磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発アウトロー青春白書-福島第一原発で体を張る若者たちの真実-

2012年09月04日 | 読書日記など
『原発アウトロー青春白書-福島第一原発で体を張る若者たちの真実-』
   久田将義・著/ミリオン出版2012年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「原発が日常にあった街で育ち、
原発作業員になったアウトロー
「俺-たちは名前などせ残されない。
でも名もなき英雄でいいべ」
「何やってんかな。うちら。もしかしたら
少しずつ寿命が縮まってるんだぜ」」



勇気ある告白……。下「」引用。

「彼らは勇気ある告白をしてくれた。東京電力は企業秘密とか社外秘とか言っている場合ではない。現在起こっている事は「公害」であり「国難」である。今こそ、原発で何が起きているか全部公開すべきだ。だから彼らの声ぎ貴重であり、読者の皆さんに聞いて欲しいのである。
 本稿は「原発の街」、相双地区で生まれ育った作業員「田口建一」「雄二」「達夫」君の告白を中心に展開している。皆実在の人物であるが何らかの妨害や迷惑がほかからないとも限らないため、仮名にしてるある。その他の登場人物もそうだ。故郷の町名もわからないようにしてある。彼らを守るのが取材に協力してくれた僕の義務だから。-略-」

食ってんの?  下「」引用。

「お前、今何ミリ食ってんの? は? 18(ミリシーベルト)? じゃ、建屋は入れないじゃん。僕は今日で20食ってじゃん」

食いたくないといっても、ボクも少しは食ってるんだろうなあー。
食品をとおして、内部被爆していることだろうし……。

英雄とオヤジが……。下「」引用。

「ウチの親父が言ってくれんだす。お前らは名もない英雄だからって。名前はないぞ、しょぼいからって。でも英雄だぞって」

チェルノブイリ事故の時と同じことを言わねばいけでしょう。英雄、そして、被害者……。一般によくある人命救助したわけではない……。ボクも若いころは、何度かそんなことしたけど、健康に被害を受けたことはない。

母は原発での仕事を反対……。

「除染作業「素人目で見ても無理でしょ」」 下「」引用。

「避難区域の除染。普通に考えて無理だと思う。住んでいた者として、普通に考えて帰られないと思う。-略-」」

避難所で聞いた爆発音、3月12日。下「」引用。

「そしたら一号機が爆発したらしい音が聞こえたんですよ。直線にしたら13、14キロくらい離れていたかんですが。」

「3・11前以降で変わった事 「全て変わりました。でも家がなくなったのが一番かな」」

東電の社員……。下「」引用。

「でも親会社の人間とかバックれたりしてますから、3・11以降。」

「相馬測れって感じ」 下「」引用。

「福島忘れられているのか「もし東京に原発があって爆発したら凄い事になってるじゃないすか。
「もし東京に原発があって爆発したら凄い事になっているじゅないすか。東北は日本じゃ扱い低いんですかね。世田谷でマイクロシーベルトで大騒ぎしているじゅゃないすか。じゃ、相馬測れって感じなんすよ」」

東京に住むボクでも、不気味です。
白髪もいっぱい増えたし……。
染めるのは環境に悪いので、絶対にしないと心に決めているので、そのまんま……。
司馬遼太郎みたいに、きれいな白髪にもなれそうにない……。





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