ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チェルノブイリ原発事故から31年

2017-04-26 | 放射能関連情報
 チェルノブイリ原発事故発生から今日で31年になりました。

 今日はセシウム137の半減期と風評について書きたいと思います。

 昨年の今頃は、
「ついにセシウム137の半減期が来るから、きっと内部被爆の数値も下がるに違いない。」
と期待していたのですが、予想は外れました。
 
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布運動の測定結果を見ていても分かるように、ベラルーシの子どもたちの内部被爆量には変化はありません。
 おそらく生体濃縮が続いていて、事故のとき放出したセシウム137全体から言えば、数は半分になったとはいえ、食品の汚染は続いており、逆に人間の体内に蓄積している・・・ということでしょう。蓄積が絶え間なく続いているので、結局ベラルーシ人は内部被爆し続けており、それが測定すると数値として表れている、ということです。
 放出したセシウムが多すぎて、それが30年後半分になったとしても、食物連鎖の中で回っったり、また自然界からその循環の中に入ってくるセシウムの数が急に減少する、ということはない、ということです。
 結局、ずっと放射能と付き合う生活を送っていかなくてはいけません。
 次の半減期は2046年。劇的な内部被爆の減少はおきているでしょうか?
 一人一人の体重1キロ当たりの内部被爆量として考えると、それは起こらないだろうと思います。
 
 次に風評のことですが、小麦粉について書きたいと思います。
 偶然フェイスブックで「町の一介のパン屋のオヤジ」を自称している廣瀬満雄さんが、「パンと放射能」という記事を2014年に投稿しています。
 この第三回にこのような記述が見られます。
「つまり、東欧のベクレルまみれの小麦粉が、中国の製パン工場で冷凍生地として使用されドンドン日本にも入ってきている、という事です。大手ヤ〇ザキ製パンを始め、いろいろな企業に入っているようです。世界のパン「ヤ〇ザキ」とは、よく言ったものです。ベラルーシ産の小麦粉を使用しているかもしれないのですから。今、関西地方で有名な阪〇ベーカリーの100円パン、良い例かと思います。」

 これをどうして取り上げたかと言うと、ベラルーシは小麦の生産量が少なく、逆に外国から輸入せざるを得ない国だからです。
 とても日本に(あるいは中国に)小麦を輸出する余力がありません。
 
 おそらくこの文章を書いた廣瀬満雄さんの頭の中のイメージでは、「東欧」産の小麦粉が中国経由で日本に入ってきている。→ 東欧の中にあるベラルーシ。→ ベラルーシはチェルノブイリ原発事故の影響で汚染されている。→ そこで作られた小麦粉はベクレルまみれ。
 ・・・となっていて、このような文章になったのでしょう。

 しかし、ベラルーシは小麦輸出国ではなく、逆に小麦輸入大国です。
 どこから輸入しているのかと言うと、カザフスタンです。カザフスタン産の小麦を陸路で大量にベラルーシへ輸入。ベラルーシ国内の製粉所で粉にしています。(製粉されたものを輸入するより、この方が安いから。)

 ベラルーシのスーパーに行くと、いかにもベラルーシ産に見える小麦粉がたくさん売られていますが、それは小麦から小麦粉にした場所はベラルーシだからであって、実際にはベラルーシ人はカザフスタンの小麦から作ったパンを食べています。

 ベラルーシはヨーロッパの国で、パンは主食でしょ? 中央アジアの国から小麦を輸入しているなんて、おかしい! と思う日本人もいるでしょうが、ベラルーシ人の主食は「じゃがいも」そして「黒パン」です。
 黒パンはライ麦から作られます。ベラルーシは寒冷気候なので、寒さに強いライ麦はたくさん生えますが、小麦はほとんど生えないのです。だから暖かいカザフスタンから輸入しなくてはいけないです。
 
 ベラルーシの伝統的な料理には黒パンが必ず添えられていましたが、白パン(小麦粉を練って作ったパン)は食べられていませんでした。
 今では、白パンもケーキもたくさん売られています。
 一方で、ヨーロッパ人なんだから、パンは何でも好きだろう、とベラルーシ人におかずをいっしょに、白パンを出すと、拒否されます。
 黒パンは主食。白パンはおやつのような扱いだからです。
 日本人に「日本人だから米が主食ですよね。」と、味噌汁に焼き魚、漬物、そしてそこへ、「おはぎ」を外国人に出され、
「さあ、このアジのひらきといっしょに、おはぎをほおばってください。」
と言われたら、どんな気持ちになりますか? 
 このように、ベラルーシ人に黒パンを出さないといけないところへ白パンを出すと、断られます。
 もちろんおやつに白パンの菓子パンや、小麦粉から作るケーキなどはベラルーシ人は大好きで、いっぱい食べますけど、こういう食習慣が生まれたのは実は割合最近の話です。

 ベラルーシにとって、小麦粉は輸入品、現地では手に入らない貴重なもの、主食の材料ではなく嗜好品の材料に近い、ということが分かっていただけたでしょうか。
 このようにベラルーシから小麦粉が日本へ輸出されているとは考えにくく、また仮にそうであったとしても、それはベラルーシ産の小麦ではありません。

 東欧をまるごとひっくるめて、チェルノブイリ原発事故のせいで、汚染された地域、という廣瀬さんの(あくまでイメージですが、)考え方も正しくないと思います。

 廣瀬さんが「食品加工メーカーも自主的にベクレル検査をするべき」と提唱していることには賛同できるのですが。

 とにかく、ベラルーシ「産」で、ベクレルまみれ、つまり放射能汚染されている小麦粉から作られたパンが大量に日本人消費者の口に入っているとは、私にはとても思えません。

 「じゃあ、ベラルーシから日本に何が輸入されているのか?」という疑問を持つ人がいるかもしれないので、こちらのブログをご案内します。
「ベラルーシの貿易相手国 」  服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪(ブログ版)より。
 2016年12月20日付のこの記事によると
「ベラルーシにとって最大の貿易相手国はロシアであり、以下ウクライナ、中国、英国、ドイツなどと続く。日本は、自動車の輸出などは行われているが、はっきり言ってベラルーシから買うものがないので、ベラルーシ貿易ランキングにおける順位は43位止まりであり、シェアも0.2%にすぎない。」
・・・だそうです。
 日本がベラルーシから買うものってないんですね・・・(^^;)

