏会が開かれたという。

「あとがき」に書かれてあります。下「」引用。

「はじめて広島をたずねました。
コカリナ好きの私が「ふるさと発・ヒロシマがきこえる」というNHKのテレビ放送に心を打たれまして、被ばく樹エノキに会いに出かけたのです。」

長岡さんの言葉を思い出しました。



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