磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「イラク戦争」

2007年06月26日 | 読書日記など
『「イラク戦争」』
      藤原帰一、他(編)/岩波書店2003年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「緊急出版
「この、理を尽くさぬ戦争」のあと、液状化する世界に立ち向かう構想とは?」



今は亡き、フセイン元大統領の写真が表紙ですね。

歴史は大切なものです。
古い本だからといって価値がないとは思いません。

攻撃理由の変化。
「テロとの戦い」から「大量破壊兵器」へ。
今となっては、これもウソだった……。

2006年「国際刑事裁判所」(ICC)設立。アメリカは入らず。下「」引用。

「「自国を国際ルールで縛らないでくれ」というユニラテラリズム(自国理由中心主義)極まる話なのである。テロという暴力に対して戦争という暴力で回答が得られると米政権は考えている。」

京都議定書も同様でしたね。

この時で、もうドル離れ……。下「」引用。

「とくに、石油の決定通過において、アラブ産油国の「ドル離れ、ユーロ選択」の傾向が強まっている。」


この国の卑しさを嘆く方もおられたようです(※藤原帰一ではありません)。下「」引用。

「「長いものには巻かれろ」「勝てば官軍」として、受身で米国の「力の論理」を受け止める卑しさを自覚することなく、この国は進もうとしている。」


キリスト教右翼とネオコン。下「」引用。

「ブッシュの場合、ハルマゲドンや最後の審判を含むこの神の最終計画、つまり終末思想が、ネオコン策定の新世界戦略とドッキングしているところが、現代のホラー・ストーリーなのである。」

そして石油のためでもある戦争。下「」引用。

「バグダッドの陥落した四月九日、ディック・チェイニー米副大統領は「石油省はイラク人によってのみ構成されるものの、国際アドバイザーたちが顧問団として一定の役割を果たす」(cnniy.yellowbrix.com 03.04.11)と語り、従来の構想通りにイラク石油部門を統治する考えを改めて表明していた。」

藤原帰一の“「我々とやつら」の二分法”というのが問題という。
--弱者などの名前を出しても、彼らを救うためではなく、それを政治的に利用する人たち。

このような方は、日本人にもけっこうおられます。
インターネットの世界でもよく見られるものですね。

ちなみに、カルト教団の手法もこのようなものです……。

こんな卑劣な手を政治家がとるようになったら、世の中がおかしくなるのも当たり前ですね。








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