 私としてはこちらの「乳製品輸出大国としてのベラルーシ 」と言う記事のほうが気になりました。
 これによると、
「2015年にバターの輸出国としてベラルーシは世界3位を占めたという。1位がニュージーランドで43.9万t、2位がEU(1国ではないが)で17.4万t、3位がベラルーシで5.6万t、(中略)ベラルーシはこのほかにも、ホエイパウダー(乳清を粉状にしたもの)で世界3位、チーズ・カッテージチーズで5位、粉乳で5位の輸出国だった。」
 ・・・そうです。
 ちなみに日本は長年ベラルーシから粉乳を輸入しています。もっとも、放射能の検査は日本側はしているはずで、日本の基準値以下だったものだけが、輸入を認められているはずです。
 個人的にはホエイパウダーが気になりますね。ホエイにはセシウムのような水溶性の放射性核種が集まりやすいからです。
 それにしても。ベラルーシの乳製品がこんなに世界中で食べられているんですね。 
 ちなみにバターには原料だった牛乳に含まれていた放射能はほとんど残りません。
 
「いや、すっごい気になる。」
という日本人消費者の方は、一つ一つ原材料がどこからやってきたのか調べてから購入されることをお勧めします。
 とはいうものの、実際にはなかなか難しいですよね。

 でもまあ、20年以上ベラルーシに住み続けていて、ベラルーシ産のものを食べている私は今のところ健康ですので、ちょっとベラルーシ産の脱脂粉乳が入った日本製食品を日本人が食べたとしても、それが原因で発病する可能性は限りなく低いと思います。


中国新聞紙上でベラルーシの子どもたちが描いた絵が紹介されました

2017-04-18 | チロ基金
チロ基金の活動「戦争と平和の絵本と子どもたちの絵」の記事でもご紹介しましたが、2017年4月17日付の中国新聞紙上で、紹介していただきました。

 この記事に関しては「ヒロシマ平和メディアセンター」のHPから見ることができます。
 こちらがリンク先です。ぜひご覧ください。

 ベラルーシの子どもたちの作品がカラー写真で掲載されているのを見ると、本当にうれしく、今回のこの活動を行ってよかったとしみじみ思いました。
 日本の関係者の皆様に喜んでもらえてよかったと思うと同時に、ベラルーシの子どもたち、つまり戦争を知らない若い世代に平和について、考える機会を与えてくださり、感謝申し上げます。
 このように次の世代につなげ、さらには広い世界に、平和が大切なものであることを伝えていかないといけませんね。

(画像は私がハーモニー絵画教室で撮影したもので、エレーナ先生と今回の作品を描いてくれた生徒さんです。何だか女の子しかいない印象ですが、生徒さんの中には男の子もいます。)
 

コンタクトレンズをベラルーシで買うには

2017-04-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 これもベラルーシで長期滞在を予定している日本人にきかれたことです。
 ベラルーシでコンタクトレンズを買いたいが、どこで売っているのか? という質問です。
(私はベラルーシ何でも質問箱ではないですが、同じような疑問を持つ日本人がこれから増えてくるかもしれないので、このブログ上で書いておきます。)

 ベラルーシでもコンタクトレンズを購入することができます。
 売っているところは、「コンタクトレンズ専門店」「めがね屋で、コンタクトレンズも扱っているところ」「インターネット」「自動販売機」ですね。

 最後の自動販売機ですが、大きいスーパーの入り口のすみなどに設置されていることが多いです。
 もっとも、ベラルーシの自動販売機を信用していない私は自動販売機でコンタクトレンズを買ったことはありません。

 人生初めてコンタクトレンズを買うと言う人は、日本であらかじめ買っておくことをお勧めします。(ロシア語が得意なら問題なく自分の視力に合ったレンズを買えます。)
 こちらの眼科では視力表が、日本でよくあるランドルト環(Cの文字がならんでいるようなもの)ではなく、指し示すキリル文字を読みなさい、という表であることが多いので、ロシア語のアルファベットが分からないと視力も測れません。参照

 One Dayタイプ(1日で使い捨て)のコンタクトレンズも売られています。
 ただベラルーシではソフトのコンタクトレンズしか売られていません。
 
 日本ではハードのコンタクトレンズでも性能がいいので、ソフトのコンタクトレンズは、細菌が入りやすいという理由で、ハードのコンタクトレンズのほうがいいと言われているようですね。
 逆にベラルーシではハードは目に傷がつきやすいなどの理由で、そもそもどこにも売っていません。

 それからロシア語ができなくても、ネットや自動販売機で売られているなら、便利だな、と思われるかもしれませんが、視力そのものの表記の仕方が日本とは違うので、注意が必要です。
 厳密に言うと、日本人が知っている視力、「私、右目が1.0でね。」という数字とコンタクトレンズに表記されている度数は別物です。

 もし、コンタクトレンズの処方箋がある場合、あるいは今までコンタクトレンズを買ったことのある人は、そのケースに、Dが「- 4.00」といった数字(度数)が表記されているはずです。
 この数字を元にして、ベラルーシでコンタクトレンズを購入しましょう。

 専門店の場合は店員さんにこの数字(マイナスの後の数字)きかれますし、自動販売機でも、この数字によって、商品が並べられていて、間違えないようにボタンを押さないと自分の視力に合ったコンタクトレンズが買えません。
(ちなみにこのマイナスとは近視のことです。プラスで表記されているのは遠視。)

 視力と度数は別物なのですが、ベラルーシ人の視力をきくと、度数で答えるので、
「右がマイナス5。」
といった返事が返ってくるので、日本人の多くは「?」になります。

 カラーコンタクトレンズもベラルーシで売られています。これは専門店あるいはネットで購入可能です。

ベラルーシの歯科事情

2017-04-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 ベラルーシの歯科事情はどのようなものか、ご質問をいただきましたので、このブログ上でご紹介したいと思います。

 ちなみにベラルーシの全般的な医療事情については、日本外務省HPをご覧ください。

 ここではベラルーシに滞在中、歯が痛くなったら、どうしたらいいのか、という点について書きます。
 まず、旅行や留学などで、ベラルーシへ入国する場合、ベラルーシの医療保険に加入しなければ、入国できません。ホテルに滞在するときは、予約しておいたホテルにチェックインするときにホテルの従業員が代行してくれます。
 そうでない場合、主に空港で保険に入ることになります。自分で空港内の窓口へ行ってください。空港職員が、「保険に加入しましょう。」と言ってくれることもあります。
 保険料は1日1ドルぐらいで安いです。

