ＡＥＲＡ ’１１．８．１５

『ＡＥＲＡ　’１１．８．１５』
　　　尾木和晴・編/朝日新聞出版2011年

特集名　震災後のマンション価格



「九電原発再開「やらせメール」　「知事が指示」のメモ入手」　下「」引用。
「佐賀県知事の関与へと発展した玄海原発再開をめぐる九州電力の「やらせメール」問題。再開賛成の意見を投稿するよう社内に呼びかけるメールには、「知事の意向」がはっきり記されている秘密会合の「メモ」が添付されていた。」

【メモ】IAEA工作をもくろむ……。下「」引用。
「このメモ（＊「懇談内容」を同席者が詳細にまとめたもの）には、3幹部と知事が密会した「6月21日」の日付があり、密会直後につくられたものらしい。－略－
・20日から始まったIAEA閣僚会議にも注目しており、国には「IAEAから緊急時対策を評価するコメント」を出してもらえるように説得工作すべしと進言しているが、国側は「今回は裁かれる側の立場なので言いにくい」と頼りない返答ぶりであった。」

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「原発から30キロのコースを歩いた　「放射能」ゴルフ場の悲惨」下「」引用。
「年会費の徴収期限を目前にして起きた大震災と原発事故。コースから人影が消えた。客離れに苦しんできた福島・茨城・栃木のゴルフ場を調べた。」

「1号機から4号機まで克明に　5歳女児の「げんぱつ」絵日記」　下「」引用。
「3.11の後、子どもたちの心にも、「げんぱつ」の4文字が刻まれた。5歳の女児が描いた原発の絵が語るもの。－略－」

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「同じ条件でもこれだけ違う　線量計「実力テスト」」

「「やらせ」に連なる遺伝子を組み込んだ　「保安院」をつくった男」　下「」引用。
「経産省の3幹部を更迭するという。だが、総理もご存じあるまい。原子力安全・保安院をつくった高級官僚は、総理ご自身が側近に器用されたアドバイザーである。
　望月晴文氏（62）は2010年8月10日、菅直人首相ののアドバイザー役である内閣官房参与に就いた。－略－
　その望月氏は、果てしなく問題が噴出する原子力安全保安院の「生みの親」でもあった。保安院は原発の安全規制を所掌しつつも、原発推進の経産省の傘下にあるため、安全審査もなおざりで、電力各社の「やらせ」イベントの演出までしていたことが明るみに出た。福島第一原発事故の初期対応は後手後手で、未曾有の被害を招来している。そんな今回の災害の「Ａ級戦犯官庁」を設立した人物がよりによって「脱原発」を言い出した首相の側近なのである。宰相の目は、大いに節穴だったと言うよう。－略－」

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「キューバならば、国家が先頭に立つのに」ゲバラの娘が見た被災地」　下「」引用。
「ボリビアでチェ・ゲバラが処刑されたとき、まだ6歳だった。娘のアレイダさんが来日、医師として被災地を見つめた。－略－
　アレイダさんは福島県南相馬市と宮城県石巻市の被災地を訪れた。粉骨砕身で働く市長たちの姿を見て、「なぜ彼らは孤立しているのか」と疑問に思った。キューバなら、まず国家が先頭に立って復興に取り組む。
「ハリケーンが根こそぎ町を破壊することがキューバではある。経済封鎖で建材電線などが足らないが、みなでやり繰りして資材を集め、政府が丈夫な家を建てる。人々は地域に入って心の支援をする。アーティスト集団は昼は一緒に働き、夜は歌ったり劇をしたり、笑が絶えないよう努める。日本の被災地に笑顔が少ないのが気になった」」

日本では、ゲバラみたいな政治家は坂本龍馬しかいないなあー。








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