磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヘレン・ケラー 少年少女世界伝記全集 9

2011年01月10日 | 読書日記など
『ヘレン・ケラー 少年少女世界伝記全集 9』
   山主敏子・著/主婦の友社1977年

ヘレンは三重苦だけど、戦争の夢をみたという……。下「」引用。

「ヘレンは、戦争をにくみ、おそれました。ねむっていても、ばくだんが落ちて、人々が死んでいくゆめを見て、ヘレンはハッと目をさますのでした。」



大地主であったという……。下「」引用。

「ケラー家はこのあたりの大地主で、ヘレンの祖父母の住むおもやは、「つたかずらやしき」とよばれていました。アーサーとケイトは結婚すると、その庭内に、美しい小さなはなれ家を建てて、そこでくらしていました。」

牛小屋で遊ぶヘレン。下「」引用。

「馬小屋や牛小屋へも、ふたりでよく出かけました。
「ほれ、じょうちんゃん、こわくないよ。牛でなでてやりなさえ。」
 ちちしぼりの人が、ヘレンの手を牛のからだに触らせてやりました。なんても知りたくてたまらないヘレンは、すべすべとした牛の毛をさんざんなでまわして、手をおしりのほうへ近づけると、とつぜん、牛はしっぽでぴしりと、ヘレンの手を打ちました。
「わっ!」
と、きみょうな声をあげて、ヘレンはとびのまきした。
「はっはっは、牛にきわれたんだね。」
 ちちしぼりの人たちは大笑いしました。それでもヘレンは、牛をなでるのが好きでした。いたずらなことは、マーサもヘレンも負けませんでした。」

区別できない、指話ができなかったころのヘレン。下「」引用。

「ふつうの子どもなら、ほかの人のすることを見たり、話を聞いたりしているうちに、良いことと悪いことの区別を自然にわかってきます。でも、暗黒の中に生きているヘレンにはそれができないのです。」

ナンシーを忘れて、人形をつくってもらうが、はじめは目がなかった……。

半年間勉強してやってきたサリバン先生。下「」引用。

「自分も少女のころ、目が見えなくなったことがあるので、アンにはそんなに苦しみをせおった女の子の気持ちがよくわかりました。アンはパーキンス盲学校にいる、ヘレンと同じように目も耳も不自由な少女、ローラ・ブリッジマンを、ハウ博士がどうやって教育したか、その記録を、半年間よく勉強しました。それからタスカンビアへやってきたのです。」

倒れる……。下「」引用。

「一九一四年、講演の旅先で、先生は倒れました。ヘレンはこまりはてましたが、ホテルの支配人がめんどうをみてくれて、やっと家に帰ることができました。」

マーク・トウェインの言葉。下「」引用。

「十九世紀はふたりの偉人を生んだ。ひとりはナポレオン一世で、もうひとりはヘレン・ケラーである。ナポレオンは武力で世界を征服しようとして失敗した。だがヘレンは三重苦をせおいながら、ゆたかな精神の力でそのほまれをかちえた。」

この本は……。下「」引用。

「主としてヘレンの自叙伝と、サリバン先生がホプキンス夫人にあてて書き続けたヘレンの教育日記ともいえる手紙をもとにして書きました。」







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