 そしてベラルーシ滞在中に病気や怪我をして、治療を国立あるいは公立の病院など医療施設で受けることに鳴った場合、必ずこの保険証を提示してください。それによって、治療費が無料になります。(ただし、薬代などは有料。)

 したがって、急に歯が痛くなったとき、そして国公立の病院あるいは診療所の歯科に診てもらうときは、保険証を見せると無料になります。

 しかし、歯の病気で死ぬ人はいないため、夜間などは歯科は開いていませんので、注意。

 次が問題なのですが、ベラルーシには現在前述の公立の病院・診療所内の歯科のほか、私立の歯科医院がたくさんできています。
 ここでの歯の治療は、保険が利かず、全て有料です。

 さあ、公立の歯科、私立のデンタルクリニック、どちらへ行けばいいのでしょう。それぞれ一長一短あります。ベラルーシで歯科治療を受けたことのある日本人の体験談などもご紹介します。

<国公立の病院・診療所内の歯科>

(長所)保険に入っていれば無料。麻酔を使った治療も受けられる。
(短所)居住地域によって、行くべき病院・診療所が決まっているので、患者が選ぶことはできない。
 無料なので、近所の住民がたくさん来るので混んでいる。要予約。突発的な歯痛が始まったので、駆け込んでも、予約しないとダメとか、今込んでるから待って、とか言われてずっと待たされる可能性あり。 
 設備が古い。日本のようなハイテクな医療レベルではない。(例:口の中ににたまった唾液を吸引してくれるような装置がついていない。)
 医者は愛想が悪い。英語は通じないと思っておいたほうがいい。治療方法など説明などはしてくれない。
(体験談)詰め物はその日のうちに取れた。前の患者の抜いた歯がそのへんに血まみれで転がっていたのを見て、気絶した日本人がいる。
(アドバイス)ハンカチあるいはタオル類を持参するとよいと思います。

<私立のデンタルクリニック>
(長所)施設がきれい。医者は愛想は振りまかないが、まだまし。説明もしてくれるほう。ただし、基本的に全てロシア語だと思ってください。
 設備も日本ほどではないが、新しい。器具や充填物も外国製のものを選び、わざわざそれを謳っているところも多い。
(短所)保険に入っていても有料。平均的ベラルーシ人の感覚からするとものすごく高い。治療の内容にもよるけれど、日本の保険適応料金と同じぐらい。
 しかし、最近の傾向として「タダでも公立の歯科に行ったところで、結局無意味だ!」と不満に思っているベラルーシ人のお金持ち(あるいは医療にかかるお金は惜しくないと言う考えのベラルーシ人)は最初から私立のデンタルクリニックへ行く。そのため、混んでいる。予約を入れておいたほうがいいですが、突発的な歯痛のため、駆け込んだとしても、臨機応変に対応してくれる。
 麻酔を使う治療を認可されていないクリニックがほとんど。麻酔医がいて、レントゲン撮影ができるような施設があるところだったら認可されていると思うが、私立のクリニックは小規模経営が多いので、期待できない。
 そのため、麻酔が必要な抜歯はしてくれないため、クリニックが抜歯をしてくれる公立の病院を紹介してくれる。(結局国公立の歯科へ行かなくてはいけない。)

 保険に入っていれば、抜歯は無料。しかし、
「今から歯を抜くけれど、それについて患者の私は賛成ですよ。後から『なんで抜いたんだ、歯を返せ。』などという文句は病院に対して決して言いません。」
といったことがロシア語で書いてある書類に署名させられます。
 もちろん、その後の「麻酔が切れていない間は熱い物は飲まないようにしましょう。云々」といった説明は全部ロシア語です。

(体験談)国公立、私立に関係なく、歯が痛くても、鎮痛剤など薬は処方してくれません。
 自力で近くの薬局へ行き、
「私は歯が痛いんです。鎮痛剤をください。」
と言って購入してください。ただ単に「鎮痛剤をください。」と言うより、歯が痛いことも言い添えるほうが、適当な薬を薬局で選んで「歯痛ならこれがいいですよ。」と勧めてくれる。
 が、この一連の会話はロシア語(あるいはベラルーシ語)でしか通じないと思っておいたほうがいいです。
 紙に書いておいて、見せるのもいい方法ですね。歯が痛いときなんかしゃべるのも苦痛ですから。

 ベラルーシの医療従事者はみんな英語を勉強したことがあるので、英語は通じるはずなのですが、お互い発音が訛っていたりして通じなかったり、あるいは英語でしゃべるのが面倒くさいと思われる場合(愛想が悪い。目の前に困っている外国人がいても、どうでもいいや、と思う人)英語で説明してくれません。
 もちろん、ベラルーシ人の医療従事者にも、優しい人、英会話が得意な人もいますので、運よくそういう人に当たったら、ラッキーと思ってください。

 こちらが英語もロシア語も不得意と言う場合、治療にどうしても不安と言う場合は、通訳さんを雇うほうがいいです。もっとも医療通訳は内容によっては難しいので、治療の内容によっては通訳さんが誤訳したり、通訳ができなかったりします。

 歯痛で死ぬ人はいない、と言うことになっていますが、病気や怪我によっては日本外務省HPにあるように、帰国して治療を受けることや、一時帰国するときに治療や検査を受けておくことも考えておいたほうがいいです。

  ちなみに日本外務省HPでは
「薬局は各地にあります。しかし,簡単に医薬品を購入できない可能性が高く、一般的な常備薬(整腸剤,胃薬,目薬,鎮痛薬,総合感冒薬,湿布,体温計,バンドエイドなど)は日本から持参することを勧めます。」
とありますが、常備薬は簡単に買えます。ただ、日本人が考えているところの医薬品がベラルーシにないのが問題です。
 例えば、目薬ですが、日本人が疲れ目にちょっとさすようなお手軽が目薬はベラルーシにはありません。アンプル入りのものすごく本格的な眼病用の目薬ならあります。
 整腸剤は活性炭です。
 処方箋なしで買えるとある鎮痛剤は、ベラルーシ人にはよく効きますが、私には全く効きません。
 湿布は日本人に肩こりが多いので、日本薬局にはいろんな種類の湿布がありますが、ベラルーシではほとんど選択の余地がありません。
 体温計は売っていますが、婦人体温計はないです。
 バンドエイドはまともなものが売られていますが、個包装ではなかったり、めくりにくかったりします。傷口の大きさに合わせて切り取って使うタイプのものもあります。これを知らない日本人が見たらびっくりします。

