磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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自分と子どもを放射能から守るには-日本語版特別編集

2012年01月04日 | 読書日記など
『自分と子どもを放射能から守るには-日本語版特別編集 今日からできる!キッチンでできる!チェルノブイリからのアドバイス-』
   ウラジーミル・バベンコ、ベルラド放射能安全研究所(ベラルーシ)(著)/辰巳雅子(訳)/今中哲二(監修)/世界文化社2011年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「福島第一原発の事故後まもなく、「日本人に読んでほしい」とベルラド研究所のバベンコさんから、ベラルーシ在住の辰巳さんの手に、本書の原書が渡されます。ベラルーシに広がる放射能汚染地域の住民を、放射能から守るためにバベンコさんが書いた本でした。辰巳さんは少しでも早く日本に伝えたいと、すぐに部分役をしてご自身のブログ『ベラルーシの部屋ブログ』で紹介を始めます。「日本のみなんさに役立てほしい」という思いは、バべンコさんから辰巳さんに渡り、その後日本へ受け渡されます。そしてそのバトンは本書の刊行にかかわるすべてのスタッフにリレーされ、ここに小さな本になりました。放射能が戸惑うわたしたちにベラルーシから届いた希望の本。彼らの取り組んだ研究と乗り越えてきた経験に、日本でも生かせるヒントやモデルを見出すことができます。今日から、自分で、できることがここにあります。親として知っておきたいことがあります。」



「監修にあたって」今中哲二(京都大学原子炉実験所 助教)。下「」引用。

「ベルラド研究所は、ベラルーシ原子力研究所の元所長でベラルーシ科学アカデミー準会員であったワシーリイ・ネステレンコ氏(2008年逝去)によって1990年に設立された、政府から独立した放射能調査機関です。ドイツのNGOなどの支援を受けながら、ベラルーシ汚染地域の村々を、全身測定装置(ホールボディカウンタ」を備えた車で巡回して子どもたちの計測を行っています。この本は、研究所のウラジミール・バベンコ氏が、長年の経験をもとに、汚染地住民へのアドバイスとして、放射能汚染に対処する知恵を完結にまとめたものです。福島第一原発事故による放射能汚染に向い合わざるを得なくなった日本の私たちにとっても、貴重なアドバイスとなるでしょう。」

「原子炉事故による放射能は300年も消えることがない」 下「」引用。

「ストロンチウム90もセシウム137も約30年です。学者たちが算出したところによると、すべての分裂が終わるまでに10回の半減期をくり返さなければなりません。つまりセシウムとストロンチウムが分裂しなくなるには、チェルノブイリ原発事故の発生から数えて役300年かかるということです。」

「少ない値の放射線量でも重い病気や死をもたらす」 下「」引用。

「-略-また低い線量の被ばくを受け続けている女性が、地域での定期検診を受けないままでいると、将来、先天性の身体疾患をもった子どもを出産する率が高くなります。
 糖尿病、消化管と呼吸器官の慢性疾患、免疫系疾患、アレルギー体質、甲状腺がん、血液の悪性疾患といった病気の罹病率が高くなっており、さらに病気全体におけるこれらの疾患の比重も増加しています。
 また未成年の結核患者も増え続けています。とくにゴメリ州の住民の間で非常に速いテンポで結核患者が増加しています。これは放射能が免疫力を低下させるため、当然の結果として結核やその他の感染症の発症率が高まっているわけです。」

すべての食品の……。下「」引用。

「「子どもを対象にした特別な食品」だけでなく、口にするすべての食品の暫定基準値が1kgあたり37ベクレル以下であるべきであるとベルラド研究所は考えています。」

「ベルラド研究所による、子どもたちの体内放射能測定」 下「」引用。


「汚染のひどい食材は、工夫しても食べられない」 下「」引用。
「事故から17年経った現在、子どもが被ばくする原因の90%は食品からです。調理法を工夫すれば、食材や食品からです。調理法を工夫すれば、食材や食品に入り込んだ放射能を減らすことはできます。しかしその方法をご紹介する前にお伝えしないといけないことがあります。それは食品が含む放射能の量が暫定基準値値の数倍までなら、この方法は効果をありますが 、あまりにもひどく汚染された場合は、いくら調理法に工夫をこらしても、やはり放射能が残ってしまって食べられないということです。」

「笠の表面を薄く削ぐ」 下「」引用。

「きのこは、軸よりらも笠に放射能物質がたくさん付いていることが多いです。できれば笠の表面の皮を薄く削ぎます。」

「ベラルド研究所が開発したべクチン剤[ビタペクト]」 下「」引用。

「2010年に新たに開発された「ビタペクトT(商品名)」は青りんごのペクチンに各種のビタミン、ミネラルを加えたりんご味の錠剤で、セレンを含みます。1錠で961mgのペクチンを摂取できますが、ペクチンには強い排出作用があるため成長に必要な栄養成分も排出することがあり、3歳未満の子どもの接種はすすめていません。」

著者のブログ『ベラルーシの部屋ブログ』では、こんなことが書かれてあります。下「」引用。

「ベラルーシは風土病で慢性的に甲状腺のヨウ素が不足しているので、特にこの甲状腺関係の病気が増えました。
 日本にはこんな風土病はないのですから、ベラルーシのように甲状腺癌患者が増えるとは思いません。
 それより、他の病気にかかる可能性を考えて、今から被ばく対策をしてください。」

それなら、とてもうれしいのですが……。
でも、書かれてあるように、日本独自のというケースも考慮しないといけないこともあるのでは? 

それなのに、デタラメな学者がリーダーなのが、暗雲としか思えません……。

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そして、誤診とする本もあるようです。

【「誤診」された】
【肥大し機能不全=体調不良】
【愛する喜び】

放射能の中で生きる、母(マドンナ)たちへ-チェルノブイリからフクシマへ、子どもの命を守る知恵-

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