イラク戦争を検証するための２０の論点

『イラク戦争を検証するための２０の論点　合同ブックレット　０１』
　　　イラク戦争の検証を求めるネットワーク・編/
　　　　　　合同出版2011年

図書館の説明文。下「」引用。
「イラク戦争は正しかったのか？　日本も深くかかわったイラク戦争について、２０の論点をあげて検証する。また、イラク戦争は間違いだったとする米兵士らの証言なども収録。」



ブッシュの掲げたイラクを攻撃する理由。　下「」引用。
「1.　イラクが大量破壊兵器とその運搬手段である弾道ミサイルを開発・保有している強い疑いが存在する。
2.　イラクはイランとの戦争でイランに、また、1988年には自国民に化学兵器を使用したとされている。
3.　イラクが無差別かつ高度な殺傷能力をもつ兵器を保有し、使用することは、世界の平和と安全に対する大きな脅威となる。これは国際社会全体の深刻な懸念である。
4.　イラクは国際テロリストによる2001年9月11日の米同時多発テロ事件に協力した疑いがあり、ふたたびテロが起こる可能性がある。－略－
5.　イラクを民主化すること－略－
6.　アメリカの経済効果のための戦争－略－」

チェイニーは元ハリバートン社のCEO。その会社は、米軍物資の供給をほしいままにしたという。

ブッシュ大統領は、石油大手エクソンモービル社と関係が深い。

抗議デモに無差別乱射した米軍。下「」引用。
「－略－これに異を唱えたファルージャ市民および200名が、横断幕をもって小学校前で抗議デモをおこなったのですが、米軍の無差別乱射により20名近い死者を出しました。病院には負傷者があふれ、遺族たちは怒りをあらわにしました。」

テロは世界中へ。下「」引用。
「そして、テロの危険性はイラク国内にとどまらず、世界中に広がっていきます。04年5月に起きたサウジアラビアでの外国人襲撃事件では、アルカイダ幹部が「日本はイラクでイスラム教徒に対する戦争にかかわった」と非難しています（毎日新聞04・5・31付）。08年4月にも、アルカイダのナンバー2であるザワヒリ容疑者は、日本の陸上自衛隊イラク派遣を批判し「日本も攻撃対象」と強調しました（共同通信社08・4・22付）。」

イラク戦争は国連憲章に違反。

ウィキリークスで。下「」引用。
「10年10月に内部告発サイト「ウィキリークス」によって流出した米機密文書にも、米国政府がイラク治安組織による拷問・虐殺の実態を知りながら放置していたとの記述があるなど、やはり米国の責任は重いといえます。」

イラク難民は240万人。

小泉純一郎。下「」引用。
「「フセイン大統領が見つかっていないから、大統領が存在しなかったと言えますか。言えないでしょう。大量破壊兵器も私はいずれ見つかると思う」－－2003年6月11日。国会答弁より。
「米国がどういう理由で行動するのかを見ないとわからない。それを見て考える。その場の雰囲気だ」－－2003年3月13日。野党との党首会談で。」
「武力攻撃なしで大量破壊兵器を廃棄することが不可能な状況では、米国などの行動を指示することは国益にかなう」－－2003年3月20日。国会にて。」」

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