 他にもどうやって開封したらいいのか日本人には分かりづらい容器もあります。
 例えばとあるインフルエンザの薬ですが、まずガラスのアンプルの口をナイフで切り、同封の粉薬をアンプルに入れて溶かした後、湯冷ましの水で4倍に薄めたものを、やっぱり同封しているスポイトで、患者の鼻の穴に3滴ずつ、1日3回に分けて入れましょう。使い切るまで溶かした液は冷蔵庫で保存すること。
 ・・・といった使用方法がもちろん全部ロシア語で書いてあるものが、薬局で売られていることもあります。

 このように日本人の感覚では簡単に理解できない医薬品があるので、日本外務省は日本から常備薬を持参することを勧めているのです。


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第208回」

2017-04-05 |  ビタペクト配布活動
 4月5日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第208目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を11個渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2526個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2160部となりました。
 今回で通算224回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2526人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2160家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が地元の教会の信者の子どもたちなど14人を引率していました。この家族は2011年11月と2012年5月と2014年4月にもSOS子ども村に滞在しています。そのときの様子は以下をご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第126回」

チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第162回」

 今回は家族Bにはビタペクト3を渡していません。この家族Bのお母さんは家族Aのお母さんの娘です。
 それぞれの体重1キロあたりの測定結果はこのとおりです。以前の測定結果も矢印で示しています。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

(家族A)

母親(事故発生時14歳) 4ベクレル → 6ベクレル → 9ベクレル → 6ベクレル
養女(11歳)0ベクレル → 22ベクレル ○ → 40ベクレル ○ → 30ベクレル ○
養女(10歳)0ベクレル → 34ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 29ベクレル ○
女子(16歳)27ベクレル ○ → 22ベクレル ○
女子(16歳)29ベクレル ○ → 21ベクレル ○
女子(13歳)14ベクレル → 23ベクレル ○ → 27ベクレル ○ → 27ベクレル ○
男子(17歳)31ベクレル ○ → 20ベクレル ○
女子(14歳)(2012年測定)27ベクレル ○ → 19ベクレル ○
女子(16歳)(今回初測定)32ベクレル ○
男子(14歳)(今回初測定)15ベクレル
男子(13歳)(今回初測定)33ベクレル ○ 
女子(12歳)(今回初測定)31ベクレル ○
男子(12歳)27ベクレル ○ 


(家族B)
 
母親(25歳)33ベクレル
長女 (2歳)22ベクレル


 この2歳の長女はまだ小さいので、ビタペクト3を飲むことができません。
 家族Aの14歳の女の子は20ベクレル以下でしたが、2歳の女の子にビタペクト3は早いので、それをこの14歳の女の子にあげてほしいとお母さんに頼まれました。
 しかし14歳の女の子は「これ、酸っぱいから飲みたくない。」とか文句を言い出し、お母さんから叱られていたのですが、この子が前回飲んだのは、ビタペクト3ではなく、セルロースですね。たぶん勘違いしています。

 12歳の男の子は2012年にSOS子ども村へ保養に来たときに、最高記録である261ベクレルだった男の子の弟です。
 
 この兄弟については、 チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動・第1回」「ゴメリ在住一家への支援活動・第2回」をご覧ください。
 
 今回この弟にとんでもない結果が出ていなくてよかったです。きっとお母さんが正しい食生活を続けている証拠だと思います。
 
 画像は記念撮影した様子です。今回は日本文化情報センターへ遊びに来てくれましたので、センター内での撮影です。小さい子どもは寝てしまって写っていません。図書館内のソファーで寝ていました。 
 年齢の高い子どもは日本について質問をたくさんしていました。着物や漢字、おすしなどに興味津々でした。

 子どもたちに折り紙、折り鶴、日本のシールなどをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 
 

第10回 体調と対策メモ 読書

2017-03-27 |  体調と対策メモ
 お久しぶりです。「体調と対策メモ」第10回目の寄稿となりました。
 この投稿記事をお寄せくださっている方から読書がうまくできなくなった、と言う症状についての対策について、詳しく教えていただきました。
 いつものようにこのブログ上で公開しますので、このような症状があるかた、思い当たることがある方、ぜひご覧ください。

(第1回からの「体調と対策メモ」はこちらにまとめてあります。)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは。
 お久しぶりです。
 体調と対策メモの者です。

 体調不良対策を続けて、現在の体調は、不調ながら安定しています。
 午前中や気温の低い日の体調はよくないですが、よくないながらデトックスや、体温保持を心がけていると、なんとかすごせているというところです。

 本日は、ある特殊な不調の症状について、対策を書こうかと思います。同じような症状の方の参考になればと思います。

 2011年の夏ごろから、わたしには体調不良とともに、原因不明のある症状がありました。 それは、「テレビドラマを見ても、すんなりと筋立てがわからない」というものでした。
 年が明けて、2012年の2月頃になって、これに加えて深刻な症状が出ました。

 本が読めないのです。

 短い文章や、町の看板のようなものは読めます。
 チャットも出来ますし、文章もかけますし、言葉も話せます。

 しかし、長い文章が、目が滑ってしまってまったく読めないのです。
 ふつうに会話はできますし、長い文章も書けるので、「長い文章を読む」ことだけができないのは、驚きでしたし、不便でした。

 当時、同時に発現していた身体症状としては、持続するリウマチのような神経の痛みと、毎日続く激しい疲労感、忘れっぽい、左手のしびれです。

 もちろん、精密検査も受けました。
 結果として「異常なし」と言われていたため、どうしたものだろうと長い期間悩んでいました。

たとえば、脳梗塞などで右脳に異常が出ますと、左手がしびれて動かなくなったり、言葉を操る能力のにどこかに異常が出ることがあるそうです。

 わたしは、精密検査では異常がないと言われましたけれども、脳梗塞などの重い病気ではなく検査ではわからないくらいの、もっと軽微な異常が右脳のどこかにあったのかもしれないと思いました。

