磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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資料で読む戦後日本と愛国心 第1巻

2011年01月18日 | 読書日記など
『資料で読む戦後日本と愛国心 第1巻 復興と模索の時代-一九四五~一九六〇-』
   貝塚茂樹、藤田祐介・編/
     市川昭午・監修編集/日本図書センター2008年

愛というならば、愛についてまず考えてもらいたかった……。
唯物史観の人たちに、愛は理解できないものなのでしょうかね……。
もちろん、戦争愛国主義など、愛ではないですけど……。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「戦後日本の「愛国心」は、どのように議論されてきたか?
1945年から2006年までに発表・公開された「愛国心」に関する100点近い論文と「国会議事録」「新聞記事」など約160点の関連資料を精選した初の本格的資料集」

タブー?だった『愛国心』、左翼のことでしょうね……。

無邪気な愛国心? 下「」引用。

「つぎに国民の無邪気な愛国心を導く理性としての国家は常に正しくなくてはならない。この理性的機関が清明でなくて邪心を蔵していたならば、純ではあっても、もともと賢明とはいえない愛国心が、どうして正しい活動をすることができようか。」

マインド・コントロールするものが愛国心というのでしょうか?

「愛」をなめる人に愛は理解できていないとボクは思う……。

イギリスの新聞が「吉田茂」を極右と書いたようです。

むさくるしいナショナリズムはないとガンジーはいったそうです。

テロリズム、ファシズムの母国=フランス。下「」引用。

「フランスでは愛国というのは、自由主義的精神の持主を指すのだという。」

そんなものが自由のわけがないし、愛でもないでしょうね……。

うんざりの一冊でした。

--愛で人の自由を奪うのか?

愛で人殺しを正義というのか?

愛で人の富を奪うのか?

愛で、レイプをするのか?

愛で子どもたちを殺すのか?

そんなものは、全部、愛などではない……。

そんなこともわからない指導者をよく信頼できるものだ!

左右ともにイデオロギー信仰の人たちは、信用などできない!

--ボクはそう思う……。







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