 長い文章が読めないのは、生活していく上で本当に不便なので、わたしは自分なりに出来る限りの対策をいたしました。
 以下にそれを列挙します。


○亜鉛サプリを摂取する。

 長い文章を読むためには、脳の海馬と言うところに読んだ文章を一時的に記憶しておか
ないといけないようです。そうすることで、長い文章の前後関係を理解しながら読んでいくことができるそうです。
 この海馬が必要とするミネラルは亜鉛です。
 亜鉛は、体内に重金属が吸収されたときなどに、免疫力を上げたり有害物質を排出するために大量に使用されるそうなので、亜鉛不足ではないかと思い、亜鉛サプリを飲むようにしました。
亜鉛は、過剰に飲むと身体に害が出ますので、気をつけて一日の摂取量を守ってください。また、鉄は亜鉛の吸収を阻害し、亜鉛は鉄の吸収を阻害するので、亜鉛と鉄のサプリは同時に飲まないようし、朝は亜鉛、夜は鉄と言うふうに時間を離して飲むようにしました。
 サプリで過剰症になるのが不安な方には、食品での摂取をおすすめします。
 亜鉛を安全に摂取できる食品は、ココアとビール酵母です。


○カルシウムをたくさん摂取する。

 脳が必要とする栄養素として大切なのがカルシウムです。
 食品からのカルシウムは、ストロンチウムが含まれている心配があるためなるべく避け、サプリメントで飲むように心がけました。
 食品で摂取したい方には、高野豆腐や切り干し大根など乾物にたくさん含まれています。

○パズルなど、頭を使う遊びをする。

 短期記憶が衰えており、頭を使うさまざまな能力が落ちてきていますので、リハビリのためにパズルや神経衰弱などのソリティアをしました。
 最初は、頭を使うとめまいがしたり頭痛がしたり、神経の痛みを感じたりしましたが、だんだん解けるようになっていき、楽しくなりました。
 後述しますが、わたしが絵本などを読んでいたころ、同時にパズルをしていたのが回復を早めたと思っています。


○編み物をする。

 右脳を刺激するために、左手で細かい作業をしてみようと思いました。また、当時はよく左手がしびれたり、指がつったりしていたので、このまま左手が動かなくなったら怖いな、という不安がありました。
 それで、両手を使う細かい作業は何かなと考えたとき、「編み物をしてみよう」と思い立ちました。
 編み物のいいところは、失敗したらほどいてやり直せるところです。
 身体はだるいし、思い通りにならないことが多い時期でしたが、編み物をしていると落ち着きましたし、何かしら形になるものが出来上がるのは続けるモチベーションになりました。
 他の手芸とちがって、太い毛糸と太い針を使えば、そんなに目にも負担にならないのがいいところです。出来上がったものは、ちょっとしたギフトにもなりますし、体調不良の方にはおすすめの趣味だなと思いました。


○本を読んでみる。

 まず、字の大きな絵本から読み始めました。
 最初は絵本でも、読むだけで疲れてしまったので悲しかったです。でも絵本からはじめたことで、「まだ自分にも読みきれる本がある」と思えたのはモチベーションになりました。
次に、児童書を読みました。
 児童書は字が大きく、わかりやすいのがありがたいです。以前なら30分もかからないで読めたような本でしたが、最初は一冊読むのに一週間かかりました。
 ページを開いて左下まで読むうちに右上のほうの内容を忘れてしまい読み戻る、ということを何度も続けましたが、読みきれたとき、「やった!」と思いました。


 児童書が読めるようになったら、ことわざや格言のような本、ビジネス書のようなノウハウ本を読むことにしました。
 こういう本は、役に立つことも書いてあるのがありがたいです。
 また、ビジネス書は、見出しが大きく書いてあり、そこにポイントをおさえて、いくつかの段落にハウツーが書いてある、という内容が一般的なので、長い文章の前後関係を理解しなくても読めるので、ありがたかったです。
 同時に、読みながらポイントをノートに書き写すようにしました。記憶力を回復させるためでした。これは役に立ったように思います。

 最後に、字の細かい小説です。
 最近、ようやく、字の細かい文庫本が読みきれるようになってきました。
 まだまだ時間がかかり、普通の人が3時間くらいで読める文庫本を読むのに、まる二日くらいかかってしまいます。
 また、じっと読んでいると、めまいがしたり、頭痛がしたり、眠くなったりしてきますが、そんな時は、いったん字の小さな本の読書はやめて、児童書にもどり、ハウツー本を読み、編み物をしたりして目を休めてから、小説にもどるというローテーションで読書しています。

 リハビリの経過を申し上げると、まず、絵本からはじめて児童書を読みきるまでは一年かかりました。その後は緩やかに回復しており、今は字の小さな文庫本を読みきるのに二日、というペースまで回復しました。
 ただ、倒れる前は、文庫本を一冊三時間くらいで読んでいたわけですから、ぜんぜんまったく遅いのですが、それでも小説を読めるようになったのはうれしいことです。
 目標は一日一冊です。

 今回のメモは以上です。
 最近、ネットなどを見ても、字が読めなくなった、文章がわからなくなったなどの症状をちらほらと見かけます。長い文章がダメ、漢字がダメ、むしろひらがながダメなど様々な症状の方がいらっしゃることを知りました。

 読めないけど書ける、しゃべれる、言葉を知っている、等とちぐはぐなところがある症状のため、他人に説明することが難しいですけど、打てる手はどこかにあると思います。必ずなおるとは断言できませんが、わたしの例が誰かのお役に立つことがあればいいなと思っています。

 また、最後になりますが、わたしは自分の症状を被爆のせい、放射能のせいとは断言いたしませんし、脳に異常があったとも申しません。(精密検査では「異常なし」でした)
 ただ、とても不思議な不調で不自由をしたことがありますので、この体験がどなたかの
お役に立てればという思いで書きました。参考程度にしていただければと思います。

 もし、実際に「文章が読めない」「左手がしびれる」という症状がある方は、絶対にまずは精密検査をお受けになってください。脳の異常は、検査をして早めに対処が必須です。
 そのうえで、どこも異常がないという結果になりましたら、ダメもとくらいで、わたしの方法を試していただけたらと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 テーマが「読書」長い文章が読めないという問題なのですが、その対策がパズルや編み物なんて! と感動しました。
 亜鉛やカルシウムといったサプリの話ですが、食材も挙げてくださってありがとうございます。
 この寄稿が誰かのために役立つように・・・!とベラルーシから祈っています。


ミンスク市立中央児童図書館での「子どもの読書」イベントに参加しました

2017-03-25 | 日本文化情報センター
 ベラルーシの学校は今日から1週間春休みです。
 春休み第一日目の今日、ミンスク市立中央児童図書館での「子どもの読書」イベントに日本文化情報センターは参加しました。
 ミンスクには児童図書館が18箇所ありますが、それぞれの図書館で特にたくさんの本を借りている児童とその両親が選ばれ、このイベントに招待され、最優秀来館者ということで、表彰されました。
 他にも関連イベントがありましたが、日本文化情報センターは児童図書館で日本文化が学べます、ということで参加しました。

 このイベントの詳細はミンスク市立児童図書館のHPで近日中に公開されますので、そのときにはここでもリンクを貼りますね。



半年間無職の国民に罰金というニュースの続報

2017-03-24 | ベラルーシ生活
 今からおよそ2年前に2015年4月、「半年間無職の国民に罰金」というベラルーシ発のニュースをご紹介しましたが、その続報です。

 2年前にこの法律が施行されたときは、「日本でもそうしたらいいのに。」という日本人のネット民の声がけっこう多かったですね。本当に日本でニートの方がどう思うのかと考えると気の毒になりますが。
 さて、当のベラルーシ人はというと、これと言って反対する人もなく、静かでした。
 ところが、今年に入ってから、この法律に反対する人が激増。どうして今頃になって?
 理由の一つはいわゆるニートだけではなく、専業主婦も無職なんだから、この罰金(ベラルーシでは税金と言っています。)を払うようになったからです。
 ちなみにこの法律、ベラルーシに居住している外国人も対象です。私、専業主婦でなくてよかった。

 そのためここ最近では、毎週土日になると、ベラルーシ各地で、この税制に反対するデモ集会が行われています。

・・・・・

 3月25日の続報です。
 そもそも3月25日は今から99年前のベラルーシ人民共和国樹立の記念日です。
 しかし、結局ソ連に組み込まれてしまい、このベラルーシ民族の悲願であった独立国家は消滅いてしまいました。
 今でも、あのときベラルーシ人民共和国がうまく続いていたら、と思うベラルーシ人も一定数いるわけで、3月25日は政府に批判的なデモが起こりやすいのです。
 結局、今年は3月24日にミンスク市長が、いかなるデモ、集会も認めない、とけん制したものの、25日ミンスク市中央部から少し離れた場所で降雪の中、抗議デモの行進が始まりました。
 機動隊が投入され、100名を超える身柄拘束者が出ました。外国人も含むと報道されましたが、ロシア人ジャーナリストのようです。

 その時間帯は、現場付近の道路の交通規制、地下鉄3駅は停車しなくなりました。
 ベラルーシの夕方6時現在、交通規制は解除され、町は平穏です。

 ベラルーシに長期滞在、あるいは旅行で滞在を予定している日本人の皆さんへ。
 特に最近はネット上で注目を集めたいからと、不用意にスマホなどでデモの様子を撮影しようとする人が多いですが、上記のように外国人ジャーナリスト、あるいは参加者と勘違いされて、身柄を拘束される可能性があるので、そのようなことはしないようにしましょう。
(実際に拘束された日本人が過去にいます。)
  
 

ベラルーシ経由で放射性物質が輸送されていたニュース

2017-03-21 | 放射能関連情報
 アルメニアからベラルーシ南東部の都市ゴメリの空港を介してブルガリアに輸送される予定の貨物から基準値の250倍を超える線量の放射背物質が見つかった・・・というニュース。(2017年3月20日)

 ゴメリ空港で検査をし、さらに合法的に輸送される物であるという文書が添付されていることが分かったので、そのままブルガリアに飛行機(貨物便)で輸送した・・・そうです。

 アルメニアもブルガリアも何を考えているのか。
 私たちの頭上で何が飛び交っているか、その飛行機が墜落したりしたら、どうなるのか、想像するだけで怖いです。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第207回」

2017-03-20 |  ビタペクト配布活動
 3月20日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第207目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を7個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2515個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2160部となりました。
 今回で通算223回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2515人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2160家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(家族A)

 グルボーコエ(チェルノブイリ原発から約450キロ)から来た家族。
 この家族にはビタペクト3を2個渡しました。
 この一家は2008年、2014年、2015年にも保養に来たことがあります。
 そのときの様子はこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第78回」(家族B)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第159回」(家族A)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第174回」(家族A)

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。2008年、2014年、2015年に測定をした子どもはその結果も表記しました。
 ○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(事故発生時15歳)17ベクレル ○ → 16ベクレル → 12ベクレル → 14ベクレル
長女(25歳)  4ベクレル → 15ベクレル
次男(19歳) 17ベクレル(2014年) → 3ベクレル → 17ベクレル
三男(15歳) 27ベクレル ○ → 25ベクレル ○ → 19ベクレル → 14ベクレル
次女(10歳)  0ベクレル → 33ベクレル ○ → 17ベクレル → 33ベクレル ○
孫(女・3歳) 11ベクレル(今回初測定)
孫(男・1歳) 17ベクレル(今回初測定)
男子(13歳) 22ベクレル ○ → 6ベクレル → 31ベクレル ○

 孫2人は長女の子どもです。チロ基金としてはこの長女とその娘は別の家族とせず(家族A)といっしょに表記しています。
 三男は急性白血病患者です。13歳の男の子は養子で、肝臓に腫瘍ができています。
 このお母さんとはまたゆっくり話ができませんでした。13歳の男の子がSOS子ども村のすぐ近くにある子ども腫瘍学センター(病院)に通院治療を請けているので、1日2回連れて行っていました。
 ただ、33ベクレルだった次女が、自分の家の水道の水を生で飲んでいるから、一人だけ数値が高いと思うとお母さんが言い出しました。
 何でも自分の家の水道水を測定にだしたことがあるそうです。すると、放射能に汚染されている、という結果だったので、「どうしたらいいんですか。」ときいても、「どうしようもない。」という返事しかもらえなかったそうです。
 もっとも「数値はどれぐらいだったんですか?」と私がきいても、お母さんは、覚えていないと言う返事でした。おそらく高い数値ではなかったと思います。そうでなかったら、とっくにこの町で病人が続出すると思います。

 チェルノブイリ原発事故発生からもうすぐ31年ですが、地面にしみこんだ放射性物質が、地下水にしみこんでいる混ざっている状態なのかもしれません。ベラルーシでは地下水を汲み上げて水道水に使っている自治体が多いのです。
 お母さんの話ではグルボーコエは周りの土地と比べて標高が低く、放射能がたまりやすいと思うと話していました。
 水道から放射能の含まれた水が出ているなんてショックです。
 フィルターを通してろ過した水を飲むようにすればいいのではないかと思いますが、全て放射性物質が取り切れるか分かりません。
 水道水が汚染されているとなると、「きのこをきれいに洗って放射能を取りのぞきましょう。」といったアドバイスが役に立たなくなります。
 何だか心配です。


(家族B) 
 コルマ(チェルノブイリ原発から約140キロ)からお母さんが5人の実子と2人の養子をつれて保養に来ていました。この家族には5個をビタペクト3を渡しています。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(事故発生時3歳)21ベクレル
女子(12歳) 45ベクレル ○
男子(10歳) 30ベクレル ○
男子 (7歳) 43ベクレル ○
男子 (5歳) 28ベクレル ○
男子 (2歳) 29ベクレル
養子 (3歳) 40ベクレル ○
養子 (2歳) 36ベクレル 
 
 この一家にはさらに3人の実子がいますが、今回はお父さんと留守番をしているそうです。
 お母さんは子どもたちの数値が高かったので、驚いたそうです。
 お話によると、この一家はもともとゴメリ市に住んでいました。お母さんの祖母が病気になり、介護が必要になったので、思い切ってゴメリの家を売って、祖母の住む村に引っ越したそうです。
 それが5年前。祖母は2年後亡くなったのですが、自然環境のいい村で子どもを育てようと考え、養子ももらいました。
 この村は実際には汚染地域に指定されていたのですが、住むことは許されていました。1年前には汚染地域指定から完全に解除されたそうです。
 ところが、引っ越してから家族が病気になるようになったそうです。まず45歳の父親が急に高血圧になり、降圧薬を飲んでいるのに、全く血圧が下がらないそうです。
 7歳の男の子は、生まれたとき健康だったのに、現在心臓に穴が空き、頻脈になって、この冬2回入院したそうです。医師は18歳になったら、心臓手術をするよう勧めましたが、それまでの11年間は、半年おきに入院しないといけないそうです。

 12歳の女の子は慢性頭痛に悩まされるようになりました。
 10歳の男の子は2カ月前、海外へ保養に行ったそうです。それで、この子は数値が低いとお母さんは話していましたが、私からすると他の子どもと大きな違いはないように思います。
 
 他の子ども達は比較的健康だそうです。
 お母さんは被爆の原因を家で飼っているヤギの乳を飲んでいるからだと、主張していました。
 この一家は、森のキノコ、ベリー、野生動物の肉(ジビエ)、販売されている牛乳などは一切口にしていないそうです。
 一度、心配して飼っているヤギの乳を検査してもらったところ、
「6ベクレルだから大丈夫。」
と言われたそうです。それが本当に大丈夫なのか、あまりお母さんは信じていないようでした。

  画像は記念撮影したものです。全員写っているわけではありません。お絵かきが好きな子どもたちが多かったです。(^^)

 今回子どもたちに折り紙、折り鶴、日本のシールなどをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 
 

ミンスクにある長崎の鐘について(11)

2017-03-11 | 放射能関連情報
 2017年3月現在の長崎の鐘の様子はこのようになっています。
 このブログ上で問題提起しましたので、3月11日付の投稿記事をご報告とさせていただきます。
 
 まあ、またこれからどうなるのか、予測できない部分もあります。
 ベラルーシに住んでいる日本人、また在ベラルーシ日本大使館が(公式ではありませんが)声赤い教会に対して上げたことが、よかったのか、それともそれは無関係で星条旗が外されたのかも分かりませんが、とりあえず今はよし、という状況です。
(あ、ちなみに私が長崎大司教区にサイトを通じて送ったメールの返信はいまだに来ていません。(笑))

 私はミンスクで暮らしていますので、また長崎の鐘の今後についても見守りたいと思います。

 画像は見学に訪れたと思われる一家。私が画像を撮影している間も、長崎の鐘にはけっこう多くの人が訪れていました。
 このような形で、ミンスク市内で核の犠牲者の慰霊、そして反核を訴えている長崎の鐘ですから、それが持つ意義もよく考えて大事にしていかないといけませんね。


 

ミンスクにある長崎の鐘について(10)

2017-03-11 | 放射能関連情報
 以前ウクライナ国旗は長崎の鐘の裏側にぽつんと設置されていたのですが、今日本国旗の横に設置されています。
 では、長崎の鐘の裏側はどうなっているのかと言えば、画像のとおり、何の国旗もありません。
 星条旗はどこにもありませんでした。
 また「ミンスクにある長崎の鐘について(3)」でもご紹介しましたが、アメリカからの土の由来を説明するプレートもありませんでした。

 つまりペンキの塗り直しの際に取り外されたまま、元に戻していない、ということです。
 すると、納められているはずの土が入ったカプセルはどうなっているのでしょうか。
 もしかすると、撤去されたかもしれませんが、土はそのままで、星条旗とプレートだけ外されている可能性が高い気がします。
 
 一方でこの長崎の鐘の裏側をよく見ると、右側に1本国旗を取り付けられる器具がつけられていることが分かります。
 ですから、しばらく経ってから、またここに星条旗が設置されるかもしれません。

 
 

ミンスクにある長崎の鐘について(9)

2017-03-11 | 放射能関連情報
 以前このブログで「ミンスクにある長崎の鐘」についてご紹介しました。
 (1)から(8)までの記事についてはこちらです。

 この長崎の鐘にアメリカの国旗がつけられているのは、いかがなものか、という話でしたが、その後、ペンキが塗られ直されることになり、国旗も外されていました。
 もうペンキ塗りも終わっただろうが、その後の赤い教会の対応はどうなっているのだろうと、心配していましたが、昨日様子を見に行くことができました。
 
 画像のとおり、星条旗は外されたままでした。日の丸の横にあるのはウクライナの旗です。
 真ん中はベラルーシ国旗。
 左側にはロシアの国旗とカザフスタンの国旗が風のせいで絡まりあっています。
(やっぱりロシアとウクライナの国旗を並べることは、現状ではできませんね・・・。並べたら、苦情を言う人あるいは政府が出てきそう。)

 
 

第14回ベラルーシ日本語弁論大会に参加しました

2017-03-10 | 日本文化情報センター
 2017年3月10日に行われたベラルーシ日本語弁論大会(ベラルーシ日本語教師会と在ベラルーシ日本国大使館共催)に日本文化情報センターの日本語教室の生徒が初めて参加しました。
 ベラルーシ日本語弁論大会の公式サイトはこちらです。(日本語版)
 この中の「資格とルール」を読むと分かるのですが、母国語ではない言語でのスピーチ、質疑応答はかなり難しく、日本文化情報センターとしては日本語教室の生徒に参加者募集のお知らせをしても、強く勧めることは今までしていませんでした。
 しかし今年、生徒の一人が参加したいと希望しましたので、ついに初めて参加することになりました。

 条件により第1部と第2部に分かれますが、今回は合計17名の参加者でした。それぞれの部ごとに第1位から第3位まで表彰されますが、日本文化情報センターの生徒、カゼルスカヤ・マルガリータさんは、緊張しすぎて結果は全然だめでした。
 しかし参加することに意義がありですね。参加者全員、順位関係なく日本語そして度胸が鍛えられたと思いますよ。 

 マルガリータさんを応援するため会場に来ていた他の生徒たちですが、弁論大会の様子を見て、難しそうだから自分は出たくない、と言うことはなく、
「来年は自分が出場したい。」
と言っていましたので、来年は日本文化情報センターからの参加者数も増えると思います。

 このような形で日本語を勉強するのもベラルーシでは大変よい機会だと改めて思いました。
 今後も日本文化情報センターの日本語教室の生徒で参加希望者が現れましたら、応援していこうと思います。 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第206回」

2017-02-24 |  ビタペクト配布活動
 2月24日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第206目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2508個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2158部となりました。
 今回で通算222回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2508人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2158家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はグロドノ(チェルノブイリ原発から約400キロ)から家庭タイプ型孤児院の家族がSOS子ども村に保養滞在していました。
 ご両親が13人の養子と1人の知人の子どもを引率していました。家庭タイプの孤児院とベラルーシで言われる家族です。この家族には12個のセルロースを渡しました。
 この家族は2008年、2011年、2012年、2014年、2016年にも保養に来たことがあります。
 
2008年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第81回」(家族B)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6c2428b23895a02787fe67d908faf93a


 2011年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第125回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f3ca7b747528f104915448e904e47992


 2012年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第142回」(家族A)

 2014年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第169回」(家族A)

 2016年の保養滞在のようすこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第188回」(家族A)
 以前の測定結果と今回の結果はこのとおりです。

 2008年、2011年、2012年、2014年、2016年、今回の結果を順番に表記してあります。
 ○印の子どもにビタペクトT(2008年はビタペクト2)を、▽の印の子どもに1個ずつセルロースを渡しました。
 
母親(事故発生時16歳)19ベクレル → 6ベクレル → 10ベクレル → 12ベクレル → 3ベクレル → 11ベクレル

父親(事故発生時3歳)(2017年初測定)7ベクレル

男子(17歳) 7ベクレル → 29ベクレル ○ → 0ベクレル → 0ベクレル → 4ベクレル → 15ベクレル

女子(17歳)(2017年初測定)23ベクレル ○

女子(16歳) 7ベクレル → 12ベクレル → 25ベクレル ○ → 22ベクレル ○ → 29ベクレル ▽ → 30ベクレル ○

女子(15歳)(2014年初測定) 0ベクレル → 19ベクレル → 38ベクレル ○

男子(15歳)40ベクレル ○ → 28ベクレル ○ → 26ベクレル ○ → 26ベクレル ○ → 5ベクレル → 19ベクレル ○

男子(15歳)54ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 22ベクレル ○ → 27ベクレル ○ → 5ベクレル → 28ベクレル ○

女子(15歳)(2011年初測定)33ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 0ベクレル → 4ベクレル → 33ベクレル ○ 

男子(11歳)(2014年初測定)22ベクレル ○ → 24ベクレル ▽ → 29ベクレル ○

男子(11歳)(2016年初測定)28ベクレル ▽ → 42ベクレル ○

男子(10歳)(2017年初測定)23ベクレル ○

男子 (9歳)(2011年初測定)30ベクレル ○ → 21ベクレル → 25ベクレル ○ → 33ベクレル ▽ → 36ベクレル ○

男子 (5歳)(2016年初測定)29ベクレル ▽ → 22ベクレル ○

女子 (4歳)(2016年初測定)18ベクレル ▽ → 34ベクレル ○

女子 (7歳)(2017年初測定)24ベクレル ○

 15歳の男の子2人は双子です。5歳の男の子と4歳の女の子は兄妹です。7歳の女の子は知人の子どもですが、経済的に困窮している家庭の子どもで、頼まれて引率したそうです。
 この家族にはまた新しい養子が3人増えていました。
 17歳の女の子は最近養子に入ったようなのですが、いわゆる養護学校に通っているそうです。複雑な事情があって、この家族とともに暮らすようになったようです。
 17歳の男の子は1年前に急にアレルゲン不明のアレルギーにかかりました。全身に湿疹ができるので、病院へ行き、原因を調べたのですが、分からないと医者に言われたそうです。両親は
「花粉症だ。」
というのですが、涙が出たり、といった典型的な花粉症の症状はないそうです。
 さらには
ボルシチェビークのせいかもしれない。」
とお母さんが言うので、
「どこかで触ったんですか?」
と質問したら、
「分からない。」
と言う返事。本人も何も言わないし、でも17歳なんだから、ボルシチェビークに触ったかどうかぐらい分かると思うんですが・・・
 とにかく原因を知りたいので、ミンスクの専門病院に行って診察してもらうと、お父さんは話していました。 

 画像は記念撮影したものです。お昼寝中の小さい子どもは写っていません。
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、文房具、お守りなどをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。